性的な状況に全く無く、また性的なイメージも無いのに射精に至ってしまう事が有ります。



自動的射精:SE(spontaneous ejaculation)とは

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【自動的射精-SE:spontaneous ejaculation】
自動的射精 SE:spontaneous ejaculationとは、性的な環境、性的なイメージ、 性的な行為を伴わずに、精神的緊張や不安などの情動の高まりに応じて射精してしまう、 射精障害の一種になります。
この自動的射精:SEが前立腺肥大に伴う排尿障害を改善する薬剤ユリーフ(シロドシン) によって改善が見られたと国内の学会で発表されています。
射精は実は非常に繊細な生理現象であり、 複数の脊髄反射と精液の二段階に渡る搬送、 逆流防止の機構の発動など様々なシステムの連動によって、 それはなされています。
その繊細さゆえに、これら機構の一部の障害が発生してもそれは射精障害の原因になり得ます。 SE:自動的射精はED:勃起不全ほどの知名度はありませんが、 こうした射精障害に苦しむ男性は少ないとは言えず、 その一方でED:勃起不全におけるバイアグラ・レビトラ・シアリスのように、 安全性と効果が両立している専用治療薬が無いという難しい状況が有ります。
しかし射精障害はEDと同様にそのバリエーションのいくつかは不妊症の発生に繋がる事も有って、 より射精の機構に対する深甚な把握と、 その機構に障害が発生した状況における治療薬の開発が求められている状況です。
こうした射精障害の中では比較的発生頻度が少ないカテゴリーになりますが、 自動的射精:SE(spontaneous ejaculation)と言う病態が有ります。
この自動的射精は端的には、上記したように、本来射精に至るのに必要な、 性的な興奮、環境、イメージ、物理的刺激が無いにも関わらず、 精神的緊張の高まり、大きな不安の出現など、 ネガティブな精神的興奮で射精に至ってしまうという病態です。
この自動的射精は、他の射精障害のように不妊症に繋がる事はありませんが、 緊張を要する出先などで、望まない射精に至ってしまう状況は、 発症者本人にとっては非常に心苦しいものには違いなく、 自動的射精の発症者にはこの状況の改善を望む傾向が強く有ります。
本項ではこの自動的射精:SEに関して、 前立腺肥大の排尿障害を改善させる薬剤 シロドシン:ユリーフで、 この状態が改善されたという国内の報告を中心に、 自動的射精:SEに関しての説明などを記載しております。 どうぞご参照くださいませ。


【自動的射精:SEの発生し易い状況】
自動的射精:SEはその疾患定義上、 性的な環境、性的な接触、性的なイメージなど通常の射精を促す性的な刺激が、 一切ない状況で発生するとされています。
それでは何が自動的射精:SEを引き起こすのでしょうか? それは過大に高まっていく緊張等の大きな精神的不安よって引き起こされると報告されています。
自動的射精の典型的な症例としては、試験などのシチュエーションが多い様です。 それも易々とこなせる本人にとってのライトな試験では無く、 課題な緊張・プレッシャーを要し、かつ本人にとって難しい試験が、 自動的射精:SEが発生しやすい環境になります。
何故にこのような圧迫環境で自動的射精:SEが起きるのでしょうか? これは不安や緊張のような負の精神的刺激が、 性的興奮時と同様な神経系を刺激し、 結果として射精が生じるものと推測されています。


【自動的射精:SEのユリーフによる改善報告】
自動的射精:SEはその発症機序に精神的緊張や不安な気持ちが有りますので、 自動的射精の従来から存在する基本的治療は、 カウンセリングなどによって精神的負荷を軽減するなどのアプローチを持って、 自動的射精の対策としてきました。
しかし試験などの緊張は起こるべくして起きている情動興奮になりますので、 そのコントロールは容易では有りません。
しかし、本邦での発表によりますと、 毎回の試験・実験のたびに自動的射精:SEを発生するようになった20歳の大学生が、 前立腺肥大症の排尿障害の為の治療薬であるユリーフ:シロドシンを使用して見た所、 そのトライアル上、自動的射精が改善したと報告されています。
これは、試験一時間前のユリーフの内服によって、 試験中の射精感等の発生は遺残するものの、 実際の精液の射出は発生せず、 その愁訴はだいぶ軽減されたとの事でした。
そして、この改善をもって自動的射精:SEへのプレッシャーが改善され、 その結果、自動的射精:SEの頻度自体も低下して来たとの事でした。
ユリーフは元々早漏に対しての治療効果など、 ある種の射精障害に対しての効果が報告されており、 国内の研究でも服用者の60%弱に早漏改善効果が有ったと報告しているものも有ります。
ユリーフはそのおよそ15~20%に射精量の減少など、 射精をセーブする方向の作用が確認されており、 こうした効果が自動的射精の改善に効果を示したものと思われます。


【自動的射精:SE治療の今後】
ED:勃起不全に対しての治療方法がバイアグラ、レビトラ、 シアリスの誕生によって安定化した為か、 一方で具体性のある治療方法が明確でない射精障害が取り残された感も有り、 これら射精障害に対しての薬物的治療への要望は年々高まっているようにも思われます。
それを反映してか、近年の日本性機能学会などの発表テーマにも、 射精障害関連のものが年々増加してきているようにも思われます。
この自動的射精:SEは、対象患者が少ない事もあり、 その治療的介入の研究が遅れているカテゴリーの一つです。
自動的射精:SEは早漏同様に、 緊張や不安がその病態の基軸にある疾患であり、 原因治療的介入においては精神的緊張を和らげる薬剤、 すなわち向精神薬が考えやすい所です、 しかし向精神薬は性機能に関してはED:勃起不全などの原因になる事が有り、 またその他にも多数の副作用や禁忌項目を多く持つ為、 良性疾患である早漏や自動的射精:SEに対して使用する事には抵抗感を覚える医師も少なくないです。
その点シロドシン:ユリーフは禁忌項目も少なく、安全性が高い薬剤なので、 こうした射精障害のいくつかのカテゴリーには非常に転用しやすい薬剤と言えます。
前立腺肥大症の排尿障害を改善する薬剤としては、 射精量の低下などは一つのマイナスポイントでしたが、 視点を変えて自動的射精:SEに転用した状況においては、 このマイナスポイントがプラスに転じるのは、素晴らしい発想の転換と言えます。
今後の自動的射精:SE治療の続報が待たれます。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)


written by 新宿でシアリス処方を、新宿ライフクリニック.

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