男性不妊症の改善に胎盤性性腺刺激ホルモンが有効な時が有ります。



ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGによる男性不妊症治療

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【ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGと男性不妊症治療】
ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGが一部の男性不妊症の改善に効果的であり、 また本製剤は病状に応じて保険適応にて治療を受ける事が出来る場合が有ります。
男性不妊症とは、男性側の機能などが原因となって妊娠に至らない状態を主に言います。 定義的には、夫婦間で通常の性交渉:セックスが有り、それにも関らず、 避妊をしていないのに12カ月間つまり一年に渡って妊娠に至らない場合を不妊症と医学的にしています。 夫婦における不妊症はトータルで全体における約15%の発現頻度とされており、 その50%つまり約半分が男性側に原因がある、男性不妊症と報告されています。
男性不妊症の発症原因は非常に多彩で、ED/勃起不全、 射精障害などのような機能障害から発症に至るもの、 また低ゴナドトロピン性腺機能低下症などのようなホルモン分泌障害により発症に至るもの、 そして精路の通過障害などの器質的な原因によって発症に至るものなど、 その種類は非常に広範と言えます。
男性不妊症における原因治療に関しては、本邦においては保険外適応、 つまり国民健康保険などの助成を受ける事が出来ないものが多く、 その多くが保険外の自由診療である傾向が有ります。
例えば、男性不妊症の一原因であるED/勃起不全などにおいても、 その治療に使用されるバイアグラレビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬は保険外適応の医薬品です。
またこうした保険外適応の男性不妊症治療の中には、精巣内精子採取術:TESEや顕微授精などの様に、 非常に高額な費用を要するものも有ります。
そんな保険外診療が多数派をしめる男性不妊症治療の中で、 低ゴナドトロピン性腺機能低下症による男性不妊症においては、 その治療方法であるヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCG製剤は、 在宅自己注射も保険適応になる可能性が有ります。
本項では男性の性機能障害に使用されるヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGなどのホルモン治療に関して、 記載させて頂いております。 どうぞご参照くださいませ。


【ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGとは】
女性の排卵障害や男性の造精機能障害による不妊症に使用されるヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGとは、 一体何なのでしょうか?
ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGは妊娠した女性の体の中でのみ産生される糖蛋白質ホルモンの事で、 非妊婦や男性の体では産生される事のないホルモンです。
このホルモンは妊娠女性の絨毛組織から産生されており、 妊娠成立早期から女性の体内で産生され始め、 ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGは分娩直後まで分泌され続けます。
妊娠初期における妊娠の早期診断には主に、 このヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGの尿中における検出が頻用されております。
本ホルモンは主な生理的機能として、 妊婦の体内において妊娠黄体を刺激し続ける事で、 妊娠の維持・継続に作用しているとされています。
このホルモンを妊婦の尿または胎盤から抽出・乾燥して得られたのが、 治療薬としてのヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCG製剤であり、 本製剤は女性の無排卵症や一部の男性不妊症に使用されたりします。


【ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGの男性不妊症に対する適応】
ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGの男性における適応としては、 停留精巣、類宦官症、思春期遅発症、 低ゴナドトロピン性男性性腺機能低下症における精子形成の誘導などが代表的です。
これらの疾患のいずれもが男性不妊症の発症に関連しますが、 中でも低ゴナドトロピン性性腺機能低下症による男性不妊症に対しては原因治療的な製剤です。
ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGは投与する事で、 男性においては男性ホルモン:アンドロゲンの分泌を亢進させ、 性欲の発現や副性腺の発育を促す事が出来ます。
低ゴナドトロピン性男性性腺機能低下症における精子形成の誘導から男性不妊症の治療を図る時には、 まず血中テストステロン値を正常範囲内に調整するために1000単位を週3回皮下注射します。 その後、精子形成を誘導する為に1000~5000単位を週2から3回皮下注射します。
なお本製剤は前立腺癌などの男性ホルモン依存性悪性腫瘍や性早熟症、 性腺刺激ホルモン製剤に対するアレルギーをお持ちの方に対しての使用は禁忌に該当します。


【ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGとテストステロン】
ヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCGは間接的にテストステロンの分泌亢進を促す作用を持って、 停留精巣、類宦官症、思春期遅発症、低ゴナドトロピン性性腺機能低下症などに伴う、 男性不妊症などの治療を図る製剤です。
その一方、最近では加齢性性腺機能低下症候群に対して、 テストステロンを直接的に補充する事で、 ホルモン障害に伴う男性の性機能障害に対応する治療方法が施行されるようになって来ました。
間接的な男性ホルモンの分泌亢進を司るヒト絨毛性ゴナドトロピン/hCG製剤と、 直接的な男性ホルモン補充療法であるテストステロン製剤の投与は、 その期待される効果において一部重複が見られ、 これらの製剤は、同様な対象疾患に対しての効果・副作用の違いから併存選択肢として、 採用を分割する事が可能である可能性が有ります。
女性におけるホルモン補充療法は男性におけるそれに比較して、 今まで、より広範に使用されてきており、 それによって大きな知見を蓄積する事が出来、そして洗練を経る事で現在が有ると言えます。
男性におけるホルモン補充療法の進展が男性が悩む、 男性不妊症や精機能障害の解決に好影響を与えていく可能性は高く、 女性におけるホルモン補充療法のように、使用頻度の増加と研究発表の増加による、 今後の男性機能に対する内分泌加療の進展が大いに期待される所です。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)


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