男性の更年期障害にも漢方薬は効果的です。



加齢性性腺機能低下症候群:LOHの漢方薬による治療

ばいあぐらは新宿ライフクリニック。


【漢方薬と加齢性性腺機能低下症候群:LOH】
男性の更年期障害は正式には加齢性性腺機能低下症候群:LOHという名称です。 元々、更年期という単語が女性の性成熟期から老年期への移行期を示す言葉なので、 男性更年期障害という言葉には実は性別的矛盾が有ります。 しかし加齢性性腺機能低下症候群という名称の難解さとLOHという略称の知名度の低さから、 男性更年期障害という言葉の方が一般性が高い傾向があります。 本項においては 男性更年期障害 では無く加齢性性腺機能低下症候群:LOHに統一して各解説を進めて行きます。
女性の更年期障害において、その症状をコントロールする為の漢方薬の使用は非常に一般的で、 女性の本疾患治療の本道たるホルモン補充療法:HRTが禁忌の場合、 また患者自身がHRTを拒否した場合などに漢方薬が代換的に使用されますが、 状況によってはHRTよりも漢方薬の方が適切な効果を示す場合が有ります。 女性の本疾患治療で使用される事が多いのが温清飲、温経湯、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散などの漢方薬です。 これらの漢方薬は実際の適応に更年期障害が記載されている薬剤です。
一方、男性の更年期障害である加齢性性腺機能低下症候群:LOHですが、 本疾患の治療概念は比較的近年に成立したものになるので、 女性の更年期障害ほどには治療方法が洗練されていません。 現在、加齢性性腺機能低下症候群:LOHの治療の主幹は女性の更年期障害同様にホルモン補充療法になっておりますが、 長期合併症の検討や、治療効果の不足等、未だ検討すべきテーマが沢山残っている現状です。
最近の研究発表では、 加齢性性腺機能低下症候群:LOHに対しても女性の更年期障害同様に漢方薬が症状コントロール上で有効であると報告されています。 これは女性同様に加齢性性腺機能低下症候群:LOHに対してホルモン補充療法が禁忌であったり、 患者が拒否したりという状況において、漢方薬が効果的な選択肢となる可能性と、 状況によっては漢方薬がホルモン補充療法以上の効果を示す可能性を示唆しています。
本項ではこの加齢性性腺機能低下症候群:LOHと漢方薬治療に関して、 その効果の報告例や内容に関して詳述しております。 ご参考にされて下さい。


【加齢性性腺機能低下症候群:LOHに使用される漢方薬】
そもそも、漢方薬とは何かと申しますと、 これは6世紀前後に日本に伝わった中国の伝統医学で使用される薬剤の事を示しています。 その本質は植物や動物、また鉱物などの天然の素材を「生薬」として使用している所に有ります。 漢方薬は、いまや近代医学に広く用いられており、時にその効果は化学合成された近代医薬品を凌駕したり、 その成分自体が近代医薬品に採用されたりしています。
「漢方薬なら副作用が無い」、「漢方薬なら体に優しいからいくら飲んでも良い」、 と言うのは全く根拠の無い、危険な誤情報ですので、 その使用にあたっては医師・薬剤師の指導や添付文書の用法・用量を順守されるよう心からお勧めします。
加齢性性腺機能低下症候群:LOHという病名に直接的に呼応した適応の漢方薬は、ほぼ存在しません。 漢方薬による加齢性性腺機能低下症候群:LOHの治療とは、 その数多ある症状に対応した漢方薬の選択に他なりません。 加齢性性腺機能低下症候群:LOHの一症状であるED/勃起不全:陰萎の場合には桂枝加竜骨牡蛎湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、 補中益気湯などが使用されます。 加齢性性腺機能低下症候群:LOHのED/勃起不全に対する漢方薬治療に関しては、 別項にて詳述しておりますので、そちらをご参考にされて下さいませ。 (詳しくはコチラ→漢方薬によるED/勃起不全治療
その他、加齢性性腺機能低下症候群:LOHには漢方用語で言う所の肝気鬱結、気血不足、 腎精不足などの状態が有り、 それぞれ症状の組み合わせで、天王補心丸、杞菊地黄丸、八味地黄丸、鹿茸大補湯などの漢方薬が選択されます。


【加齢性性腺機能低下症候群:LOHにおける漢方薬の効果報告】
それではこれら漢方薬の加齢性性腺機能低下症候群:LOHに対する実際の効果はどうなのでしょうか? 本邦の報告になりますが、151名の加齢性性腺機能低下症候群:LOH患者に対して、 その症状の訴えに合わせた漢方薬を投与して、 自覚症状の改善、またSMI:簡易更年期指数の改善をチェックした研究が有ります。 それによると、約40%に治療の著効状態が確認され、約30%に治療の有効状態が確認されたとの事です。 また治療の無効状態に関してはわずか30%との事でした。 つまり、 本報告においては漢方治療は70%の加齢性性腺機能低下症候群:LOHの症状もしくは状態を改善した事になります。
特に漢方薬は症状が軽度段階の加齢性性腺機能低下症候群:LOHに対して効果的だったという事なので、 或いは本疾患が顕在化しているも、その症状が軽度な場合には、 大仰かつ高額な男性ホルモンの補充療法をいきなり選択せず、有効な漢方薬を選択してもらい、 まず経過を見ると言うのも現実的なプランである可能性が有ります。 特に上記の報告では漢方薬による副作用発生報告が殆ど無いか、とても軽微であったとの事なので、 長期連用を考えた場合にも漢方薬による加齢性性腺機能低下症候群:LOHの治療は安全性が高い可能性が示唆されました。


【加齢性性腺機能低下症候群:LOH治療の今後と漢方薬】
加齢性性腺機能低下症候群:LOHに対して男性ホルモンの補充療法が基幹治療方法である事は今後も変わらないと思われます。 しかし基幹治療方法であるからこそ、 それが使用できない場合や使用を選択しない場合の次席の選択肢をキチンと確立させる必要が有ります。 こうした層の厚さが治療方法の洗練化であり、より開かれた一般性を導くものと思われます。
加齢性性腺機能低下症候群:LOHの男性ホルモン補充療法は、 段々と大規模臨床試験などの重要な臨床データが蓄積して来ている段階です。 臨床データの蓄積につれて、本治療方法の長所・短所が今以上に浮き彫りになってくるものと思われます。 短所の露呈は、結果として、それを補う別の治療方法を求めるモチベーションになります。 その際、漢方薬は本疾患の治療に置いて、 より一般性のある有力な選択肢として認知される可能性が有ります。 ちなみに男性ホルモン補充療法の効果予測に関して別項にて詳述しております、 ご参照くださいませ⇒男性ホルモン補充療法の効果予測
また加齢性性腺機能低下症候群:LOHの症状としてのED/勃起不全に対しては、 バイアグラレビトラシアリス などの血管拡張薬がやはり効果的であると報告されています。 これらの近代的血管拡張薬とED/勃起不全に効くとされる漢方薬の併用効果なども、 今後発表される研究報告として期待されています。
また本疾患に伴うオルガズム障害に関しては別項にて記載しております。 ご参照くださいませ⇒オルガズム単独障害

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