人種の違い

バイアグラの作用や用量また慎重投与項目は人種間で違いがあります。



バイアグラの差異」

バイアグラは人種間で効き目や必要量、副作用の起きやすさに差異が有ります


<当ページの項目リスト>

  1. 【バイアグラと人種】
  2. 【使用頻度】
  3. 【慎重投与項目】
  4. 【薬用量】
  5. 【作用】
  6. 【新宿におけるバイアグラ処方と人種】

1.【バイアグラと人種】

バイアグラの作用や慎重投与項目、 そして用量などに関しては人種間の違いがあると想定されてます。


バイアグラは加齢・糖尿病などの生活習慣病・ストレス・神経障害などから 発症する勃起不全:EDの治療薬として、すでに世界的に広い認知のある薬剤です。
バイアグラは世界的な巨大製薬会社ファイザー社が、 狭心症・心筋梗塞などの心血管障害の薬剤を開発中に生み出した、 当時としては唯一無二のED改善薬でした。 バイアグラはそのデビューとともに、全世界にその存在が浸透していき、 それまで概念としてなかった経口内服によるED治療という医療メソッドの周知化とともに、 そのバイアグラという名称はED治療薬=バイアグラという形で一般化されて行きました。


現在、ED改善薬はバイアグラ以外にバイエル社のレビトラ、 イーライリリー社開発 日本新薬販売のシアリスと先発品だけでも三種類あり、 また日本国内における バイアグラの医薬品特許失効 により、複数の製薬会社からバイアグラのジェネリックシリーズであるシルデナフィル (バイアグラの有効成分の名称であるシルデナフィルクエン酸塩から一部名称を割譲し、 商標名登録してあります)が厚生労働省認可の正規ED治療薬として生産・処方されています。 しかしバイアグラの国内販売17年経過しても、 いまだにバイアグラ以外のED治療薬の知名度はこれに及ばず、 本剤の名称は商標でありながらED治療薬の代名詞として、実際に日本社会で使用されている状況です。


こうした状況には、日本国内ではバイアグラなどの処方箋医薬品、 これは原則医師が対面で処方内容・量・使用方法・使用期間を定め、 患者さんに処方箋をもって薬剤を供給する薬剤カテゴリーですが、 これの公的なテレビや雑誌などにおける広告やインフォメーションが難しい傾向が一役買っております。 バイアグラの場合はそれまで経口内服のED改善薬がない状況で現れた薬剤なので。 その社会的影響やファイザー社の株価の変動の原因としてのレポートなど、 あらゆる形をとって一般の方々への本剤のインフォメーションがなされ、 結果広い一般社会へそのバイアグラという商標名の認知が進み、 その結果、本剤の商標名がED治療薬の代名詞化したのです。
一方、後続のレビトラやシアリスなどの新薬に関しては、 新規薬剤カテゴリーの創設ではなく同系統の薬剤の遅れた販売になるので、 その商標名の周知がなかなか進まず、それが原因となって、 いまだに販売17年も経過したバイアグラがED治療薬の単独な代名詞として君臨している状況です。


こうした医薬品広告の傾向は日本と海外において、その状況は大きく変わってまいります。 とくに薬剤に関しての医薬品特許などの法規は国によっても変わってくる傾向があり、 バイアグラがファイザー社という世界企業による全世界プロデュースな薬剤だけあって、 国家間での事情の差異を勘案する必要性が折々にあるようです。


またバイアグラは人種間においても、バイアグラ自体に関連した差異があるといわれています。 人種とは医学的な定義で言うと、世界中の人類を生物学的な特徴で分類した単位集団とされています。 かっては人種はモンゴロイド、コーカソイド、ネグロイドの三種に分類されていましたが、 現在では人種差別を回避するためにアジア系、 ヨーロッパ系、アフリカ系の三種の人種で大別されている傾向があります。
本稿ではバイアグラにおけるこうした人種間の差異に着目し、これを軸として、 バイアグラと人種における本剤の使用頻度における人種差、本剤の慎重投与項目における人種差、 本剤の薬用量における人種差、本剤の作用に関しての人種差などに関して記載しております。 どうぞご参照くださいませ。


2.【使用頻度】

バイアグラは上述の通り、全世界で発売されているED専用の医薬品です。 この世界的医薬品のバイアグラには人種間での使用頻度の差はあるのでしょうか?


