性欲と勃起をコントロールしている中心は脳の視床下部の中に有ります。



性欲と勃起のコントローラーたる中枢神経

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【中枢神経と性欲・勃起】
性欲と勃起を調節しているコントローラーは中枢神経つまり脳やせき髄であり、 その中でも脳の視床下部、より細かく言うと視床下部の内側視索前野と、 視床下部が性欲と勃起をコントロールする神経的中心と考えられています。
我々の「性欲」はどこから来るのでしょうか? そして生殖に重要な勃起を調節するコントローラーは体のどこに有るのでしょうか?
性欲を引き起こそうとする誘因はマルチプルと言えます。 人間は繁殖期が無いので、性欲を刺激する主体は視覚情報が中心とされていますが、 その他にも性ホルモンなどの内分泌の高まりなど多くの因子が、 性欲の亢進に関連しているとされています。
それではこれを統合し、性欲を管理しているコントローラーはどこなのでしょうか? それは中枢神経の脳、 さらに細かく言えば脳の視床下部という部位が該当します。
視床下部は詳しくは後述しますが、 本能的欲求に基づく、摂食行動、飲水行動、集団行動、 および性欲の関連する性行動などの本能行動における調節を司る神経学的なコントローラーであり、 これらの作用は大脳辺縁系とともに調整しております。
そして生殖に重要な「勃起」を調節しているコントローラーは人体で言うと、どこになるのでしょうか? 勃起の中枢神経は2つ有るとされていて、一つは脊髄の末端である仙髄と言う場所に、 そしてもう一つの中枢はやはり脳の視床下部に有るとされています。
仙髄の脊髄勃起中枢では陰茎への直接的刺激に対しての勃起反応を司っており、 一方、視床下部の高位勃起中枢では性的興奮などの情動に対しての勃起反応を司っております。
このように視床下部は性欲また勃起に跨って非常に重要な役割を果たしており、 人間の生殖に非常に大きな影響力を持つ脳部位と言えます。
本項ではこの視床下部に関して、性欲と勃起の中枢神経としての解説と、 さらにその細かい機能担当部位に関して記載しております。ご参照くださいませ。


【性欲の中枢、勃起の中枢である視床下部】
性欲の中枢神経、ならびに勃起の中枢神経を兼ねている、 人間の生殖機能に非常に重要な視床下部とは一体どこにあり、 どのような器官なのでしょうか?
性欲と勃起の中枢である視床下部は脳神経における間脳のもっとも底に有る領域で、 性欲や勃起などの性行動の他、飲水、接触、攻撃、 自律神経機能などの調節を司るコントローラーであり、 人間の生体機能の調節上、非常に重要なシステムの諸々を統括している、 脳の中でも重要性の高い神経領域です。
この視床下部は特に脳室周囲に非常に重要な核を複数内包しており、 後述する室傍核もその一つになります。 これらの核の神経細胞は下垂体ホルモン調節ホルモンや後葉ホルモンなどのペプチドを産生し、 ホルモンによる全身のコントロールにも関連するとされています。


【性欲・勃起の中枢である視床下部の視索前野、室傍核とは】
この視床下部の中でも、特に性欲と勃起のメインコントローラーと考えられているのが、 視床下部内の視索前野と室傍核という神経領域です。
ラットなどの動物では、この視索前野と室傍核が性欲と勃起のメインコントローラーたる、 生理学的・生化学的裏付けが既に取れているのですが、 非侵襲的にこれを人間で完全な立証を立てる事は、 人間を使用した生体実験が必要になっていまい、 人道上も、また倫理的にも、これの完全なる立証は、不可能の可能性が高く、 そうした事情もあり、この視索前野と室傍核が人間の性欲と勃起のメインコントローラーであるという、 事象は仮説に止まらざるを得ない状況です。
しかし人間に近縁した哺乳類のリサーチ結果から考えるに、 視索前野と室傍核が人間の性欲と勃起のメインコントローラーであるという可能性は、 非常に高いと推定されています。
さてこの視床下部の視索前野ですが、この視索前野は内側と外側に分かれます。 性欲・勃起に関連が深いのはこのうちの内側の方と考えられています。 ラットなどの哺乳類ではこの内側 視索前野において、雄雌でその違いが明確な核が有り、 ラットにおいてはこの核は雄が雌のなんと5倍程も大きいとされています。 この部分を実験的に破壊すると雄は雌を見ても興味を示さず、 交尾行動をしないようになってしまう事からも、 この視床下部の内側視索前野は性的行動に強く関連していると認識されています。
次に視床下部の室傍核ですが、この核は脳の第三脳室に接する様に位置していて、 元々は下垂体ホルモンの分泌や体内水分量、分娩、授乳、接触の調節に、 重要な役割を果たす神経核と考えられています。
この室傍核も視索前野同様に‎勃起・性欲の中枢の一つとして考えれられており、 またこの室傍核は黒質ドパミン作動性ニューロンから投射を受けている事から、 黒質ドパミン作動性ニューロンの脱落を主徴とする、 パーキンソン病によるED/勃起不全の発症との関連性が指摘されています。


【中枢神経疾患の性欲・勃起に対する悪影響】
こうした生殖に重要なコントローラーを内包した中枢神経を障害する疾患は数多あり、 これらの障害部位によってはこれら視床下部にもダメージが与えられる場合が有ります。
そのダメージが甚大なものは性機能と言うよりも、 むしろ生命機構の維持に関わる大問題になりますが、 変性疾患の様に慢性的に進行する病態においては、 生殖のコントローラーの障害からEDなどの性機能障害が初発症状になる事も多々あります。
多系統委縮症などの疾患では、 このようにEDなどの性機能障害が初発症状になる事が比較的多いと報告されています。
これら中枢神経疾患によるED/勃起障害の場合は、 下位勃起中枢である脊髄勃起中枢は温存されている場合も有るので、 バイアグラ、レビトラ、シアリス、 シルデナフィルなどのPDE5阻害薬を使いつつ、 陰茎を直接刺激する事でEDの改善を図れる可能性も有ります。
中枢神経疾患によるEDでお悩みの方は、 新宿ライフクリニックにてご相談をお待ちしております。 ご気軽にお尋ねくださいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)


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