鼻閉とバイアグラ・レビトラ・シアリス



鼻づまりとED治療薬の副作用

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【鼻づまりとバイアグラ・レビトラ・シアリス】
バイアグラ・レビトラ・シアリスのようなED治療薬は、 アレルギー症状とは独立した鼻づまり/鼻閉を引き起こす事が有ります。
この症状は、くすりの代謝に従い、段々に消失していく、基本的に後遺症などを残さない無害なものです。
一方、同様な症状をしめす、薬剤性に惹起されたアレルギー性鼻炎の場合には、 今後の原因薬剤の使用を制限する必要がある事も含めて、その対応が本質的に変わってきます。
つまりこれらは、症状は同じようなものなれど原因を判別する必要があるという事です。


【機序】
バイアグラ・レビトラ・シアリスなどの薬による鼻づまりを薬剤性鼻閉と呼びます。
鼻閉の原因は、器質的なものと、物理的に詰まっては無いけど症状を感じる非器質的なものに分類されます。

非器質的なものは、神経症や統合失調症などを原因とするものが主体です。
器質的なものは、鼻自体に原因が有るものと、アデノイド増殖症のような上咽頭に原因が有るものとが有ります。
薬剤性鼻閉は、鼻自体に原因が有るものの中に含まれています。
その他として、鼻中隔湾曲症に代表されるの骨・軟骨などの構造異常が原因のもの、 アレルギー性鼻炎に代表されるアレルギーを原因とするもの、 また、鼻茸などの粘膜の異常を原因とするものが有ります。

バイアグラ・レビトラ・シアリスによる鼻閉は、これらが勃起を惹起するのと同様のシステムで引き起こされます。
鼻の内腔の表面には多数の血管が走行しています。 これは、吸入された空気が、鼻腔を通過するときに、血管から与えられる余熱によって暖められて、その後、 肺に送られるという、生理的なシステムに則った形となっています。
特に、下鼻甲介の海面静脈洞は、密な血管網が取り巻いております。 同部位が、陰茎の血管同様、薬剤性に拡張すると、それを取り巻く粘膜全体が、 水をすったスポンジのように膨張して行きます。
その結果、通気の空間が狭くなり鼻づまりの感に至ります。

各社が公表している鼻づまりの発生頻度ですが、 バイアグラが0.1%未満、レビトラが1~10%未満、シアリスが1%以上です。 販売している会社によって判定方法などが違う可能性があるので、単純には比較できませんが、 公表されているデータ上ではバイアグラが一番鼻づまりの発生が少ない事になります。

バイアグラ・レビトラ・シアリスによる薬剤性の鼻づまりは、実は血圧を下げる高血圧のお薬、 降圧薬でも発生する事が有ります。 システムの根幹は違えど、バイアグラ・レビトラ・シアリスと同様に、降圧薬もまた基本的には血管拡張薬になるので、 同様の症状を示します。
また、血管拡張薬では有りませんが、経口避妊薬も、時に鼻づまりを引き起こすとされている薬剤です。


【傾向とリスクファクター】
バイアグラ・レビトラ・シアリスによる鼻づまりは、これを引き起こしやすい人の傾向がございます。
鼻閉のリスクファクターですが、やはり、鼻づまりの素因のある人が引き起こしやすいと思われます。
上記の鼻中隔湾曲症や鼻茸等の、単独でも鼻づまりを引き起こしやすい疾患を有す場合、 薬剤性の血管拡張によって、症状が増悪しやすくなるのは自明の理です。

また、局所において薬剤反応性が良好すぎる方は、 反応性の良さが原因となって、症状を示しやすいと思われます。

上記の鼻閉は、程度が許容できるのであれば、一時的な副作用であり、 ED治療薬の服用には問題が無い事がほとんどです。

上記にてアレルギー性鼻炎に少しふれましたが、 先程から述べている薬剤性鼻閉と薬剤性アレルギー性鼻炎による鼻閉症状とでは、 症状は似たようなものなれど、その後の対応などが全く異なります。
アレルギーによって症状を示している場合は、アレルギー原因薬剤の、その後の使用はできません。
なぜなら、その原因薬剤の使用を重ねていく内に、 アレルギーが重症化し、アナフィラキシーショックなどの重篤な症状を来す可能性があるからなのです。

薬剤性の鼻づまりは、上記のように、 血管が拡張する結果、粘膜が膨張し、自覚症状の発生に至りますが、 薬剤性アレルギーの場合には、血管の拡張による粘膜の膨張もありますが、 それよりも、好酸球による粘膜の炎症で粘膜自体が膨張する要素の方が中心となります。
バイアグラ・レビトラ・シアリスを使用していて、鼻づまり以外にも、 水性鼻漏(水っぽい鼻水)、くしゃみ、皮疹の出現を伴うようであれば要注意です。
これらの薬剤の使用を中止して、内科などの近医にてアレルギーかどうかのご相談をされた方が安全です。


【検査】
検査が必要なケースは、器質的原因が潜在している可能性がある場合と アレルギー性の可能性が有る場合の2パターンです。
器質的原因が潜在している場合は、バイアグラ・レビトラ・シアリス以外にも、その他の付加要因によって、 容易に鼻が詰まりやすいなど、自覚症状がヒントになる可能性が有ります。
また、アレルギー性の可能性があるかどうかは、上記のように皮疹や水性鼻漏、くしゃみ等の、 アレルギーのサインが有るかどうかがとても大事なヒントです。

鼻閉の一般的な検査としては、 粘膜を直接確認できる前鼻鏡検査、後鼻鏡検査や鼻咽喉ファイバーなどが有ります。
また、下鼻甲介の肥厚やアデノイド増殖の有無をチェックするには、 後頭前頭法などの単純レントゲン写真やCT・MRI検査も有用です。
アレルギーが疑わしい場合には、 アレルギーチェックに特化した検査として、 鼻汁中好酸球検査や血清中総IgE検査や特異的IgE検査などの施行が検討されます。
非器質性(心因性など)のように物理的な閉塞の有無が鑑別点になる場合は、鼻腔通気度検査も有用です。


【対処】
バイアグラ・レビトラ・シアリスによる鼻づまりは、基本的には、時間経過に伴い(薬剤代謝に伴い)、 症状が消失し、後遺症を残すような事もないので、過剰な心配は必要ないと考えます。
しかし、シアリスなどの長期薬効の製剤では、症状もそれに応じて長期化しやすいので、 不快感が強いようで有れば、鼻粘膜血管を収縮させる点鼻薬が有るので、 使用を検討されるのも宜しいかも知れません。
一過性で鼻閉が消失する場合は、あまり問題になる事はございません。

本質的に大事なのは、 バイアグラレビトラシアリス による鼻づまりに、アレルギーなどの潜在的かつ器質的な要因が他に潜んでないかを確認する事です。
症状が著しい場合や、その他の症状を伴う場合は、検査を行った方が良いかもしれません。
こうした要因が否定できれば、 症状はあくまで薬剤が効いている間の一過性のものなので、本質的な心配はございません。


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