精力

現代医学的な改善をするには?



「自宅で精力を取り戻す工夫」

医学的改善に関して専門医からアドバイス


<当ページの項目リスト>

     
  1. 【精力と現代医療】
  2. 【精力とは】
  3. 【医学的改善①:性機能】
  4. 【医学的改善②:体力の低下・疲れ】
  5. 【抗加齢医学】

精力の医学的改善

精力の医学的改善をするには


1.【精力と現代医療】

【要約】
「精力を現代医学的に改善するには」

  • ―精力とは実質的には中高年の性機能そして肉体・精神の元気さを示す言葉です
  • ―精力における性機能の医学的改善、特に勃起不全は適切な運動習慣・ダイエット・生活習慣病の是正等が重要
  • ―精力における体力減少・疲れ易さの医学的改善には休息と仕事のバランス調整・日頃の体力維持・疾病の予防等が重要
  • ―抗加齢医学にとって精力の医学的改善は重要なテーマの一つです

「精力が落ちた」
この言葉は主に中高年で交わされるものですよね。
10代、20代の方は疲れる事があっても「精力」というキーワードは使用しないです。
実はこの「精力」という表現は現代医療で定義される表現では有りません。 詳しくは下記2.【精力とは】に記載しておりますが、 精力は現代医療ならびに漢方など伝統医療に関連した表現ではなく、 ほぼ社会通念として使用されている言葉の可能性が有ります。
しかし、日本内科学会認定の総合内科専門医、日本性機能学会専門医である自分の外来にて 「精力が落ちてるんだけど、どうしたらよい?」という質問を受ける事は少なくありません。 そしてその表現は同じく中高年である自分にはとてもスムーズに受け止める事が出来ます。


これも下記2.【精力とは】に詳述してありますが、 「精力が落ちている」という状態は自分が解釈しますに、主に中高年において

  • ①「性機能が低下している」
    :勃起不全である、性欲自体が減少している、性行為の回数がこなせなくなった。
  • ②「体力低下や疲れを感じる」
    :仕事がキツイ、感冒など疾病の影響がある、体力が低下しており以前と同じ事をしてもより疲れてしまう状態に大別されます

つまり「精力が落ちている」と表現される状態は、自分の臨床経験上、 個別かつ複数の問題が並存している事が多く、 その医学的改善には、その個別かつ複数の問題それぞれにオーダーメイド的にアプローチする必要が有ります。


本項は「最近、精力が落ちた」とお嘆きの中高年の方に対して、 自宅でできる医学的改善を主体に解説をさせて頂いております。
宜しければご参考にされて下さい。


2.【精力とは】

自分も驚いたのですが「精力」という言葉は医療系の大辞典にも載っていません。 故にこの言葉は現代医療ならびに伝統医療とは関連のない言葉である可能性が有ります。
しかるに精力を医学的に改善するという本項のメインテーマは矛盾のあるものかも知れません(笑)。
しかし「精力が落ちた」と表現される方には何等かの自覚的が問題がある事は事実です。


実は「精」という漢字は「たましい」を示す意味が有ります。 つまり「精力」とは「たましいのちから」と読み替える事が出来ます。 この字は精子・精液など男性の配偶子/生殖に関連したキーワードに多用されており、 また「精力絶倫」や「精力剤」など性機能の強さに関連しても使用されています。
その一方で「仕事に精力を注ぐ」など、シンプルに元気さや体力を表現する場合にも使用されます。
つまり、総合すると我々の社会での共通認識上「精力が落ちた」という状態は、

  • ①性機能が低下して勃起不全などが発症する
  • ②体力が低下していて疲れを感じやすくなる

という状態が定義されると思われます。
曖昧な余地を残す「精力が落ちた」という表現の中だと、 これに改善に「にんにく」や「すっぽん」「ウナギ」などは効果が有りそうな気がしますが、 「性機能の低下に伴う勃起不全の発症」もしくは「体力減少による慢性の易疲労感」 とその内容を定義立てして細分してみると、これらの食材の効果はいささか疑問です。 ウナギを単発で食べて、体力低下による慢性の疲労感が根底から良くなると思われる方はあまりいないものでしょう。 また原因が明確になっている勃起不全などに至っては猶更だと思われます。 これらの是正には医学的に考察された改善方法が必要です。


3.【医学的改善①:性機能】

前項で「精力が落ちた」という状態を

  • ①性機能が低下して勃起不全などが発症する
  • ②体力が減少していて疲れを感じやすくなる

と細分して定義しました。 それでは精力における「性機能の低下」は現代医学的にはどのように改善すべきでしょうか?


