精子運動率の定義と基準



【精子運動率と男性不妊】

【精子運動率とは?】
精子運動率motility rate of spermとは、射出された精液の中で、 どれだけきちんと運動している精子がいるかを調べる検査です。
すなわち、精子の総数に対する運動しているものの割合になります。
男性が因子となる不妊症を男性不妊症と言いますが、 この男性不妊症の約90%が精子形成障害に起因しているとされており、 精子形成障害は精子の数が足りない状態と、 精子運動率が悪い状態、ならびに精子奇形の割合が高い状態などの要素が有ります。


【精子運動率などの精液の正常基準】
精子運動率などの男性不妊症の精液の診断基準は、一般的にはWHOの規定したものが使用されており、 精子数が2000万個/ml以上、精子運動率が50%以上、奇形精子の割合が20%以下が正常な精液とされています。 これの条件に該当しないものが、男性不妊症に関連しうる精液と診断されます。
こうした精子運動率などの精液検査は、48時間以上7日間以内の禁欲期間を置いたのちに実行されます。
実際の手法としては用手法すなわちオナニーにて精液を採取し、 精子に障害を与えない、つまり細胞毒性のない容器にて収集します。


【精子運動率などの精液の測定方法】
精液検査における精子運動率や、数また奇形の割合の計測に関してですが、 まず、上記の如く採取した精液を、室温に30分間おいて精液をゲル状から液状に戻します。 精液の検査は新鮮さが大事なので、採取された精液の検査は1時間以内に実行する必要が有ります。
精子運動率またその数は、 目視の場合は、マクラー精子計算盤という円形の窪みのある計測器具を使用して測定します。 このマクラー精子計算盤を使用して、無希釈の精液を200倍で鏡検します。
こうした精子運動率などの精液検査の結果は、ばらつきが多いので複数回行われる事もあります。

精子運動率は、WHOの基準では、精液採取後1時間以内、室温20~24度で測定いたします。 早く前進するものが25%以上、また早く前進するものとゆっくり前進するものの合計が50%以上で、 精子運動率が正常とされます。
その数に関しては、そのままマクラー計算盤上でカウントされます。

精子の奇形割合に関しては、上記のごとく精子運動率を計測した後で、ホルマリンが配合された混合液にて、 運動を止めさせて、400倍で鏡検し100個に対する形態異常を持つものをカウントします。

こうした精子運動率などの精液検査は従来、目視にて実行されるものでしたが、精子は全長約60μmとごく微小にて、 測定誤差が発生しやすいものでした。
昨今はレーザー光線、暗視野位相差顕微鏡、ストロボスコープ、 ビデオカメラなどとコンピュータを組み合わせた精液の自動分析装置が使用されつつ有ります。


【精子運動率の規定要因】
精子運動率の規定要因は精子にある尾が主体です。 この尾は線毛や鞭毛の一般構造と同様の9対と1対の軸糸複合体で構成されており、 これが正にオタマジャクシの尾のように動いて精子を前進させます。 こうした尾による運動は、 尾の動き方・精子を取り巻く環境要因・精子自体の成長度などの要因が関連して、その運動能力を規定します。 尾の動き方の要因としては、尾のビートの頻度、振幅、そしてビートの波長などがあり、 また、取り巻く環境要因としては精液の液体成分である精漿や女性性器の内部環境などがあり、 成長度の要因としては精子の形態的、生化学的、生理学的な成熟度、老化などがあげられます。


written by バイアグラ新宿なら新宿ライフクリニック.

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