『バイアグラの正規品とは。本物のバイアグラを判断するための4つのポイント』

バイアグラ50mg錠剤 バイアグラ50mgフィルム製剤

バイアグラの日本における正規品とは、米ファイザーの日本法人である 『ファイザー株式会社』 が取り扱っているものだけです。 それ以外に日本の本物のバイアグラは有りません。


製剤は現在、錠剤型のもの (向かって左の写真のもの) と、 フィルム型のもの (向かって右の写真のもの) があり、 それぞれ 『50mg』 と 『25mg』 の有効成分のものがあります。 (写真のものはどちらも標準量の50mg製剤です。)


これらはファイザー株式会社から、アルフレッサ株式会社や株式会社スズケンなどの医薬品卸売を経由して、 医療施設に卸され、その後に、我々医師から皆様に処方されます。 この他に供給の方法はありません。


本剤には公式の後発医薬品、オフィシャルなジェネリック医薬品が既に存在するにも関わらず、 いまだに本剤を名乗る偽造品・コピー品が後を絶ちません。 これらは使用する事で健康被害を起こす事もあり、大変危険です


そこで本稿では、 バイアグラの本物を判別するための4つのポイントを日本性機能学会専門医が解説させて頂きます。 宜しければご参考にされて下さい。


<当ページの項目リスト>

  1. 【色・形からの判断】
  2. 【表記からの判断】
  3. 【包装からの判断】
  4. 【入手経路からの判断】

1.【色・形からの判断】

錠剤型の本物の色と形 フィルム型の本物の色と形

本物のバイアグラ、厚生労働省認可の正規品を判別するため最初のポイントは、 製剤の色・形に関してです。


上の写真は向かって左が錠剤型、右がフィルム型、これらのパッケージを外した裸剤の状態です。 どちらもオフィシャルな製剤の写真です。


錠剤型はくすんだスカイブルーで、写真よりも実際のものは色が薄く見えます。 表に 『Phizer』 裏に 『VGR50』 の刻印が有ります。 形状は角のまるい菱形をしています。


フィルム型は薄いピンク色で(桜色とも言えます。淡いピンクですね)、 刻印や記載はありません。 形状は長方形で。パッケージにはこれが縦に収容されています。


この形や色から極端に違うもので 『バイアグラ』 を名乗るクスリがあったら、 それは少なくとも日本における正規流通のものでは有りません。 あるいは健康被害をもたらす偽造品かも知れませんので、くれぐれもご注意下さい。


ただ、製剤の色や形は薬品の包装などに比べて、 比較的低コストでほんものに似せる事が出来ます。 ですので、色・形からの区別は、 極端にこれが違う場合の判別情報として扱って下さい。 正規品かどうかの判断は下記2.3.4も合わせて総合的に判断されるよう御願い申し上げます。


2.【表記からの判断】

錠剤型の表記 フィルム型の表記

純正品のバイアグラ、そうした本物を鑑別する為の次のポイントは、 パッケージに記載されている 『表記』 からの判断です。


上の写真は向かって左が錠剤型、右がフィルム型の包装の裏面をそれぞれ撮影したものです。


まず日本国内で正規流通しているバイアグラは必ず 『日本語』 で薬品名、また注意事項の表記がされています。 外国の言葉だけで記載されていたり、英語の薬品名だけが書いてる事はまず有りません。 それは、ユーザーが薬品名や注意書きが読めないと、結果として薬品を取り間違えたり、 医療事故が発生したりする事が危惧されるからです。


本剤の場合は注意書きとして必ず 「ニトログリセリンなどの硝酸薬と本剤は併用できません」 と日本語で書いてあります。 硝酸剤とこのクスリとの併用は重大な健康被害を引き起す可能性があるので、 あらゆる日本のユーザーがわかるように、日本語で注意しているのです。


また写真のように正規品パッケージの裏面には商品管理のバーコード、そして製造番号が記してあります。 こうした日本語での薬品名・注意書き、そして商品管理バーコード、製造番号の表記が無いものは、 少なくとも厚生労働省の認可品では有りません。 悪質な偽造品の可能性もあるので、くれぐれもご注意下さい。


3.【包装からの判断】

錠剤型のパッケージ フィルム型のパッケージ

日本の公式なバイアグラの見分け方、第三のポイントは、 製剤を収容した包装からの鑑別です。


本剤の正規品は上記写真の様に、それぞれ保存に最適な包装に収容されています。 (向かって左が錠剤型のパッケージ、右がフィルム型のパッケージです) この機能性に満ちたオフィシャルの包装から、わざわざ薬品を他の包装に入替えて患者さんに出す理由は全く無いので、 このオフィシャルな包装から出されて、別の包装になっているものは、日本の正式流通のものでは無いかも知れません


代表的な偽造品として、ビニールに自家分包されていたり、 裸剤をボトルに詰め込んでいたりするものが有りますが、 もし純正品であるならば、 わざわざ保存に最適とされるオフィシャルな包装から取り出し、 別の包装にする必要は全く有りません。 仮に別の包装にする理由があるとすれば、

  • ①包装が元々ない裸剤の偽造品である
  • ②元々の包装の表記がインドの言葉などで書いてあり、ユーザーに見せたくない

このどちらかと思われます。 公式の包装では無いバイアグラは偽造品の可能性もあります。
くれぐれもご注意下さいませ。


4.【入手経路からの判断】

入手経路

純正品のバイアグラ、その識別、最後のポイントは入手経路からの判断です。


冒頭で少々記載しましたが、 正規品の供給ルートはたった1種類しか有りません。 ファイザー株式会社から、医薬品卸売を経由し、保健所認可の医療施設に卸され、 そこから皆様に処方されるルートです。


こうした医薬品卸売は認可医療施設にしか薬品を納めないので、 医療施設ですらない、通販専門業者はこのルートを使う事が出来ません。 すなわち、診察すらなく通販だけで完結する製剤は、 どんなに精巧に色・形、また包装が作り込んであったとしても、 前提として非合法なものになります


つまり入手経路からの判断上は、 認可された医療施設で診察の元に処方されるという入手経路以外で手に入るものは、 少なくとも日本の厚生労働省認可の製剤では無いという事になります。
くれぐれもお気をつけ下さい。


ただ、最近は医療施設の体裁を取っていたとしても、 日本正規流通のバイアグラもしくはそのジェネリックと偽り、 偽造品や国外製の薬剤を処方する所も有りますので、 偽造品かどうかは上記1.2.3.も合わせて総合的に判断されるようお願い申し上げます。

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2019-05-28)


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