一般的なニュアンスで精力における「性機能の低下」と表現されるのは、

  • a.勃起不全である
  • b.性欲自体が減少している
  • c.性行為の回数がこなせなくなった

これらの状態が代表でしょう。 これら、それぞれの改善方法を解説しますと


a.勃起不全の場合は、それを発症するどのようなリスクファクターを本人がお持ちかを同定する必要があります。 代表となるリスクファクターには加齢・高血圧・糖尿病・脂質異常症・肥満・運動不足・喫煙があります。 これらには「加齢」など改善できないものも含まれますが、是正可能なリスクファクターをマネジメントする事で、 勃起不全は良くなる可能性が見込めます。 特に肥満者における適切なダイエット、適切な運動習慣、生活習慣病のきちんとしたコントロールは、 医学的改善の根拠が大きいものです。


b.性欲自体の低下に関してですが、加齢に伴う男性ホルモンの減少によるものなど、 生理として自然に発生するものは是正が難しいにしても、 その他の原因に関しては医学的改善の余地があるものもございます。 自慰やセックスなどの「性行為」自体の頻度をキープする事は性欲の維持に関しても重要です。 また性欲は実は心身の余裕がないと中々実感し得ないものですので、 精神緊張やストレスを引き起こすものに対する心理マネジメント、 体力の余裕を持つための日頃のエクササイズはとても大事です。 また人間は性欲を視覚・嗅覚・触覚・聴覚など様々な五感の刺激で惹起されるので、 こうした五感を刺激する性環境を設定する事も性欲減少に対する対策として重要です。


c.性行為の回数がこなせなくなった事に対してですが、これは性欲自体の低下、 また体力の減少が大きくかかわるかと存じます。性欲自体の低下は上記b.の解説を参照して頂くとして、 体力の減少に関しては、日ごろの体力維持のための運動習慣は非常に大切です。 体力維持のための運動習慣はa.b.cの状態それぞれに好影響です。日頃「精力が落ちたな」 と御自覚のある方はまずはウォーキングなどから始めてみるのはどうでしょうか? 食後に30分ほどの止まらない早歩きのお散歩(マラソンのようにお散歩する感じでしょうか?) はお勧めですので、是非ともトライして見てください。


4.【医学的改善②:体力の低下】

前項では「性機能の低下」という側面から精力の医学的改善を解説しました。 こちらでは「体力低下や疲れを感じる」という側面から精力の医学的改善を解説いたします。

人はどのような時に体力の減少や疲れを感じるのでしょうか? 基本的には

  • a.仕事がキツイ時
  • b.健康を害している時
  • C.実際に体力が減少して来ている時

だと思われます。


a.仕事がキツイ時ですが、人間、不思議と好きな娯楽に興じている時は、疲れを感じにくいものです。 仕事がキツイと感じる最たる原因は休息と仕事とのワークバランスが崩れている事が多いと思われます。 これは職種にもよりますので調整は難しい事もあるかと存じますが、 週間・月間・年間で予測できる忙しいイベントを細分化・調整する事でバランスをとる事はとても重要です。 スケジューリングを積極性をもって行い、ワークバランスを見直してみましょう。 適切なタイミングで有給を使用する事も重要です。


b.健康を害している時は体力の低下や疲れを自覚するものだと思われます。 既に罹患している疾病は治療に専念するしかないとして、「体力の低下や疲れ」の医学的な改善を考えた場合は、 予防できる疾病をキチンと予防する事が重要です。 こうしたものの代表としてインフルエンザが有ります。 いったんインフルエンザに罹患すると改善後も疲れやすくなったりと、その被害をこうむる期間は長大です。 インフルエンザなどの感冒は予防接種のあるものはキチンとそれを受け、 また感冒の罹患率を下げるために、環境温度の調整、同じく湿度の調整、十分な水分接種、マスク・手洗い・うがいなどの感染予防措置、 こうしたものの徹底は馬鹿に出来ない効果が有ります。


c.実際に体力が減少してきている時に関してです。 運動習慣が維持されていない方も多いかと存じます。間違いなく言える事は体力は放っておけばどんどん減少するものです。 若い時分はそうしたメンテナンスを必要としなかったかも知れませんが、 年齢を重ねていくと運動習慣が無い事による体力の低下は顕著になって来ます。 やはり日頃、どのような運動を、どのように定期に行うかというのは、 精力の医学的改善にとって、前項の内容を含めて根幹をなすと言えます。


5.【抗加齢医学】

以上 精力の医学的改善をテーマに、その内容を細分し、それぞれの対策を記載させて頂きました。 精力の維持は、男性全体の夢の一つです。 しかし年齢や現実の生活はこれを我々から容赦なくむしり取っていきます。


こうした加齢が主体となった生活上の実害は、超高齢化社会を向かえる本邦にとって非常に大切な社会的テーマです。
実はこうした「精力の低下」など加齢にともなう実害の医学的改善を研究する学術団体が有り、 「日本抗加齢学会」という名称です。 これは美容や性など非常に広範にわたり、加齢にともなう生活上の実害を考察し、医学的改善策を模索する学会です。 むろん精力の医学的改善に関しても本学会に重要なテーマです。


当新宿ライフクリニックの院長である自分も日本抗加齢学会の専門医を取得しており、そして日本性機能学会の専門医、 日本内科学会認定 総合内科専門医も合わせ持ちます。 当院は加齢などによる精力に低下に関して、これら学会から得た重要な知識や技術をもって、 その医学的改善に尽力しております。 東京は新宿駅周辺にお寄りの際はJR新宿駅の目の前、新宿ライフクリニックにどうぞご来院くださいませ。