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【勃起障害検査と健康保険適応】
勃起障害検査におけるプロスタグランジンE1陰茎海綿体注射の健康保険が適応になりました。
健康保険適応下にこの検査を受ける患者さんにおいては,
勃起障害の基礎疾患の無い人が約42%と多数派との事でした。
一方、健康保険適応下にこの検査を受ける人の検査に至る動機としては、
勃起障害の原因検査目的の人が約64%で、
バイアグラ、レビトラ、シアリス、シルデナフィルなどの、
PDE5阻害薬の無効・禁忌の方が約43%と報告されています。
勃起障害:EDの患者さんは本邦において1300万人強存在するとされており、
その数は社会の高齢化、また生活習慣病の増大によって、
どんどん増加して来ていると言われています。
日本における男性人口が6100万人くらいなので、
男性の5人に1人は勃起障害であると言う事になり、
またその割合は今後増加する可能性が高いという事にもなります。
しかし日本は高齢化社会・出生率の低下・少子化によって将来的に、
労働・生産人口の大きな低下が危惧されている事もあり、
出生率をさらに低下させ得る勃起障害の人口比における増大はとても大きな社会的問題とも言えます。
しかし現状、非常に具体性がある勃起障害治療に関しては、
バイアグラ、レビトラ、シアリス、シルデナフィルなどのPDE5阻害薬と、
血管拡張薬の陰茎海綿体注射のおおよそ2つに集約されると言って良いと思われます。
これら勃起障害の治療(検査でなく)は健康保険の対象外になる為、
その費用は全額自己負担になり、
現状、社会的問題である勃起障害の増大における治療的対策は、
国という大きな単位では無く、勃起障害の発症者個人にゆだねられている状況と言えます。
これにはやむを得ない状況もあり、1300万人強存在し、
今後も増大を重ねるであろう勃起障害患者の治療を健康保険の適応下に定めてしまうと、
その費用的負担が日本の保険行政にかかり、システムが破たんしてしまう可能性も危惧されます。
しかし、少子高齢化・出生率の低下における本邦の危機意識もあり、
2011年つまり比較的近年、勃起障害の検査としてのプロスタグランジンE1の陰茎海綿体注射は、
健康保険の適応が正式に認証されました。
ほぼ保険外診療の集合体である性機能障害領域においては、
これは大きな快挙と言えます。
保険適応となれば、大きな人数の動員された臨床研究も実行しやすくなると思われ、
今回、健康保険適応下にこの検査を受けられた患者さんのまとまった統計報告が発表されたので、
本稿にてその一部をご紹介させて頂きます。
また合わせて、健康保険の適応に関して、
また勃起障害検査におけるプロスタグランジンE1の投与などに関して記載しております。
ご参照くださいませ。
【健康保険の適応とは】
健康保険とは正式には国民健康保険と言われ、
市町村が運営する日本のヘルスケアの中核をなす法定強制型の医療保険になります。
これは社会保障システムの一つと考えられ、運営されています。
国民健康保険の他、通称、社保と呼ばれる「雇用者」の保険もあり、
これらは国民健康保険のような市町村主体の地域保健では無く、
社会保険方式で運営されているものになります。
診療行為の健康保険適応とは、どのようなものかと言うと、
大筋では該当する診療行為に対しての診療報酬点数を厚生労働省が既定する事をもって、
その適応とされているようです。
つまり勃起障害におけるプロスタグランジンE1の陰茎海綿体注射は診療報酬が規定されており、
国保ならびに社保などの健康保険を使用する事が出来ると言うことです。
【勃起障害検査におけるプロスタグランジンE1の投与とは】
それでは勃起障害検査における健康保険適応が認定されたプロスタグランジンE1海綿体注射とは、
どのようなものなのか説明させて頂きます。
プロスタグランジンE1とはプロスタグランジンと言う、
局所ホルモンのバリエーションの一種で、
その主な作用は血小板凝集抑制、子宮筋収縮、気管支拡張、血管拡張、血圧低下作用と複数にまたがります。
ちなみに勃起障害の検査上活用されるプロスタグランジンE1の機能は血管拡張です。
陰茎海綿体にプロスタグランジンE1が直接投与される事で、
この局所ホルモンが陰茎海綿体への流入血管を拡張させ、
海綿体に血液をストックさせる、すなわち勃起を人工的に引き起こす事を可能とさせます。
このプロスタグランジンE1の陰茎海綿体への投与がなぜ、
勃起障害の検査になるのかというと、
血管に機能的もしくは構造上など物理的な問題がある場合、
この処置を実行しても、勃起が惹起されないので、
勃起障害が血管性のEDから発症しているのか、
もしくはそうでないかを判別する事が出来るからです。
【勃起障害検査における陰茎海綿体注射を健康保険適応下に受ける人のデータ】
報告によると、健康保険適応下に、勃起障害検査を受けた人の基礎疾患の内訳としては、
前立腺癌手術後が約19%、陰茎彎曲が約9.5%、糖尿病が約9.5%、直腸癌術後が約4.7%、
骨盤骨折が約4.7%、前立腺癌で重粒子治療中が約2.4%、そして基礎疾患なしの方が約43%になり、
意外にも基礎疾患なしの患者さんが主体を占めると言う結果だったとの事です。
一方、健康保険下に、勃起障害検査を受けた人の検査に至る動機としては、
保険外治療のプロスタグランジンE1の自己注射治療を希望されている方が約26%、
陰茎彎曲の手術希望の方が約7.1%、離婚賠償問題で書類記入希望が約2.4%、
、勃起障害の原因検索希望が約64%と最大多数派でした。
なお、この健康保険下にプロスタグランジンE1の陰茎海綿体注射を希望されている方の約43%が、
バイアグラ、レビトラ、シアリス、シルデナフィルなどのPDE5阻害薬が禁忌によって使用できない、
もしくは使用するも無効だった方だったとの事でした。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
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