実は性行為すなわちセックスの頻度は、人種や居住国によってまちまちです。 その中でも東アジアの人種は性行為頻度が他の地域の人種に比較すると低い傾向が否めず、 またその東アジアの中でも日本は性行為頻度がさらに低い傾向があるとされています。 つまり日本人は人種間の差異上、世界レベルで見ても性行為頻度が低い人種という事です。
バイアグラはもちろん、性行為時にのみ使用する薬剤であるという意味合いから、 その使用頻度はどうしてもルーチンの性行為の頻度の影響を直裁に受けます。 つまり相対的には性行為の頻度が高い人種においては、 バイアグラの使用頻度が高い可能性があり得ます。


しかし、この検討を進めるにあたり考えなくてはならないバイアスがあります。 それは、バイアグラが基本的には高価な薬剤であるという事であり、 もちろん人種間には経済格差もあるため、 必ずしも性行為頻度が高い人種がバイアグラの使用頻度が高いという、 絶対的関係性は成立しない可能性もあり、 性行為頻度が高い人種の方がバイアグラの使用頻度が高い可能性は、 比較対象の人種間で経済的格差が無いか、微小であるという前提条件が必要かも知れません。 また人種間で経済的格差が少なかったとしても、 その人種において富の一極集中もしくは偏在がある場合、 バイアグラのユーザー総数がその人種において制限されてしまう可能性もあります。


3.【慎重投与項目】

バイアグラならびに、その他の処方箋医薬品には禁忌という、 その薬剤を絶対に使用できないという条件が存在します。 それはある薬物との併用であったり、 ある疾患状態への該当薬剤の使用であったりと、さまざまな形で存在します。
その一方、慎重投与項目というカテゴリーは、 禁忌ではないが慎重に投与する必要性のある状況をしめすもので、 禁忌同様に薬剤や疾病など複数のものが指定されています。 バイアグラの禁忌の指定に関してはさほど人種間差異はないようにも思われますが、 バイアグラの慎重投与項目に関連している疾病に関しては人種間差異のあるものがいくつか存在します。
そうしたバイアグラの慎重投与項目において、 人種間差異のある疾患の代表的なものがぺイロニー病と 鎌状赤血球貧血症です。


ぺイロニー病はペニスの白膜などの結合組織の増殖によって、 ペニスに堅い節のような硬結ができてしまい、 これが勃起時に硬結側にペニスを牽引してしまい、結果として挿入の障害になったり、 またはぺイロニー病が存在することで勃起時に疼痛を感じるようになったりと、 性機能障害につながり易い疾患です。 このぺイロニー病は東洋人に少なく白人に多いという人種間差異のある疾患で、 人種で言うと欧米系白人が主体です。 またこのぺイロニー病はバイアグラ処方における慎重投与疾患に指定されており、 慎重投与のカテゴリーとしては陰茎の構造上欠陥に所属します。


一方、鎌状赤血球貧血症とは人間の血液中で、 酸素などの重要な物質を搬送する赤血球のさらに機能的中心にあるヘモグロビンに変性のある疾患であり、 貧血や血流閉塞など多彩な症状を示す疾患です。 この疾患は熱帯アフリカにおける黒人種に多い疾患とされており、 熱帯アフリカにルーツを持つアメリカ在住の黒人系にも見出される事が多いとの事です。 またこの鎌状赤血球貧血症はぺイロニー病同様にバイアグラ処方における慎重投与疾患に指定されており、 バイアグラの副作用である持続勃起症を惹起しやすい疾患として認識されています。 このようにバイアグラの慎重投与項目の指定疾患には、 人種間に発生頻度の差異のあるものが複数インデックスされています。


4.【薬用量】

バイアグラの薬用量に関しては、人種間というよりも国家間差異が存在します。
これは具体的に言うとバイアグラは100mg錠の処方可能な国と処方不可能な国があります。 ちなみに日本ではバイアグラの100mgは処方する事が出来ず、上限量が50mgです。
この違いには人種間の体格差が大きく影響していると思われます。 たとえばアメリカは人種的にはさまざまなエリアからの集合体と言えますが、 人種の主体は白人が70%以上になるので、人種的にはヨーロッパに起源をもつ白人種が主体と言えます。 一方日本は人種主体はほぼアジア系というより日本人そのものが主体です。


