前立腺炎症候群とED



【前立腺炎症候群の臨床像】

written by バイアグラを新宿で.新宿ライフクリニック


【前立腺炎症候群とは】

前立腺炎は、様々な原因が関与しており、様々な病態を呈します。 そのため、最近では、様々な疾患の集合(症候群)と捉えられる場合がございます。
症状として、前立腺とその周囲の関連領域の疼痛や違和感など、様々な症状の訴えがあるのが特徴です。
発症形態から、急性、慢性に大別されます。 過去を振り返ると、様々な分類法が提唱されておりましたが、 最近では、1995年および1998年に米国国立衛生研究所NIHが提唱した分類が、広く用いられています。 従来の分類の急性細菌性、慢性細菌性、非細菌性を、それぞれカテゴリーⅠ、Ⅱ、Ⅲとし、 病理学的にのみ炎症を認めるカテゴリーⅣが追加されています。
さらにカテゴリーⅢは、炎症性のⅢA、非炎症性のⅢBに分類され、 原因ではなく、その症状を中心に捉えられています。
カテゴリーⅢBの非炎症性前立腺炎は、いままで、慢性骨盤腔内疼痛症候群と呼ばれていたもので、前立腺痛(プロスタトディニアprostatodynia)と呼ばれていたものに相当します。


前立腺炎症候群の分類:米国国立衛生研究所NIH

  1. 急性細菌性
  2. 慢性細菌性
  3. 慢性非細菌性
    1. 炎症性
    2. 非炎症性
  4. 病理学的

カテゴリーⅠおよびⅡは、名称からもわかるように、細菌感染による化膿性炎症が原因となります。 その多くは、尿道を通し外部から上行性に細菌が侵入し発症いたします。
カテゴリーⅠの急性感染性の原因菌の多くは、大腸菌です。
カテゴリーⅡの慢性感染性の原因菌は様々であり、菌自体が分離されないケースもございます。
カテゴリーⅢの非炎症性の場合は、病原体となる細菌が検出されないものとなります。 しかし、カテゴリーⅢAの炎症性非感染性では、一般細菌以外の微生物、たとえば、嫌気性菌や結核、真菌、ウイルス感染が原因と推測されております。
カテゴリーⅢBの非炎症性慢性非感染性は、前立腺内への尿や前立腺液の逆流や、下部尿路閉塞、結石、自己免疫性疾患、骨盤腔内の静脈うっ滞、自律神経の関与、精神的な要因など、様々な因子の関与が指摘されていますがが、その詳細は不明です。
カテゴリーⅣは、病理学的にのみ前立腺炎を認めるだけで、原因不明であることが多いものです。


症状は、排尿時疼痛、頻尿、残尿感などで、下部尿路症状を呈します。
細菌感染による急性感染性の場合は、全身症状として、発熱や悪寒を認めることがあります。
慢性前立腺炎の症状は、骨盤周囲や恥骨周囲、陰部の痛み、不快感、射精後の疼痛などを訴えますが、局所的な症状が多く、発熱などの全身症状は認めません。
カテゴリーⅢの非感染性前立腺炎では、これに加え、鼠径部の痛みや下腹部の痛み、性機能低下など、より多彩な症状を訴えます。
カテゴリーⅣの病理学的前立腺炎は、組織生検や手術検体などで病理学的に炎症を認めたものや、精液に炎症所見を認めたものです。 この場合、症状を伴わない事が多く、あくまで病理学的に炎症が存在していたのみの前立腺炎となります。


急性感染性前立腺炎は、その症状から診断は比較的容易です。前立腺の腫大、圧通を認め、尿検査上、細菌尿や膿尿などの細菌感染を認めた場合、診断となります。
慢性感染性前立腺炎は、初尿、中間尿、前立腺圧出液、マッサージ後尿の各尿検体調べ、圧出液、マッサージ後尿の細菌培養結果が、 初尿、中間尿と比較し、細菌数が10倍以上かつ1000cfu/ml以上(グラム陽性菌の場合10000cfu/ml以上)で、鏡検で白血球数10個/HPF以上を基準としています。
カテゴリーⅢAの感染性の場合は、圧出液、マッサージ後尿の白血球数が10個/HPF以上で細菌が分離されないものとされ、 カテゴリーⅢBの非感染性の場合は、圧出液、マッサージ後尿の白血球数が10個/HPF以下とされています。


治療法は、細菌感染が疑われる場合、つまり急性感染性(カテゴリーⅠ)、慢性感染性(カテゴリーⅡ)では、 各々の原因菌に応じた抗生剤の投与が中心になります。
慢性感染性の場合、起縁菌の分離同定ができないこともあるため、その場合は、ニューキノロン系抗生剤の投与を1カ月程度行うことが一般的です。 その他、生活指導として、長時間の座位保持や寒冷刺激、飲酒などを控えるようにいたします。
慢性非感染性では、有効な治療法が無く、確立された治療法もありません。 ニューキノロン系の抗生剤などを投与し経過観察したり、排尿を促すためα遮断薬を使用したり、抗うつ薬、筋弛緩薬、漢方薬(桂枝茯苓湯や四物湯など)が試されます。 その他、マッサージや定期的な射精が有効なこともあります。精神症状が強い場合は、精神科とともに治療を進める場合もあります。 増悪因子は、冷え、疲労、長期座位保持、飲酒、刺激物の摂取などが挙げられ、これらを避けるよう生活改善が必要です。


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