バイアグラ・レビトラなどのED/勃起不全治療薬は前立腺肥大などに伴う排尿障害を改善する可能性が有ります。



PDE5阻害薬による下部尿路症状:LUTSの改善

ばいあぐらは新宿ライフクリニック。


【PDE5阻害薬と下部尿路症状】
PDE5阻害薬:ホスホジエステラーゼ5阻害薬とは、 バイアグラ、レビトラ、 シアリスに代表されるED/勃起不全治療薬であり、 基本的にはインポテンツの治療を主体とする製剤です。 しかし、昨今はこのPDE5阻害薬の持つED/勃起不全を改善させる以外の、 良い副次的効果が注目を浴びて来ております。 PDE5阻害薬の良い副次的効果は複数あり、 その中にはその良い副次的効果を主体として使用方法を再構築し、 新薬として再認可を受けているものも有ります。 PDE5阻害薬による下部尿路症状:LUTSの改善効果はPDE5阻害薬のそんな良い副次的効果の一つになります。
下部尿路症状:Lower urinary tract symptoms:LUTSは比較的最近の泌尿器科領域の医療概念で、 主に前立腺肥大の結果引き起こされる尿路系の障害を独立した治療概念として認知したものになります。 全世界の50歳以上の男性で6300万人が下部尿路症状:LUTSを発症しているとされており、 この下部尿路症状:LUTSの患者数はヨーロッパではイギリスの総人口に匹敵するかという莫大な罹患人口です。 下部尿路症状:LUTSはとくに致命性の高いものでは有りませんが、 頻尿や尿失禁、間欠性排尿を症状として引き起こし、 患者の尊厳を損なう、また著しくQOLを下げる治療すべき病態です。
そんな下部尿路症状:LUTSの治療の主体はα1遮断薬と言われる製剤のシリーズですが、 PDE5阻害薬もまた下部尿路症状:LUTSの改善効果が見られると本邦のみならず海外からも報告されております。 本稿ではこうしたPDE5阻害薬による下部尿路症状:LUTSの改善効果等を中心にその副次的効果に関して記載しております。 是非とも、ご参照くださいませ。


【PDE5阻害薬の副次的効果】
男性の尊厳を奪いかねない症状を来す下部尿路症状:LUTSの改善効果。 これはPDE5阻害薬の主体となるものでは無く、あくまで副次的な効果です。 このED/勃起不全治療の専用製剤であるPDE5阻害薬には、 現在バイアグラ、レビトラ、シアリスと三種類のラインナップが有り、 新しくステンドラという剤型も開発されており(本邦では未発売です)、いずれも主体として設定されている作用は、 インポテンスの改善効果です。
このPDE5阻害薬の良い副次的効果は下部尿路症状:LUTSの改善以外にも現在、複数確認されており、 様々な分野への転用が続々と研究されている状況です。 実際にその転用研究の成果として、肺動脈性肺高血圧症の治療薬「レバチオ」が有ります。 このレバチオの有効成分はバイアグラ同様のシルデナフィルクエン酸塩になります。 こちらはバイアグラと違い、 保険診療での処方が主体となるので、保険病名が処方に当って必要になります。 つまり肺動脈性肺高血圧症の方以外は保険診療での処方は出来ません。 このレバチオは肺動脈の血管平滑筋の弛緩作用がPDE5阻害薬によって発生する事が判明して、 その後に実用化されたものです。
他にも、これらPDE5阻害薬は動脈硬化の初期の病理学的変化である、 血管機能障害を改善する効果が報告されており、 PDE5阻害薬による動脈硬化の予防効果や進展防止効果の可能性が検討されています。 また本邦の報告にて、 動脈硬化の結果発生するプラークの消退がPDE5阻害薬にて見られたという報告も有ります。
下部尿路症状:LUTSは実はED/勃起不全を引き起こす原因疾患の一つでも有ります。 つまり下部尿路症状:LUTSという原因の結果としてED/勃起不全が発症する事が有ります。 これは下部尿路症状:LUTSがその存在下に泌尿器科領域の神経障害や血管機能障害、 また骨盤内の血行不良を引き起こす為にED/勃起不全を発生させると生理学的に考えられています。
つまりPDE5阻害薬は下部尿路症状:LUTSの結果としてのED/勃起不全の改善だけで無く、 原因である下部尿路症状:LUTSをも改善しうる製剤と言えます。 こうした関係性は動脈硬化に関しても言えて、動脈硬化は血管性EDの原因であり、 その結果としてED/勃起不全を引き起こしますが、PDE5阻害薬はED/勃起不全の改善だけで無く、 その原因である動脈硬化の伸展予防をもたらす可能性が有ります。


【PDE5阻害薬が何故LUTS:下部尿路症状を改善し得るのか?】
PDE5阻害薬が下部尿路症状:LUTSを改善しうると上述しましたが、 この改善は、肺動脈性肺高血圧症やED/勃起不全の改善と、 生理学的には共通のシステムで発生しています。 すなわち局所的な平滑筋の弛緩作用です。
PDE5阻害薬はPDE5:ホスホジエステラーゼ5の阻害をする事で、 NOを介した血管平滑筋の弛緩作用を持って、 陰茎に動脈血の流入を誘いED/勃起不全を改善する製剤です。 このPDE5:ホスホジエステラーゼ5という酵素は陰茎海綿体ほどでは有りませんが、 実は膀胱にも分布しており、本剤はこれを阻害する事で、 結果として膀胱の平滑筋を弛緩させて下部尿路症状:LUTSを改善させる事が可能とされています。
PDE5阻害薬は今や、セックスの治療剤としてのポジションから、 マルチな作用を持つ慢性症状の改善剤として大成しつつ有ります。 こうした本剤の良質な副次的効果の掘り下げは、 ともすれば偽造品や違法販売などブラックなイメージが付きがちな本剤において、 パブリックイメージの改善にも一役買っている可能性が有り、 大変望ましいと思われます。


written by れびとら処方なら新宿ライフクリニック.

用語集文献の閲覧、新着情報、 定番をご紹介いたします。

ランキング
  1. 性交性出血
  2. 性交性頭痛
  3. 日本人男性のオナニー
  4. 夢精
  5. 膣痙攣
新着情報
定番ページ情報

違い 詳細

  • 青錠
  • 橙錠
  • 黄錠