『バイアグラと普段使いの薬。バイアグラと痛み止め、風邪薬、抗アレルギー薬など、日常使用する薬との飲み合せに関して日本性機能学会専門医が解説』

普段使いの薬剤との飲み合わせ

  • バイアグラと普段使いの薬との飲み合わせに関しての解説
  • 痛み止めとの飲み合わせは問題ないが、頭痛がひどい時はバイアグラの使用は控えた方が良い
  • 風邪薬も飲み合わせは問題ないが、風邪薬による胸焼が有る時はバイアグラ使用はお勧めしない
  • 抗アレルギー薬も飲み合わせ問題ないが、目の充血等が強い時はバイアグラ使用しない方が良い
  • バイアグラには飲み合わせの悪い薬剤もあるので、薬剤併用前にはかならず専門医に確認する事

バイアグラを使用するに当たって、一番最初に気になるのは、普段使いの薬との飲み合わせかも知れませんね。 当新宿ライフクリニックの外来でも初診の方にバイアグラを処方する場合、 日常使用する薬剤との飲み合わせに関する質問はとても頻度が高いです。


そこで、こちらのページでは普段使いのお薬を 『痛み止め』 『風邪薬』 『抗アレルギー剤』 の3種に分け、 これら日常使用する薬剤とバイアグラとの飲み合わせ、また随伴する諸注意を、 新宿ライフクリニック所属の日本性機能学会専門医が解説させて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【バイアグラと痛み止め】
  2. 【風邪薬】
  3. 【抗アレルギー剤】

1.【バイアグラと痛み止め】

痛み止めとの飲み合わせ

バイアグラと普段使いの薬について、最初は日常使用する薬剤として、とてもポピュラーな 『痛み止め』 との飲み合わせに関して解説をさせて頂きます。


お医者さんが処方する痛み止めには、代表的には非ステロイド性抗炎症剤が有ります。 非ステロイド性抗炎症剤の代表的商標名には 『ロキソニン』 『ボルタレン』 等が有ります。 その他の痛み止めの系統として、非ピリン系解熱鎮痛薬もとてもメジャーです。 非ピリン系解熱鎮痛薬の代表的商標名には 『カロナール』 等が有ります。


このどちらの系統も普段使いの痛み止めとして、頭痛など身体各所の痛みに対して使用される事があるかと思われますが、 このどちらもが日常使用する薬剤として、バイアグラとの飲み合わせに関しては全く問題が有りません。


ただし、非ステロイド性抗炎症剤系統の痛み止めに関しては、その使用と勃起不全発症との関連性を示唆する報告が有り、 薬剤性EDを引き起こす可能性がわずかながら有りますので、EDの方の非ステロイド性抗炎症剤のご利用には若干の注意が必要です。 しかし、もう一方の非ピリン系解熱鎮痛薬にはそうした報告は無いようです。


またバイアグラ自体の特性のお話として、バイアグラは副作用として12.74%くらいに軽い頭痛を引き起こす事が有ります。 ですので、むしろ頭痛が痛み止めによってコントロールされていない状況下においては、 バイアグラのご利用は余りお勧め出来ませんので、合わせてご参考にされてください。


2.【風邪薬】

風邪薬との飲み合わせ

バイアグラと普段使いのお薬について、続いては日常使用する薬剤としてごく一般的な 『風邪薬』 との飲み合わせに関して解説をさせて頂いております。


風邪薬としてお医者さんがよく処方する薬剤としては、まずは総合感冒薬が一般的と思われます。 こうした総合感冒薬の代表的商標名には 『PL配合顆粒』 などが有ります。 これは前述の1.【痛み止め】に記載させて頂いた非ピリン系解熱鎮痛薬を中心とした複数の成分が配合されている複合製剤になります。 また、風邪薬としてお医者さんが処方する薬剤としては、漢方薬も多いかと存じますが、こうしたものの代表的商標名としては 『葛根湯』 などが有ります。


このどちらもが、普段使いのお薬として、お風邪の際にご利用になられる事があるかと存じますが、 このどちらもが日常使用薬剤として、バイアグラとの飲み合わせに関して一切の問題が有りません。


ただし、総合感冒薬などの風邪薬に関しては、副作用として低頻度ながら胸焼けを起こす事が有り、 バイアグラに関しても低頻度ながらこれらとは別の機序で胸焼けを起こす事があるので、 総合感冒薬を使用した後で胸焼けを感じられているようなケースにおいては、バイアグラのご利用はされない方が望ましいかと存じます。


また性行為は高率にお相手に風邪を移してしまう可能性があるのと、 ご自身の風邪を悪化させてしまう可能性が、それぞれ有りますので、 お風邪を引いている時は、セックス自体を控えになられた方が望ましいとも思われます。


3.【抗アレルギー剤】

抗アレルギー剤との飲み合わせ

バイアグラと普段使いの薬剤に関して、最後に説明させて頂くのは、日常でも使用頻度の高い 『抗アレルギー剤』 について、 その飲み合わせなどに関して解説をさせて頂きます。


花粉症やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど、アレルギー性疾患は我々、現代を生きる日本人にとって、非常に一般的なお病気であり、 また、これらを制御する薬剤である抗アレルギー剤は、今や上記 『風邪薬』 に勝る一般性が有るかと存じます。 こうしたお医者さんが処方する抗アレルギー剤の代表的商標名には 『アレジオン』 『ディレグラ』 『オノン』 などが有ります。


これら抗アレルギー剤はいずれもが普段使いのお薬として、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー性疾患の制御にご利用になられているものかと存じますが、 この何れの抗アレルギー剤も、日常使用の薬剤としてバイアグラとの飲み合わせは全く問題が有りません。


ただし、花粉症の際には 『鼻づまり』 『目の充血』 などの症状が出現する事があるかと存じますが、 『鼻づまり』 『目の充血』は低頻度ながらバイアグラの副作用としても出現する事が有ります。 よって、抗アレルギー剤で、これら 『鼻づまり』 『目の充血』 などの花粉症症状がコントロールされていない状況下においては、 バイアグラのご利用はお控えになられた方がむしろ望ましいかと存じます。



以上、バイアグラと普段使いの薬に関して、日常の使用頻度が高い薬剤を 『痛み止め』 『風邪薬』 『抗アレルギー剤』 の3つに分けて、 その飲み合わせ、またバイアグラ自体ならびに疾患自体に伴う注意点などを添えて解説をさせて頂きました


バイアグラには、飲み合わせの悪い疾患や薬剤が有りますので、バイアグラ処方の際には、お持ちのお病気、 また定期的に服薬されているお薬などに関しては、必ず専門医に申告されるようお願い申し上げます。

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2021-12-06)

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