シアリスの選択者には一定のニーズがあります
本剤を希望する人には独特の傾向があります
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【要約】
「シアリスを希望する人には一定の傾向が指摘されています。」
インポテンス治療薬であるPDE5阻害薬の代表的な製剤全ての使用経験がある患者さんを集めて、
最終的にシアリスを希望する人の、その理由や傾向に関して調査した報告が有ります。
その調査の結果では、シアリスを希望する人はインポテンスのリスクファクターが少なく、
年齢が若い傾向が有り、またシアリスが好まれる理由としては、
「持続力」「食事の影響がない点」などが挙げられているとの事です。
なおシアリスとその他のPDE5阻害薬との差異を自覚出来た方の内、
約50%が今後もシアリスを希望する人であると報告されています。
シアリスとは米国イーライリリー社が開発し、本邦においては日本新薬社が、
イーライリリー社からライセンスを取得して、
厚生労働省の正式な認可のもとに生産、販売しているインポテンス治療に特化した処方箋医薬品です。
これらのインポテンスの治療薬はPDE5阻害薬と呼ばれる、
血管拡張物質である一酸化窒素の機能に介在して、陰茎に血管拡張を引き起こす、
言わば陰茎局所の血管拡張薬であり、
現在のインポテンスの治療においてはファーストラインの治療方法です。
その効果は併存した副作用が少なく、
また改善率が高いという意味合いにおいては、
既存のインポテンス治療の追随を今のところ許しておりません。
現在、厚生労働省によって正式に認可を受けているPDE5阻害薬は、
いずれもが保険診療の適応がない、保険外診療での使用が主体の治療薬ですが、
これらはその効果の程度や薬効の持続時間、食事の影響の有無、効果発現までの時間など、
その機能に関してそれぞれの違いが傾向として有る為、
これらを一通り使用した上で、最終的にどの薬剤を優先的に使うかと言う、
言わば「希望する人の傾向」が個人個人で現れる事が以前から認識されて来ました。
今回、こちらでご紹介させて頂いているシアリスと他剤にて比較した嗜好性の評価は、 こうした個人において使用されるインポテンス治療薬を希望する人の傾向の偏りに関して介入したもので、 こうした「シアリスを希望する人の傾向」に関しての研究の存在は、 一般のユーザーである患者さんにとっても、有用なガイドとして貴重なものとも思われます。 是非とも、ご参照くださいませ。
シアリスの特色に関して他のPDE5阻害薬と差別化してお話しますと、
まずはやはり、その長時間薬効がその主体になると思われます。
シアリスは10㎎が24時間程度、最高用量の20㎎が36時間程度と、
他のPDE5阻害薬に比べて非常に長大な薬効持続時間を示しており、
この効果の長さは、「朝立ちなどの生理現象の改善」、
「翌日以降のセックスの改善」、「パートナーとの宿泊・旅行での好適」
など目前のセックス以外への副次的な効果が期待出来ます。
またこれ以外にもシアリスは食事の影響を受けにくい傾向があり、
食事中の油分によって効果を減弱しやすい他のPDE5阻害薬に比較しますと、
その使用上における利便性が勝ります。
またシアリスは長時間薬効が前提の為、
他剤に比較して動悸等の望まれない副作用の発現を髙いレベルで制限した設計となっており、
他剤で動悸感などが悩ましい患者さんへの代換薬品としての役割もございます。
こうした数多くのシアリス独特の利点が、 本剤を希望する人を増やしている傾向が当院でも確認されています。
シアリスを希望する人の傾向の報告に関してご紹介いたします。、 この研究は、まず他のPDE5阻害薬の使用経験がある患者さんを募集し、 その方々にシアリスを4回以上使用してもらった上で、 結果としてシアリスを好むようになった方へのアンケート調査の実行により、 その嗜好性の理由や希望する人の傾向に関して検討したものです。
全20例中、シアリスとその他2種のPDE5阻害薬との差異を自覚出来た方が16例で、
その16例中50%を占める8例が今後もシアリスを希望する人であるという結果が確認されました。
この最終的にシアリスを希望する人の傾向としては、
国際勃起機能スコア:IIEF5の測定における、
ED/勃起不全治療前の勃起機能が、他剤を好ましいとして答えた症例に比較して、
相対的に高い傾向が有り、またその年齢層は比較的若い傾向が有りました。
つまりシアリスを最終的に希望する人は、
勃起機能が比較的良い、若い方が多いという傾向が見受けられたとの事です。
また他のPDE5阻害薬に比較してシアリスを希望する人の理由については、
「持続力」「食事の影響のない点」「翌日も性交が出来た」「硬さ」などが挙げられているとの事です。
これは上記させていただいた本剤効果のメリットとほぼ相同したものです。
纏めるとシアリスのメリットは、薬効が長い事、勃起関連の生理機能も一時的に改善できる事、 食事のタイミングなどの使用上の煩雑さが少ない事などに集約され、 本剤を希望する人のニーズにこれらのメリットとの合致が見られるのだと思われます。
こうしたメリットを軸にシアリスの使用上のシュミレーションを検討しますと、
まず長時間の薬効持続を考えた場合には、
「若い方のデートでの使用」は非常に好適と思われます。
お若い方は中々、パートナーの前でのPDE5阻害薬服用時の姿は見せにくいものと思われますので、
長時間薬効にて事前に服用しても運用が容易な本剤は、
インポテンス治療薬の中でもお若い方のデートなどに使用しやすいものと思われます。
またお若い方のインポテンスには基本的には生活習慣病をベースとした器質的障害に基づくものよりも、
ストレスやプレッシャーなどが原因となる心因性の方が頻度的に多い傾向なので、
セックス前の緊張を高めてしまう可能性のある、
薬効の持続時間や服用タイミングの判断など薬剤運用に関するマネジメントが煩雑な製剤だと、
逆に新たな緊張感の種になってしまう事が危惧されます。
そうした意味合いにおいても、使用上のストレスとなりうる、
食事影響や薬効時間切れの心配の少ないシアリスは、
お若い方のデートに適したインポテンス治療薬と言えます。
その他、副作用発現頻度の少ない本剤は、
他のインポテンス治療薬の使用上で動悸感やほてり感、頭痛が悩ましい場合などにおける、
代換医薬品として、またセックスパートナーとの旅行など、
セックスの始まるタイミングが予測しにくい状況などに関して、
その服薬シミュレーション上適した製剤です。
まだシアリスの効能を体感されていない方は是非、新宿ライフクリニックにてご相談されてください。
日本性機能学会専門医が詳細に解説をさせて頂きます。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)