平均身長的にはこのヨーロッパ系白人種が主体のアメリカ人と、 アジア系人種が主体の日本人との間には、 アメリカ人男性178.9cm、日本人男性170.7cmと大きな差異が無いようにも思われますが、 体格をより直裁に表現する平均体重においてはアメリカ人男性87kg、 日本人男性64kgと大きな差異があり、 これによるとアメリカ人は平均値で日本人の約1.4倍大きい計算になります。
リーズナビリティからほとんどの薬剤は成人は成人量という形で統一されていますが、 本質的には薬用量は体格の違いを加味してコントロールされるべきで、 みなさんもご存じのとおり小児の薬用量は体重によって変動し、 ほとんどの薬剤が体格の違いを加味して処方されている状況です。
欧米系の人種はアジア系たる我々日本の人種に比べて体格が大きい傾向があるため、 高い薬用量のバイアグラが認可され、使用されるのだと思われます。 


5.【作用】

バイアグラの作用に人種差はあるのでしょうか? これに関しては明確な調査報告は無いのですが、 実はバイアグラなどのED治療薬が効きにくくなってしまうある疾患があり、 その疾患の有病率には明確な人種差があります。 その疾患とは実を申せば糖尿病の事です。 糖尿病は血管内皮機能障害、動脈硬化、そして自律神経障害と3種のED発症ロジックを持っており、 罹病経過の長い糖尿病ほど(もちろんその期間の糖尿病コントロールが悪いほど) 重症のEDになりやすい傾向があります。 そしてそのような罹病経過の糖尿病はわたくしどもED専門クリニックの主観上も、 バイアグラなどのED改善薬が作用しにくくなるケースが多いように思われます。


そんな糖尿病ですが、じつは日本人は糖尿病の発症率が高い人種とされています。 日本人は糖尿病患者人口の数で世界トップ6位に入り、 かつ糖尿病有病率のWHO標準値が7.93%の所、 日本人は何と11.2%もの糖尿病有病率を持ちます。 つまり言い換えれば、 日本人はバイアグラなどのED治療薬が効きにくい疾患の有病率がとても高い人種と表現できます。


また加齢を重ねることでバイアグラなどのED治療薬は薬効を示しにくくなる傾向は否めませんが、 人種としての日本人の社会構造は、世界でも類をみないほど高齢化の進行が早く、 そうした意味合いでは日本人はバイアグラなどのED治療薬が効きにくい人口組成モデルをもった人種とも表現できます。
ただ日本人が人種としてバイアグラが効きにくいと表現するには、 バイアグラが作用しにくくなる原因のパラメーターが非常に多い事もあり、 なかなか直裁に表現しにくいものが有ります。 この場合は日本人という人種はバイアグラが効きにくくなる要素が多いと言い換えるべきかも知れません。


6.【新宿におけるバイアグラ処方と人種】

以上バイアグラと人種差に関して、使用頻度、慎重投与、薬用量、 作用という観点から記載させていただきました。


我々、新宿ライフクリニックが目の前に施設を構える新宿駅は、 世界最大のターミナルステーションの一つと言われており、 その乗降客数はギネス記録にも載っているレベルとされています。 このメガステーションそしてそれを取り巻く巨大な町、 新宿には今や世界中からさまざまな人種が訪れるようになってきており、 この訪問人種の増加はオリンピック前である事と東京の観光開発加速に従い、 さらに促進されると目されています。 当院の状況も新宿駅エリア同様で、 様々な人種の方がEDの治療そしてバイアグラを求めていらっしゃるようになりました。 そうした様々な人種の方々の中には、 母国のバイアグラが偽造品が多すぎて信用できないので、 日本で購入したいというような方もいらっしゃいます。


もともとバイアグラは日本国内では保険外診療という枠組みになり、 日本の公的保険が適応されないので、 他国の人種の方も、処方条件にさえ合致すればバイアグラを処方することが可能です。
このような多様な人種的状況にある当新宿ライフクリニック、 そして当院の所在する新宿駅西口を勘案するに、 当院においては今後もバイアグラと人種的差異に関しては継続的に検討して行き、 国際都市である新宿のEDを担当するいちED専門クリニックとして、 あらゆる人種にスムーズに対応できるようにセットアップを図る必要性があると感じております。
新宿ライフクリニック は日本人以外の人種にも対応経験の豊富なED専門クリニックで、 こうした人種間の違いなど多角的なバイアグラの質問・問題にも対応可能です。 どうぞご気軽にご相談にいらしてください。