新宿でシルデナフィルなら。新宿ライフクリニック!
【生活習慣と精子形状の正常形態率】
生活習慣やそれに関連した変化が精子の運動能や形状の正常形態率に関連するという報告が有ります。
特にデスクワーク、肥満、喫煙、飲酒、薬物摂取は精子の運動能や形状の正常形態率と反比例の関係にあると、
報告されています。
精子形状の正常形態率なども関連する「不妊症」は今や、個人やカップルのみの問題では無く、
日本という国の未来に関わる大きな問題と言えます。
日本は世界でも類も見ないスピードと規模で少子高齢化が進行している国であり、
将来の労働力低下に伴う、保険行政の行き詰まりや国家生産力の低下など、
憂慮すべき多くの問題がこれと共に派生しつつあります。
この少子高齢化の原因には数多くの因子が有ります。
これらの例を挙げれば、女性の社会進出に伴う出産・育児契機の低下、
労働時間の長時間化に伴う性交頻度の低下、
社会の高学歴化に伴う晩婚化など、枚挙に暇が有りませんが、
こうした数多くの原因の中において、医学的なカテゴリーとしては、不妊症が代表的と言えます。
不妊症はもちろん女性だけの原因で発生するものでは無く、
男性側の要因によって発生する不妊症がその原因の約半分とも言われております。
こうした男性不妊症の原因の中には、前述した精子の運動能や形状の正常形態率も内包されます。
一方の生活習慣という言葉は、昨今、動脈硬化性疾患治療の啓蒙に従い一般化したものです。
社会通念的には生活習慣には良いものと悪いものが存在すると思われますが、
医学的にはおおよそ生活習慣とはネガティブなニュアンスの言葉、
つまり医学的に悪い影響をもたらす生活習慣に関して示唆しているケースが多いようです。
それは具体的には食習慣、運動習慣、嗜好品の種類・頻度・使用量、
薬剤の種類・頻度・使用量などがそうしたテーマになりやすい傾向が有ります。
この生活習慣という言葉は糖尿病・高血圧・脂質異常症・メタボリックシンドローム・肥満などの、
生活習慣病(動脈硬化性疾患)の発症因子ならびに増悪因子として、
厚生労働省による国家的キャンペーン上、段々に一般市民にも認識されるようになってきましたが、
今回ご紹介させていただく報告によると、
これら生活習慣はこうした疾患の発生のみならず、
精子の運動能や形状の正常形態率に悪影響を与えて、
なんと生殖能力を低下させる可能性が示唆されております。
これは言うなれば、健康上望ましくない生活習慣が自分自身の健康に影響するばかりか、
精子形状の正常形態率など、その子孫の形成する過程にも影響を及ぼすという事で、
特に挙児希望がある方にとっては生活習慣の是正が必要になってくる可能性を示唆しております。
【精子の運動能・精子形状の正常形態率】
さて、先ほどから精子の運動能ならびに精子形状の正常形態率と言う話をさせて頂いておりますが、
精子の運動能ならびに精子形状の正常形態率とは一体何なのでしょうか?
精子とは男性のいわゆる配偶子の事になりますが、
これは鞭毛をもつ原生生物のように、鞭毛運動をする事で自律的に泳ぐ事が出来ます。
そしておおよそ4億個ほど射出された精子が、
受精領域である女性の卵管膨大部にたどりつくのはおよそ100個前後とも言われております。
つまり運動能力の優れた優秀な精子でなければ、
受精に至れないように生物学的な選択がなされていると言う事です。
それでは精子全体において運動能が平均的に低かったら、どうでしょうか?
これは精子が全体的に女性の卵管膨大部にたどりつき難くなりますので、
その結果受精のパーセンテージがかなり下がります、その結果、もちろん赤ちゃんが出来にくくなります。
つまり精子の平均的な運動能力は受精の成立に非常に大切なファクターであり、
これが低下する状態は、男性が因子となり不妊症、つまり男性不妊症と診断する事が出来ます。
一方、精子形状の正常形態率の話ですが、
4億も射出される精子の中には形状が一般的では無く不整形のものも存在します。
一流のアスリートがスタイルも美しいように、
やはりそのシステムが非常にシンプルな精子においては形状の不整は、
能力もしくは機能の低さにおおよそ関連すると言えます。
つまり精子形状の不整なものが多い状態、言いかえれば正常形態率の低い状態においては、
上記の運動率同様に受精率が低下する傾向が有り、
正常形態率が極端に低く、なかなか妊娠する事が難しい状況においては、
精子形状の正常形態率が低い事が原因となった男性不妊症であるという診断がなされる可能性が有ります。
つまり纏めると精子の運動能・形状の正常形態率は受精においては、
非常に大切なファクターであると言う事が出来ます。
【生活習慣など精子形状などの変化に影響を及ぼす生理学的要因】
昨今、WHO:世界保険機構が精子の検査の標準値を定義した事によって、
精子の質や数、形状に関して、受精などに影響を及ぼす因子の解析が世界的に進んできている状況です。
デスクワーク、肥満、喫煙、飲酒、薬物摂取などの生活習慣関連因子が、
精子の運動能や形状の正常形態率とマイナスの相関関係にある事もこうした流れの中で発表され、
医学界において認識されつつあります。
それでは、生活習慣以外にはどのような要因がこうした精子の変化に関連すると、
報告されているのでしょうか?
現在、報告されているものに因れば、人種、季節、サーカディアンリズムも、
精子の質や量に関連している可能性が示唆されており、
ことに因ると受精に適した季節などが存在するという可能性も有ります。
こうした研究が非常に有意義なのは、大きなサイクルにおけるタイミングや、
生活習慣の是正など、保存的かつ健康的な工夫で、
受精率の改善を図ることが出来るようになるという可能性自体であり、
こうした報告が非常に待望されているゆえんです。
【生活習慣と性機能・精子の運動能・精子形状の正常形態率の今後】
生活習慣は実はEDの発症に大きな影響を及ぼすことが既に公的に認識されており、
上記した精子の運動能・形状の正常形態率にマイナスの相関関係を持つ、
肥満・喫煙・飲酒・薬物摂取は、実はEDの発症においても主要な発症要因である言えます。
ED/勃起不全にはバイアグラ・レビトラ・シアリス・バイアグラ ジェネリックなどの安全性が高く、
かつ勃起改善効果の高い薬物療法が存在しますが、
これは花粉症や高血圧の薬と一緒で基礎的な治療を図るものでは無く、
あくまで服薬中の男性性機能の改善を図るものになります。
もしEDの基礎的な治療を望むのであれば。
こうしたバイアグラ・レビトラ・シアリス・バイアグラジェネリックなどの、
PDE5阻害薬を使用しながら、生活習慣改善に努力する事が非常に望ましいと思われます。
特にED自体も精子の運動能・形状の正常形態率の低下と同様に男性不妊症の原因疾患に内包されるものです。
ゆえに男性不妊症に悩まれている方は、
生活習慣を意識したライフスタイルへのシフトを心掛ける事は、
EDの予防にも精子形状の正常形態率の改善上も、
非常に有意義である可能性が有ります。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)
written by 新宿でシアリス処方を。新宿ライフクリニック.