オーキッドメーター



精巣測定器(オーキドメーター)の使用の実際

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【精巣測定器とは】
精巣測定器Orchidometerとは、睾丸の容積を検出するための医学的な計測デバイスです。
本デバイスは、思春期の発達経過の確認から、 二次性徴の不全や先天的な男性ホルモン障害などの存在の類推に、使用する事ができます。
使用方法は非常に簡便ですが、陰嚢の厚みの個人差などのバイアスが影響する場合があるので、 若干の使用上の注意が必要となります。


【使用目的】
精巣測定器は、上記のごとく二次性徴の発達過程を類推するのに使用されます。
睾丸のサイズは、5歳までは生下時から大きな変化はせず、5歳以降で次第に大きくなり、 12歳ごろから成長速度が加速し、18歳ごろにピークに到達します。
基本的に、二次性徴は睾丸サイズの増大から始まりますので、 睾丸のサイズは二次性徴の発達過程の良い指標の一つとなります。
また、睾丸のサイズはTanner Stage分類などの二次性徴の進行度評価と、おおよそ相関するとされています。

睾丸(精巣)は、皆さんご存知のように、精子や男性ホルモンの産生を行う器官であり、 その容積は、いわば精子の育成能力に関連しているとも言えます。

精巣測定器は、上記の如く生殖機能や二次性徴の発達過程の類推に使用されますが、 性成熟不全や精巣形成不全、 精巣奇形 である精巣萎縮等の疾患の存在を類推する指標でもあります。


【実際の使用方法】
主に精巣測定器のデバイスは二種類あります。
プレート状で真ん中に睾丸型の穴が開いているものと、 立体造形で睾丸の形状をデフォルメしたものとが有ります。
睾丸は年齢に応じてサイズが変わってくるので、 これらはデバイスの種類は変われど、複数のプレートもしくは複数の立体造形をもって一セットとなっており、 実際の睾丸と比較して近似しているサイズのものと比較する形で使用します。

愛護的に把握固定した睾丸の上に実際に置いて比較します。 その上でおおよそサイズが合致するモデルを選択します。 選択されたモデルによって、近似する睾丸の容積を算出します。

オーキッドメーターは、基本的に乳幼児や思春期の児童を対象にする事が多くなります。
測定に当り、乳幼児の場合は診療に対する恐怖感、 また思春期の児童の場合は羞恥心に対して、配慮が必要です。 乳幼児の場合は、お母さんの診察への同席や、測定時に積極的に参加してもらう事で対策します。 思春期の児童に関しては同性の検者を設定したり、 個室で行う事でプライバシーに配慮したりする事で対策いたします。

昨今は、超音波検査にて、非侵襲的により正確な睾丸容積が算出できるようになって来ましたが、 超音波検査は検者間較差があるのと、患者によって検出感度が変化するという問題点がございます。
また、費用を考慮してた場合でも、オーキッドメーターは簡便で有用な検査法と言えます。


【交絡因子】
交絡因子として、陰嚢の厚みが挙げられます。 個人差があるため、オーキッドメーターを使用し、陰嚢の外側から睾丸のサイズを類推する場合は、 睾丸のサイズを大き目にとらえてしまう可能性がございます。
特に、肥満にて皮下脂肪が厚い被験者の場合には、これを想定する事が必要になります。
また、陰嚢水腫などのように、睾丸周囲に液体が貯留しているようなケースも、 正しい睾丸のサイズ測定が出来ない場合がございます。
これらのケースにおいては、上述の超音波検査が非常に有用です。


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