陰嚢水瘤切除術の適応と手技

【陰嚢水瘤切除術の実際】

【陰嚢水瘤切除術とは】
陰嚢水瘤切除術testicular　hydrocelectomyとはウィンケルマン手術Winkelmann operationとも呼ばれ、 陰嚢水瘤の根治的な手術方法の一つになります。

【陰嚢水瘤とは？】
陰嚢水瘤とは先天的、もしくは後天的にできる、 精巣固有鞘膜によって形成される鞘膜腔に、漿液が蓄積する疾患になります。

陰嚢水瘤の発生は、老人性と新生児性の二峰性を示します。
老人性の場合は、精巣固有鞘膜腔、もしくは精巣固有鞘膜腔近傍の炎症を反映して発症する事が多く、 一方、新生児性の場合は、先天性の構造異常によって発生いたします。

【陰嚢水瘤切除術は陰嚢水瘤の根治的治療法】
陰嚢水瘤は、基本的には無症状であり、治療方針は、経過観察が中心になります。
感染症の合併によって疼痛などを自覚する場合があり、 有症状の場合や、陰嚢水瘤自体が大きいものは、治療対象になります。
治療法は、いくつかの方法がありますが、水瘤に対する穿刺吸引が行われる場合が多く、 穿刺吸引を実行しても再発を繰り返す場合には、陰嚢水瘤切除術などの根治的な治療法が選択されます。

【実際の方法】
陰嚢水瘤切除術は、陰嚢水瘤に対する根治的な治療法の一つになります。
具体的には、手術的に切開した陰嚢固有鞘膜を反転縫合する事により、 精巣固有鞘膜腔内における漿液の蓄積を防止する手技になります。
陰嚢水瘤切除術は、根治的な治療方法になります。

written by レビトラを新宿で.新宿ライフクリニック.