シュテューマー病



亀頭炎とシュテューマー病


【亀頭炎とは】
亀頭炎は男性の陰茎先端の亀頭の皮膚粘膜局所の感染症になります。
亀頭包皮にまで及ぶ場合は、亀頭包皮炎になります。

亀頭炎には数多くのバリエーションがあり、壊疽性亀頭炎、びらん性亀頭炎、淋菌性亀頭炎など種々ありますが、 シュテューマー症候群は閉塞性乾燥性の亀頭炎になります。
このシュテューマー症候群は、勃起時に痛みを惹起し、 疼痛による勃起の障害を引き起こすことがあります。
この状態は広義の勃起不全:EDとも言えます。


【原因】
亀頭炎は、基本的には包茎に伴い発症しやすく、 多くは、包皮部を不潔にしている事による細菌性で惹起されるとされています。

これに対して、閉塞性乾燥性の亀頭炎であるシュテューマー病の本態は、硬化性萎縮性苔癬であり、 その原因や発症機序に関しては、なお不明な部分を残します。
シュテューマー病は、比較的若年成人の疾患で、15~50歳に発生頻度のピークがあり、 家族内発生の傾向があるとされます。
シュテューマー病は上記の一般的な亀頭炎とは違い、包茎・非包茎にかかわらず発生し得ます。


【閉塞性乾燥性亀頭炎/シュテューマー病の特徴】
シュテューマー病は、臨床的には、包皮および亀頭の白色浸潤性病変で始まる亀頭炎です。
。 この白色浸潤性病変は次第に硬化して行き、最終的には萎縮して行きます。
包皮にも病変が有る場合は、病状進行に応じて包皮が硬く萎縮して行くため、包皮の反転が難しくなり、 後天性の包茎様になってしまう場合があります。
亀頭部病変の硬化や萎縮は、勃起時に疼痛を引き起こし、 勃起障害、つまり広義のED/勃起不全の原因となるばかりか、 尿道の狭窄や閉塞による排尿障害を引き起こす事もあります。

こうした排尿障害は、下部尿路症状から、二次的なED/勃起不全を引き起こす原因ともなり、 本疾患と下部尿路症状による二重の原因から、難治性のED/勃起不全化する事もあります。


【閉塞性乾燥性亀頭炎/シュテューマー病と癌】
閉塞性乾燥性亀頭炎/シュテューマー病の皮膚粘膜病変は、皮膚がんの発生母地となる事があり、 有棘細胞癌を発生させる事が有ります。
そのため、シュテューマー病では定期的な病変部の観察、 ならびに発症部分の生検による癌の発生のチェックが必要になります。


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