勃起不全が悪化するほど脈波伝播速度が悪化する傾向があると報告されています。



PWVによるEDの重症度判定

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【EDの重症度とPWV:脈波伝播速度】
ED:勃起不全の重症度が上がるほど、PWV:脈波伝播速度が上昇すると報告されており、 外来における簡便な勃起不全の重症度判定としてPWVが応用できる可能性が示唆されました。
ED:勃起不全は日本国内で1300万人も存在するとも言われる超多数派疾患です。 しかし、この超多数派疾患に対して現状、有効な治療方法多くは無く、 バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬と言われる、 勃起不全治療薬が、その治療方法のほぼ単独主体であり、 その他の勃起不全の治療方法で安全性と高い改善効果を両立させたものは、希薄な状況と言えます。
このED治療薬にも、勃起改善効果を良く示す患者さんと、 その効果が明確に表れない患者さんが存在しており、 こうした治療効果の程度は、 実際にバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬を処方した上で、 経過を見てみないとわからないのが現状です。
状況によってはトライ&エラーを繰り返してやっと、 ご本人にとって満足の行く治療方法に到達する事も有ります。 しかし望ましいのは治療開始時点から、このような状況に至る事であり、 勃起不全専門外来では、こうした勃起不全治療薬の効きにくい例、 つまり不応例を直截かつ安全に判断する為の検査が必要とされています。 PDE5阻害薬の処方前から、その効果を判定する指標が有れば、 PDE5阻害薬の不応例となりそうな患者さんに対しては力価の強い勃起不全治療薬をアテンドし、 そうでない方には力価の低い勃起不全治療薬を選択する事が出来るようになります。
こうした処方前のコントロールは「使用してみなければわからない」 という現状の勃起不全専門外来における、不明瞭な部分を払拭させて、 最終的に患者の治療満足度を上げる事が出来る、非常に望ましいものと言えます。
今回、ご紹介させて頂く報告は、PWV:脈波伝播速度という、 従来、動脈硬化の程度を類推する為の検査を用いて、 これが勃起不全の重症度とどのような相関関係があるかをチェックしたものであり、 あるいは勃起不全の重症度やPDE5阻害薬の効き難さを判断する為の判定方法として、 PWVが有用であるという可能性を示唆した内容となっております。 また、これらと共にPWVの原理や施行方法に関しても記載させて頂いております。 どうぞ、ご参照くださいませ。


【PWV:脈波伝播速度とは?】
EDの重症度の判定指標となり得るPWV:脈波伝播速度とはどのような判定方法なのでしょうか?
この方法は、上述させて頂きましたが、動脈硬化の程度を判定する為の検査と言えます。 人は血管が動脈硬化状態になると、 この動脈の弾性が低下して、またその厚みが増加して行きます。 つまりPWVにおいて、その値が上昇する事は動脈弾性の低下、肥厚の増加を示していると言えます。
この方法は血管内の圧力変動の移動速度を見る事で、 この動脈の弾性や厚みを相対的に表現する事が出来るのですが、 具体的な方法としては、足と腕の4か所にセンサーを巻き付け、 センサー間の距離と脈波の到達所要時間を計測して、検査値を算出しています。
つまり、この検査は腕や足の4か所にセンサーを設置するだけなので、 血管の具合を探るとは言っても、特に針を刺すとかの侵襲性の高い処置を必要としておらず、 非常に簡便かつ安全に患者さんの血管の具合を判定する事が出来ます。 つまり体に優しい検査と言えます。


【ED重症度とPWVとの間の相関を見た報告】
この研究は26歳から75歳のED患者さん、55例を対象に行われたものです。 SHIM:sexual Health for men、ならびにEHS:Erection Hardness Scoreという、 EDの重症度指標となり得るスケールをこれらの患者さんにて施行し、 またそれに並行してこれらの患者さんに上記のPWVという判定方法を施行したとの事です。
この判定結果を統計的に解析した所、SHIMにおいてもEHSにおいても、 EDが重症と判断できる患者さんにおいてはPWVの値が有意に高い傾向が有り、 またEDの重症度に比例してPWVの値が上昇するという相関関係が統計学的に示唆されたとの事でした。


【EDの重症度とPWVなど動脈硬化の検査】
上述した通り、EDの直截な重症度を示唆する、 簡便な判定方法というものは、現在の所、コレと決まったものは無く、
バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのED治療薬の効果は、 既往歴や年齢などから推測はできるものの、 実際にEDが重症で、こうした薬剤が効き難いという状況は、 これらPDE5阻害薬を使用して、経過をみて初めて判明する事がおおよそのケースになります。
上記の報告のようにPWVがEDの重症度を直截に示すのならば、 心因性EDはともかくとして、動脈硬化などを原因として発生する器質性EDに関しては、 まずED専門外来にてPWVを施行して後、適応する薬剤を選択するようになる可能性が高いです。
つまり、この客観的な判定方法によるED重症度の診断は、 どのくらいの強度のED治療薬を適応させるかという、 指標の一つと成り得ると期待する事が出来ます。
頸動脈の超音波検査もまた、全身の動脈硬化の指標として運用されている判定方法であり、 これもPWV同様に侵襲性が低い方法にて、EDの状態の類推に有用であり、 また患者さんの体に優しい検査と言えます。
こうした、現状すでに内科外来などで導入されている全身の動脈硬化を相対的にチェックする検査の中には、 EDが動脈硬化性疾患の初期における代表的な合併症であると言う意味合いにおいて、 EDの重症度判定にPWV同様に有用なものになって行くという可能性が期待されます。
これらの状況を客観的に俯瞰するに、EDの原因としては動脈硬化疾患が主体であると言う事も含めて、 EDは泌尿器科的疾患から内科的疾患にそのイニシアティブが遷移して行っているようにも思われます。


written by しありすを新宿で、新宿ライフクリニック.

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