バイアグラの作用障害について、新宿ライフクリニックレポート



バイアグラが効果ない場合に考えられる事

【バイアグラと作用障害】
バイアグラ作用障害が発生して、 思ったような効果が出ない場合があります。
バイアグラは初めて経口薬つまり口から内服する形で、 ED(勃起不全)を即時的に改善させる事ができる薬剤として、 この日本では1999年3月に、世界では1998年2月に鮮烈なデビューを飾りました。
バイアグラが出現する以前の旧態依然としたED治療はペニスに直接注射するものであったり、 手術的に人工物を挿入したりと、即時性がないばかりか大きな副作用が懸念される内容のものが主体でした。 そうした状況はバイアグラの出現によって大きく変動し、 本剤の出現によってED治療は安全かつ簡易なものに遷移していきました。

しかし、そんな夢の薬であるバイアグラもすべての人に処方できるわけではなく、 またすべての人に作用障害が出ないわけではないですし、 またあらゆる状況で必ず作用障害が出ないわけでは有りません。
例えばバイアグラは心筋梗塞や狭心症でニトロ系製剤(硝酸剤)など、 心臓の冠動脈を拡張させる薬剤を使用している、 もしくは使用する可能性がある方は使用する事ができません。 また重度の肝機能障害、網膜色素変性症、規定値以下の慢性低血圧、 規定値以上の慢性高血圧の方も使用する事はできませんし、 発症6ヵ月以内の脳梗塞・脳内出血・心筋梗塞を既往されている方に同様です。 ちなみに、この発症6ヵ月以内の心筋梗塞の方に関してはニトロ系製剤を処方されてなくとも (処方されていない事はまず無いと思われますが)バイアグラの処方をする事ができません。
そして年齢や全身状態に見合った力価(分量)のバイアグラを使用しないと、 その作用は障害されてしまう事があり、 また本剤特有の用法用量を守らなければ作用障害が出現してしまう可能性があります。
本稿ではこのバイアグラの禁忌指定や慎重投与に抵触してこれを処方できないケースではなく、 こうした禁忌や慎重投与に抵触しておらず、またバイアグラを処方可能なのにも関わらず、 作用障害が出現する状況の解説を軸に、 本剤の障害される作用について、 本剤の作用障害自体について、 本剤の作用障害を起こすケースについて、 本剤の作用障害の理由について、 本剤の作用障害を起こさないようにする為の方策について記載しております。 ご参照くださいませ。


【バイアグラの障害される作用とは】
バイアグラの障害される作用とは、具体的にはEDの改善作用、すなわち勃起改善作用です。
バイアグラはPDE5阻害薬というカテゴリー分類されている薬剤ですが、 これはどういった薬理作用を示すかと言うと、PDE5という酵素、 これはホスホジエステラーゼ5という難しげな名称になるのですが、 これをブロックする作用が主体です。 このPDE5は人間の主要な血管拡張物質である一酸化窒素の作用を、 細胞内に伝える非常に重要なサイクリックGMPを分解してしまうのですが、 この分解によって一酸化窒素は血管拡張効果を発揮できにくくなってしまいます。
バイアグラなどのPDE5阻害薬はこのPDE5をブロックする事でサイクリックGMPを働きやすくさせて、 その結果、人間の主要な血管拡張物質である一酸化窒素の役割を増大させます。 その結果ペニスの流入血液量を増加させて、 勃起という生理現象に非常に大事な最初の生理学的アクションをサポートするのです。
つまりバイアグラの作用障害とは、このPDE5のブロック作用が障害されている状況とも言えます。


【バイアグラの作用障害とは】
バイアグラの作用障害とは上記のとおり、 本剤のもつPDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害作用への障害になるわけですが、 このバイアグラの作用障害が出現する理由においては、いくつかの状況が考えられます。

  1. 一つとしてはバイアグラの用量が足りない場合です、 バイアグラが十分な薬効を示すにはバイアグラの服薬によってある程度の血中濃度を示す必要があり、 服薬された本剤の用量があまりにも少ない場合はバイアグラの作用障害が出現する可能性が高いです。
  2. また服薬されているバイアグラの作用が効果を示ししづらいような、 体内環境にある場合はバイアグラの作用障害が出現する可能性があります。
  3. またED/勃起不全を引き起こしている原因因子、これは数多ありますが、 このEDを引き起こしている原因因子がバイアグラの作用を凌駕している場合、 本剤の作用障害が出現する可能性があります。
  4. また服用されたバイアグラが体内つまり消化管を介して血液中に入りにくい状況が発生している場合、 つまりバイアグラを吸収しにくい状況がある場合、 本剤の作用障害が出現する可能性があります。


