『バイアグラはどうして有名なの?バイアグラの知名度が高い4つの理由』


バイアグラは一番有名なED治療薬

バイアグラは、どうして最も有名なED薬なのか? それには4つの"ワケ"が有るのです。


バイアグラは日本では1999年3月に発売になり、 年数もだいぶ経ち、すでに他の勃起改善薬や本剤のジェネリック医薬品が登場しているにも関わらず、 今でも一番、世間で知られています。


新宿ライフクリニックでは、 勃起不全の患者さんを、一日に50名から80名ほど対応させて頂いております。 バイアグラはその知名度から、今だに当院に来院する患者さんへの処方頻度は高い傾向にあり、 初診患者さんにおいて、最初から本剤を希望してくるケースは少なくありません。


本稿では、どうしてバイアグラはそんなにポピュラーなのか? その4つの理由に関して解説してます。 どうぞご閲覧くださいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【最古参である事】
  2. 【バイアグラ登場以前の治療が安全かつ簡便でなかった事】
  3. 【登場時に新機軸の医薬品だった事】
  4. 【後続のものが処方箋医薬品としてインフォメーションが難しかった事】

1.【最古参である事】

バイアグラの名前をよく聞く"ワケ"として、 まず第一に挙げられるのは本剤が最古参、つまり一番最初に出た勃起不全用の薬剤である事があります。


実は、元々バイアグラなど、お医者さんの診断の元にその使用量や使用方法が決められる薬剤  ( 「処方箋医薬品」 と言います。) は、 一般の売薬 (薬局で処方箋なしで購入できるもの) と違い、 テレビや新聞・雑誌などメディアでの紹介が難しいです。


しかし例外的に、その治療ジャンルで初めて出たお薬 (結果的に一番古いものになりますが )は、 その名称や薬効などの情報がメディアに比較的、出し易い傾向があります。
また、最初に出たものは名前を覚えて貰いやすくもあります。


その傾向は、実は生活習慣病のお薬などに関しても言えて、 コレステロールのお薬なども、初めに出たものの名前が、 よく周知されている状況が見受けられます。


また、当院では初診からバイアグラを希望される方が多い傾向ですが、 これには、この製剤の知名度以外の理由として、
「バイアグラが、もっとも昔からあるから」
とおっしゃる方もいます。


詳しくお伺いすると、 これは販売開始からの期間が長いので、 リスクや副作用などの販売後調査が長くチェックされているので安心感がある、というご意見を頂きます。


販売期間の長さが、そのお薬の信頼につながるのも、 処方箋医薬品独特の状況ですね。
なおバイアグラのリスクに関しては別項にて詳述しております、よろしければご参照下さいませ
リスクについて


2.【バイアグラ登場以前の治療が安全かつ簡便でなかった事】

次にバイアグラがよく知られている要因として挙げられるのは、 これの登場以前のED治療において、安全性が高く、簡便なものが少なかった事が有ります。


ED患者総数はなんと全世界に1億5千万人も存在するとされていて、
驚くべき事に日本の人口ほどの患者人口があります。

しかしバイアグラが現われる前は、

  • -ペニスに薬液を注射する、痛みと副作用の多さが問題となるもの
  • -陰圧でペニスを膨らませてからゴムで縛る、患者さんにとって難易度の高いもの
  • -手術によってペニスに器物を挿入する、費用とリスクが共に高いもの

と、言ったものが、勃起不全加療の主体で、いずれにしても一般の方が治療導入にあたって、 躊躇を感じるラインナップでした。 それもあって全世界1億5千万人もの勃起不全の方は、 この薬の登場以前はそのほどんどが未治療の状態だったのです。


こうした状況によって、大勢の勃起不全患者さんの治療に対する『飢餓感』が高まっていた所に、
初めての ・ 安全性の高い ・ 副作用の少ない ・ 簡便な治療法である、 バイアグラが登場したので、 多くの患者さんがこれに殺到し、大きな騒ぎになりました。
その結果、本剤の名前は世間に深く刻まれ、その影響は今だに残り続けているのです。


3.【登場時に新機軸の医薬品だった事】

その次にバイアグラを広く周知させた要素としては、 この薬剤がその登場時に全くの新機軸かつ、先行する概念のないものであった事が挙げられます。


EDは出生率の低下や男性不妊症の原因にもなる、社会的な医療テーマでもあります。 そうした社会的にも影響の大きい疾患が、新薬によって改善可能となる事は、 自然科学や薬学の一つの到達点として、各学会からも高い評価を受けます。


学会からのの高い評価は、 さまざまなニュースとなって「バイアグラ」という商標名とともに世界中に広がります。 またこうした学会評価の高い治療方法の誕生は、 これを開発・生産している企業の株価にも大きく影響する為、 経済ニュースなどのジャンルの情報媒体にも波及します。


こうした過去における高い評価は、今もって大きなPRとなっており、 この治療剤の名前を世間に広げています。


4.【後続のものが処方箋医薬品としてインフォメーションが難しかった事】

バイアグラの有名さに係わる要素、最後のものですが、 これは他の勃起改善薬があまり知られていないので、 結果として本剤が勃起不全治療の代名詞化した、という状況が挙げられます。


本剤以降のED治療薬については、 すでに目新しいものでは無くなっているので、 学会やメディアに取り上げられる事は少なくなります。


また、すでに本剤が経口内服による勃起改善のメソッドを確立した後なので、 勃起不全患者さん達の治療への飢餓感もほどほど薄れており、 社会的に騒ぎになる事もあまり有りません。


しかも本来これらの『医師が処方する薬』は前述した通り、 その商品名に関して一般メディアへの広告出稿は、 医療法・薬事法によってほぼ禁じられている状態です。


つまり後から出てきた薬品が如何に先行するバイアグラより優れているという理由を示そうとも、 一般の方に、その情報自体を届ける事が難しいのです。 そのため後続のED治療薬の商標名は余り世間に広がっていきません。


その結果として、本剤は 「勃起改善薬と言えばバイアグラ」 と言った代名詞状態になり、 単独でその名称が知れ渡っているという環境になったのです。



『結語と注意点』

以上、バイアグラが17年経過しても、一番耳にするED治療薬である要因を4項目にわたって解説しました。


現在は特許失効も2014年に迎え、東和薬品を始めとして、各社からジェネリック医薬品:後発医薬品 が出ている他、ファイザー社から剤形違いのフィルム製剤(オブラートのように口の中で溶けるタイプの薬剤です。) などもリリースされており、選択肢が他のものよりも多いのも、 今のバイアグラ・ファミリーの魅力となっています。


ちなみに、本稿にも記載させて頂きましたが、ED治療薬などの、医者が処方するタイプのクスリは、 皆様に情報を届けにくい状況がどうしても否めません。


そうした状況において、保健所認可のEDクリニックは、 実はインフォメーションが希薄になりがちな、これらの薬剤の情報交差点としても機能しています。


こうした施設は定期的に開発・生産もとの製剤メーカーとミーティングを持っており、 最もED治療薬情報に精通してます。 どうぞ、お電話もしくは受診の元、ご気軽にお尋ね下さい。


一点の注意点としてはバイアグラは有名なだけに最も偽造品が多いED改善剤でもあります。 勃起改善薬は厚生労働省認可、正規のものを使用しましょう。 偽造品は薬効がないだけでなく健康被害を引き起こす可能性が有り危険です。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
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