【生殖腺線量とは】
生殖腺線量gonad doseとは男性もしくは女性の性腺における放射線による被曝量を示す言葉になります。
生殖腺は、具体的には男性は精巣、女性は卵巣指します。
生殖腺線量とはつまり精巣・卵巣における放射線の被曝量と言い換える事が出来ます。
【生殖腺線量の線量とは】
生殖腺線量の線量とは、放射線の被曝量の事であり、これは体の内外から放射線を浴びてしまい、
その時に全身もしくはからだの一部が受けた放射線の総量を示す言葉になります。
被曝量の単位は吸収線量としてGy(グレイ)を使用する場合と、
等価線量として線量のみならず、
放射線の種類の違いによる生物的影響の違いを考慮したSv(シーベルト)を使用する場合があります。
【生殖腺線量と不妊症などの生殖の障害】
性腺の被爆は、機能的な影響を示す事があり、
不妊の原因になったり、障害児出産の原因になったりする事があります。
また、妊娠母胎内の胎児に悪影響を及ぼす場合があります。
原発や核実験など以外の日常生活上では、医療機関における検査用機器による放射線被曝がポピュラーであり、
基本的には妊婦に対する放射線被曝が懸念される検査に関しては、
妊娠の有無等を問診や検査によって事前にチェックされ、検査が回避されます。
よって生殖腺線量とは、基本的には妊娠前の生殖年齢女性、もしくは妊婦に対して検討される被曝検査であり、
男性では男性不妊の検査の一環、もしくは放射線をルーチンに浴びる事の多い業務に従事している場合に、
生殖腺線量が検討される事があります。
生殖腺線量が示す放射線被曝はその程度が過ぎれば、不妊症の原因になる場合もございます。
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