【バイアグラの作用障害を起こすケース】
具体的に我々、新宿ライフクリニックにおいてバイアグラの作用障害を起こすケースとして、 よく遭遇するものは

  1. 年齢が相対的にバイアグラの推奨用量よりも高い場合、
  2. 糖尿病や高血圧、また肥満などの生活習慣病のコントロールが悪い場合、
  3. 連続夜勤など自律神経障害が進行している状況でのバイアグラのご利用
  4. 飲酒下にバイアグラを使用している場合
  5. 食事の後にバイアグラを使用している場合
  6. インターネット通販品の偽造品バイアグラを利用された場合
このようなケースがバイアグラを利用しても作用障害が出てしまって、 バイアグラの作用が十分に発揮されなかったという状況の基本的なものです。 もっともインターネット通販品のバイアグラは、 各社の介入調査によると90%以上が偽造品だったとの事なので、 厳密にはバイアグラの作用障害に当たらないとも思われます。
電話でも、実際の面談でも、こうしたバイアグラの作用障害のご相談を受ける事が多いです。 残念なのは、こうしたバイアグラの作用障害が出現した事によって、 バイアグラのようなPDE5阻害薬によるED治療を放棄されてしまう方がいる事です。


【バイアグラの作用障害の理由】
バイアグラの作用障害を起こすケースを上に列記しましたが、その作用障害の理由に関して、 解説いたします。
バイアグラのようなPDE5阻害薬は、例えば20代の方と60代の方は同じようには作用しません。 個人個人での作用の格差は同じ年代であってももちろん有りますが、 おおよその年代ごとの推奨用量があります。 これを大きく度外視してバイアグラを年齢から見るに相対的にとても少ない量で使用した場合は、 バイアグラの作用障害が出現する可能性が高いです。 特に多いケースとしては、「初めて利用するので極少な目に使用してみよう」と言う事で、 処方されたバイアグラをさらに分割して使用している状況などです。
糖尿病や高血圧また肥満などの生活習慣病は血管内皮機能障害や動脈硬化の進行によってEDを増悪させる、 主要な因子です。これらのコントロールが悪い場合は、 バイアグラなどの勃起を進める因子に対して、EDを増悪させる因子の方が相対的に強くなってしまい、 本剤の作用障害が出現してしまう可能性があります。
連続夜勤などがある場合、人間の自律神経活動は障害されてしまいます。 自律神経こそは勃起をコントロールする主要な神経になるので、 これの活動の障害因子がバイアグラの薬効に相対的に勝る場合は、 本剤の作用障害が出現する事があります。
いかに若年であっても、飲酒下の勃起は十分でない場合がありますが、 実は飲酒はED増悪リスクの一つです。ゆえに飲酒下にバイアグラを使用している場合は、 バイアグラの作用障害が出現する事が多くあります。 つまり飲酒によるED増悪因子がバイアグラの薬効に相対的に勝る場合は、 バイアグラの作用障害が出現しやすいです。 これは年齢を重ねて加齢としてのED増悪がみられる状況においてはなおさらと言えます。 またバイアグラはPDE5阻害薬の中でも飲酒の悪影響の元、 副作用が増悪したり、作用障害が出やすくなったりしやすい製剤と言われています。
食後ならびに食直後にバイアグラを使用している場合は、 これは消化管からのバイアグラ吸収が低下する事によって、 結果として有効なバイアグラ血中濃度に到達する事ができず、 バイアグラの作用障害を引き起こすことが多いです。
これらの当院でご相談を受ける事の多いバイアグラの作用障害を引き起こすケースとして、 その作用障害ケース頻度のランキングをつけるとすれば、

  1. 食後でのバイアグラの使用
  2. 次に飲酒下でのバイアグラの使用
  3. その次に相対的に推奨されるバイアグラ用量以下でお使いの場合
がトップスリーと言えます。


【バイアグラの作用障害を起こさないために】
バイアグラの作用障害を起こさないようにする為に、
まずバイアグラの服用状況ですが、 基本的には食後でない状態、つまり空腹の状態での服薬が作用障害を引き起こさないために大切です。
次にアルコールが入っていない状態、 つまり飲酒下でのバイアグラ服用をさける事も作用障害を避ける意味合いで大切です。 特にバイアグラとアルコールを併用されると立ちくらみ等の発生頻度が増加する事があるようですので、 この併用は危険な事態も想定されます。
またバイアグラのご利用時には十分な睡眠やバランスの良い食事内容・摂取時間など、 自律神経作用が安定している環境下で使用された方が作用障害を避けられる可能性が高いです。
またバイアグラの処方に当たっては年齢や生活習慣病など、 また疾病に対する服薬歴など、その個人の状況を多角的にED専門クリニックにて勘案して頂き、 その全身状態に見合ったバイアグラ用量を策定して頂いた方が、作用障害を避けるためにも大切です。 副作用の出現を恐れるあまりに、全身状態から考えるにあまりに低用量のバイアグラの使用される場合、 副作用も出ませんが、作用障害の出現によってバイアグラの効果のトライアルにもならない可能性があります。
新宿ライフクリニックは、 バイアグラならびにバイアグラ・ジェネリックの処方頻度トップクラスのED専門クリニックです。新宿でバイアグラの作用障害などのご相談は、当院へどうぞご気軽にご相談にいらして下さいませ。


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