【ビタミンB1の発見者とにんにく注射】
にんにく注射の主成分であり、滋養強壮に非常に有用なビタミンB1の発見者は、
オランダの生理学者とされていて、1900年代初頭に発見したと報告されています。
この発見者はビタミンB1の報告によって、ノーベル生理学賞を受賞しております。
発見当初このビタミンB1は抗神経炎性のビタミンとして認識されていました。
有史以前より、人類は高度な栄養失調は重症な疾病を招き、
死に至る事がある事を認識されていました。
しかし食事中の何の成分が、どの程度足りなくて、
どうした病態が起こるかが発見されるようになってきたのは、
おおよそ近代になってからであり、実にこの数十年の間の事と言えます。
人類の歴史が10000年にも及ぶにも関わらず、
近代のたった100年前後の間に、食事の本質的重要性が次々と発見されていったのです。
にんにく注射の主原料であり、滋養強壮に重要なビタミンB1などの必須栄養素の欠乏が、
重大な疾病を招く事が段々と分かってきたのは、
おおよそ中世大航海時代とされています。
それまでもビタミンB1欠乏を原因とする脚気という疾患は、
その詳細な原因はさておき認識はされていたようなのですが、
脚気は栄養状態が悪い集落などで発生しやすく、
つまりそのほとんどが、ビタミンB1欠乏に飢餓状態を伴っていたので、
どの栄養素もしくは食材が足りなくて、
こうした状態が引き起こされているか、判別しにくい状況が多々あったようです。
中世大航海時代においては、大量の保存食つまり堅焼きのパン、
塩漬けの肉やアルコール飲料によって、
その長大な航海の糧食を賄ってきた様ですが、
航海が長期化するに従い、歯肉から出血が現れ、
最終的には死んでしまうという謎の疾患、
「壊血病」が長期航海において発見されるようになりました。
非常に限定的かつ長期間継続する食生活における疾病の発症は、
その原因を集約的に解釈する糸口となり、
大航海時代も末期になると新鮮な果実を摂取する事でこの壊血病は予防できる事が発見され、
長期航海による死亡者も格段に減少したのですが、
この壊血病の真の原因が新鮮な果実に内包されているビタミンCの不足であると、
より詳細な発見に至るには、それからさらに数百年を要する事になります。
ビタミンB1の発見に関しては、後述しますが食糧事情の悪い、
1900年代初頭のインドネシアにて脚気が頻発していたのが、その発見の端緒となりました。
【にんにく注射の主成分:ビタミンB1の発見者、エイクマン博士】
にんにく注射の主原料であるビタミンB1は、
やはり衛生状態、また食糧事情の悪い20世紀初頭のインドネシアのジャカルタにおいて、
脚気が頻発した事が、糸口となって発見に至った模様です。
脚気とは主に、にんにく注射で投与されるビタミンB1の欠乏によって発生する疾患で、
初期症状としては、全身倦怠感、食欲不振などの不定愁訴で、
さらにビタミンB1欠乏が進行する事で、感覚異常や運動障害などの多発神経障害による症状を、
来たす様になります。
そのまま、ビタミンB1欠乏が進行していくと、
最終的には循環器障害からショック症状を来たすようになり、死亡する事も有ります。
なんとこの脚気という栄養障害から発生する疾患は、
明治・大正時代には我々の国の国民病として認識されていました。
それほどに近代化の黎明期における日本の食糧事情は悪かったと言う事なんですね。
話は戻って、20世紀初頭、インドネシアのバタビアで病医学研究所の所長をしていた、
オランダのエイクマン博士はインドネシアに非常に多く母国に少ない脚気という疾患に対して、
様々なアプローチをし、検討を重ねました。
そして、米食の文化であるインドネシアにおいて、米で無くて米ぬかが、
この脚気の治療に有効であると言う発見に至り、
さらに研究を勧めた結果、にんにく注射の主成分であるビタミンB1の発見者になったとの事です。
その結果、ビタミンB1の発見者のエイクマンは、
1929年にノーベル医学生理学賞を受賞するに至り、
その発見により最高の栄誉を受けるとともに、
無辜なる数多くのインドネシアの民を救う事になりました。
【ビタミンB1の摂取の大切さとにんにく注射】
脚気は、その発見当初にほど近い時代である大正・明治時代には既に日本の国民病でした。
それでは脚気は今では、すでに無くなった、われわれとは関係のない疾患なのでしょうか?
その答えは否です。
にんにく注射で補給されるビタミンB1は詳しく話すと、
糖質の代謝に欠かせない物質でありながら、
人体で合成できないものになります。
豆類や豚肉などに含有されますが、とても分解されやすい物質で、
その調理の過程でほとんどが分解されてしまうという脆い性質が有ります。
つまり保存食や加工食品においては、前提としてビタミンB1の調理上損失分が多いと推測されます。
最近の特に、若年男性における特徴ですが、
ファーストフードやコンビニの食事に非常に偏った食生活を、
継続的に続けているケースが多いとされています。
その継続的かつ偏った食生活の影響で重症糖尿病を若くして発症している報告も散見されています。
こうした食生活には糖尿病などの生活習慣病の発症など数多くの問題がありますが、
ビタミンB1の不足という視点から解釈すると、
大量の糖質を毎日摂取していながら、
その代謝に必要なビタミンB1がほとんど補給されていない状態になるので、
中長期的に具体的なビタミンB1不足を招きやすいと言えます。
「休んでも、休んでもだるさが抜けない・・・」なんて声を聞く事があると思います。
もしその主訴が、上記のような偏った食生活の果てに出現した物ならば、
ひょっとするとその方はビタミンB1の相対的欠乏による脚気の初期症状を、
引き起こされている可能性が有ります。
そのような時は是非、当新宿ライフクリニックのにんにく注射をお試しください!
当院のにんにく注射は、ごく短時間で体の要求するビタミンB1を、
安全かつ安価にチャージ出来ます。
まさに偉大なる先達の発見者によってこのような素晴らしい医療である、
にんにく注射が生まれたのです。
当院のにんにく注射ならば、調理上のビタミンB1の損失分も、消化管からの吸収ロスもなく、
細胞に充分な量のビタミンB1を届ける事が出来ます。
慢性的に偏った食生活の方は是非、当院のにんにく注射をお試しくださいませ!
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)