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【不妊治療とED】
夫婦で不妊治療を受けている間に男性側、
つまり夫にED/勃起不全が発症してしまう事が多く報告されています。
これは不妊の治療に対する心理的プレッシャーが、
こうしたストレスをベースに発症する心因性EDを引き起こすからと考えられています。
勃起不全で悩む患者さんは現在、1000万人を超すと言われています。
日本の総人口における男性の人口は6000万人程と報告されていますので、
男性の1/6が勃起不全に悩まされていると言えます。
ただしこの6000万人は成人していない男子も含まれているため、
二次性徴を迎え、セックスが出来るようになった男性における勃起不全の頻度はさらに上昇する事になります。
つまり何を申し上げたいのかと言うと、勃起不全とは実は「非常にありふれた疾患」であるという事です。
勃起不全がそれほどの高頻度に発生している事は、
みなさんにとって日常の生活の中では感じにくいものと思われます。
なぜならば、日本の風土においては、
こうした悩みは秘匿するもので人に話すものでは無いというスタンスが主体だからです。
ゆえに勃起不全を発症された方は、そのほとんどが孤独に、
一人っきりで悩んでいる場合が非常に多いです。
そして、そうした深い悩みは、
さらに大きなストレスとなってさらに勃起不全を悪化させてしまう要因にもなり兼ねません。
勃起不全は必ずしも動脈硬化や神経障害のような物理的障害だけによって発症するのではなく、
実はストレスやプレッシャーのような心因が原因となって発症するケースも非常に多いのです。
特に20代や30代などの比較的若年層に発症するED/勃起不全はこうした心因の影響が強い傾向が有ります。
本稿の主題である不妊治療中に発生するEDも、
心因の影響が強いものが多い傾向が有ります。
挙児希望の中心年代が20~30歳代で、
生活習慣病や加齢などの影響によるEDの発症が少ない事、
また不妊治療が男性にとって、
ED発症に影響しうるような大きなプレッシャーになり得る事がその理由と思われます。
本稿ではこの不妊治療とEDの発症に関する報告を中心にその対策などに関して記載しております。
【不妊治療とは】
不妊治療とは実は非常に広範な医療概念で、
男性に施行されるもの、女性に施行されるもの、
また顕微鏡下に施行するものなど、
妊娠の成立を目標として施行されるあらゆる医療がそこに内包されます。
代表的なものとして、女性に対しては、
排卵障害のある女性に対する排卵促進を目的とした投薬、
また卵管の通過障害に対する手術的な介入など。
また男性に対しては、性腺機能低下症に対するホルモン治療、
精子無力症に対する人工授精、
勃起障害に対するバイアグラ、
レビトラ、シアリスなどのED治療薬の投与などが有ります。
特に体外受精などの生殖補助医療は現在の不妊治療の中核と言え、
日進月歩の医療テクノロジーです。
こうした不妊治療の過程で妊娠に対する責任感、
プレッシャーなどが男性の心理に悪影響を与えて、
心因性EDを発症する事が有ります。
これは不妊症の主体の因子が女性側にあっても、男性にEDが発生する事が有り、
男性の生物学的とも言えるナイーブさが影響していると言えます。
しかし本質的に不妊治療の状況下でEDを発症する男性は非常に真面目で責任感が強い、
もっと言えば自罰的な人が多い傾向が有ります。
こうしたタイプの方は、不妊治療中のEDの発症によってさらに強い責任を感じてしまい、
それがまた強いプレッシャーとなって心因性EDを悪化させてしまうという、
悪いスパイラルにはまり込んでしまう場合が時に有ります。
ゆえに、不妊治療中にEDが発生した場合、
悪いスパイラルにはまり込まないよう、時間をおかずに治療的介入に入る方が望ましいと思われます。
【不妊治療中に発生したEDに関する報告】
本邦において、不妊治療中に心因性EDを発症した50名の男性に関する報告が有ります。
これらの男性はホルモン検査などによって器質的原因を除外され、
心因、つまりプレッシャーやストレスによって発症したEDであると診断されています。
この50名にバイアグラ、レビトラ、
シアリスなどのED治療薬を投与した所、
内48名に有効な勃起改善効果が確認されたとの事で、
不妊治療を契機として発症した心因性EDに対して、
バイアグラ、レビトラ、
シアリスなどのED治療薬は高い効果を示したとの事です。
また一方で、この50名中の13名が二人目の挙児を希望し、
この13名に対して介入調査をした所、
なんと内10名(約76%)が不妊治療を施行されていない間もEDが継続していたとの事で、
不妊治療を契機として発症した心因性EDの遷延性が浮き彫りとなったとの事でした。
【不妊治療中のED発生の対策】
まず不妊治療中にEDが発症する事はなんら珍しい事では無く、
高い頻度で発生するものと、自ら認識する事が大切です。
上記しましたが、性格的に責任感の強い傾向の男性にこうした、
不妊治療中のEDが発症するという報告が多く有る事も有り、
その発症はさらに自罰的に自分を追い込んで、
事態をさらに悪化させてしまう恐れが有ります。
ゆえにまずこの事象は自分が特別なのでは無く、
非常に一般性の高い事態である事を強く認識する事は、
過剰に責任を自己に求めてしまう傾向のある方には非常に大切な認識事項と思われます。
また上記の報告の通り、
心因性EDに対しては不妊治療のプレッシャーの元に発症したものであっても、
バイアグラ、
レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬が高い効果を示すと報告されています。
こうした治療介入は、発症からあまり時間をおかない方が望ましいと思われます。
薬剤を使いながらもセックスがうまく行ったという成功体験が心因を軽減させて、
ベーシカルなEDの状態をも好転する事が期待されるので、
あまり悩ましい期間を遷延させる事は上記のとおり、
プレッシャーの悪いスパイラルに落ち込む可能性も有り、望ましくないと思われます。
女性側でなく、男性側がバイアグラ、レビトラ、
シアリスを使用した状態における子作りは、
胎児に障害発生を引き起こしたという報告は無く、
むしろEDが原因となる男性不妊には、標準的にその使用が推奨されている状況です。
当、新宿ライフクリニックでもEDが原因となっている男性不妊症に関して、
数多く治療させて頂いております。
処方が無くとも無料相談が可能ですので、ご気軽にご来院くださいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
written by 新宿でレビトラ処方のご相談なら、新宿ライフクリニック.