精漿の産生と役割



精漿と精液の関係


【精漿とは】
精漿seminal plasmaとは、精液における細胞成分すなわち精子以外の液体成分です。
精液の成分の9割を精漿で占めます。

精漿には、様々な物質が含有されている事が知られておりますが、作用に関しては、妊孕性への関与を含め、 不明な点が多くございます。
精漿分泌器官である精嚢や前立腺を除去した場合、著しく妊孕性が低下する事から、 妊娠に対する何らかの作用を有す事が知られています。

精漿の役割は、一般的に、

  • 精子の輸送媒体
  • 膣内からの精子の流出防止
  • 精子の運動を抑制し、受精の為にエネルギーを蓄える
  • 精子の受精能力獲得を可逆的に抑制する
  • 膣内の酸性環境を緩衝する
  • 精子を障害する活性酸素種からの防御機構

等が知られています。


【精漿の産生】
精漿は、主に精子の搬送経路である精路とその周辺付属器から分泌されます。
精漿を分泌する主な器官は、精路の精巣上体、精管、精嚢、精管膨大部があり、他に前立腺、 球部尿道腺があります。
精漿の粘性は、精嚢ならびに球部尿道腺から分泌される液体の特性になります。


【射出される精漿の構成割合】
射精される精漿は、均等に混ぜ合わさった状態で分泌されるわけでは無く、射精の前半は前立腺液の比重が多く、 射精の後半になるに従って精嚢液の比重が増えてきます。
精嚢からの分泌物は、他の分泌物より粘液性が高く、精液の粘度は精嚢液に由来します。

前立腺液は、精液の20%前後を占め、精子の運動を促進させる機能がありますが、 対して、精嚢液は、精液の65%前後を占め、精子の運動を抑制させる機能があるとされています。
こうした射出内容の不均一さも、精液の生理学的な特徴を示す上で、必要性があるとされています。


精漿の異常もまた、男性が因子の不妊症である男性不妊に関連する可能性があります。


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