+ 前立腺肥大による性機能障害の出現年齢|新宿ライフクリニック

前立腺肥大症によるED/勃起不全、射精障害などの症状は年齢に応じて出現しやすくなると報告されています。



前立腺肥大による性機能障害の出現年齢

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【前立腺肥大と性機能障害】
前立腺肥大には性機能障害が高頻度に伴うとされていますが、 同疾患に伴う性機能障害を症状として自覚する年齢には、統計調査上、 基準的なラインが有るとする報告が有ります。 その報告によれば統計学的には、 おおよそ60歳頃から同疾患に伴う性機能障害を自覚するようになると示唆しております。
前立腺肥大は非常に多数派の疾患であり、 50歳以上の5人に1人が罹患しているとされており、 人口統計に照らし合わせると480万人もの莫大な患者数がいる事になります。
前立腺肥大は排尿障害:下部尿路症状など、 性機能障害としてのED/勃起不全、射精障害などの発症に関連するとされる障害を引き起こします。 しかし前立腺が肥大したすべての患者が、こうした自覚症状を呈する訳ではなく、 ED/勃起不全などの臨床的自覚症状を呈するものは前立腺が肥大している人の30%程度とも言われています。 前立腺肥大に伴うED/勃起不全などは、 同疾患による排尿障害に伴った自律神経への悪影響が発症ロジックの一つとして考えられています。 つまり前立腺肥大に伴うインポテンツは同疾患の影響下に二次的に発生している合併症とも言えます。
前立腺肥大は致死性の疾患ではありませんが、このようにED/勃起不全など、 QOL:生活の質を著しく削減する状態が恒常的に継続する疾患で、 高齢者のQOLをマネジメントする上でも、改善が非常に望まれる疾患の一つです。
このQOLに影響する前立腺肥大の性機能症状は年齢依存的に出現しやすいともされており、 今回ご紹介させていただく研究では、おおよそ基準となりうる、 性機能障害症状出現の年齢的ラインが推測されると報告しております。 本稿ではこの報告を中心に前立腺肥大と同疾患に関連して出現するED/勃起不全、 射精障害など男性の性機能障害に関して記載しております。 どうぞご参照くださいませ。


【前立腺肥大と年齢の関係】
前立腺肥大という状態は、本質的には高齢男性に出現する普遍的な状態で、 おおよそ40歳台の中盤には前立腺肥大の肥大結節が形成されるようになり、 それが段々と増加していき、60歳台では約70%弱の組織肥大結節の発生を見るとされています。 しかし上述したように前立腺肥大の発生と、 前立腺肥大に関連した症状の発生は頻度的な解離が有り、 前立腺肥大を来した患者の内、約30%程しか、同疾患の自覚症状を呈するに至らないとされています。
この前立腺肥大は、合併症状であるED/勃起不全に関して言うと、 60歳で30%、68歳以上で50%以上のED/勃起不全の発生率とされていますが、 もちろん年齢の上昇すなわち高齢化もED/勃起不全の別個の発症因子になるので、 同疾患においてED/勃起不全などの性機能障害の発生を検討するにあたっては、 加齢自体によるものなのか、同疾患に伴うものなのかを検証する必要性が高いです。 特に男性の性機能を規定する主要因の一つである男性ホルモンは、 加齢的な低下が明確にある為、 高齢者の性機能障害は内分泌における問題が主因であるケースも多いと想定されます。


【前立腺肥大による性機能障害の出現年齢の報告】
本報告は前立腺肥大が確認された166例の患者を、 50-54歳、55-59歳、60-64歳、65-69歳の4種類の年齢群に区分けし、 SFI:sexual function inventoryという性機能スコアに各年齢群間で有意な差があるかを検証したものです。
結果としては、60-64歳の年齢群で射精の問題、性生活の満足度の低下等が、 他の年齢群と比較して有意に確認され、 65-69歳の年齢群ではSFIのほとんどすべてのスコアにおいて性機能の低下が確認されたとの事です。
つまり本報告では60歳以上を基準ラインとして前立腺肥大患者では、 性機能障害の出現が自覚され始める可能性が高いと帰結しています。


【年齢と前立腺肥大による性機能の鑑別】
加齢において前立腺肥大の発生はほぼ普遍的なものと上述しましたが、 そうなると高齢者において、前立腺肥大による性機能障害は、 加齢による性機能障害と原因論的に判別が困難な事になります。
しかしこの二疾患に伴う性機能障害は、 ED/勃起不全に対するバイアグラ、レビトラ、シアリスのように共有できる治療方法もありますが、 指向性の高い原因治療としては当然別のものになって行くので、 原因治療にアプローチする段階においては、 その性機能障害がどちらに由来するのかを鑑別する必要性が出てきます。
基本的には前立腺肥大に伴う性機能障害は、 前立腺による精液の通過障害以外は、 前立腺に伴う下部尿路症状による自律神経障害が影響を及ぼしている可能性が高いので、 超音波等による前立腺肥大の形態的な診断に付随して、排尿障害が実際に併発しているのかを検討する事は、 鑑別の一助になると思われます。
また加齢に伴う性機能障害は、 基本的に加齢による段階的な男性ホルモン分泌の低下が関連している可能性が高いので、 男性ホルモンの分泌状況を詳細にチェックする事もまた鑑別の一助になると思われます。


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