男性更年期障害の総説



男性更年期障害とED

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【男性更年期障害とED/勃起不全の関連】
男性更年期障害male climacteric disturbanceとは、男性に発生する更年期障害で、 女性の更年期障害に相当するものです。
正式名称は、加齢性性腺機能低下症候群(LOH症候群)です。
症状は多岐にわたりますが、ED/勃起不全は主症状の一つです。
女性の場合は、主に閉経を契機としたエストロゲン分泌の低下を原因とするように、 男性の場合は、主に精巣のライディッヒ細胞からの テストステロンの分泌低下によって発生します。

女性の閉経が、日本人女性では50歳前後にて始まり、、おおよそ同年代にて更年期症状を示すのに対し、 男性の更年期障害のスタートは、閉経を契機にした女性のそれのように、あまり統一的な年齢で発生しません。 発症年齢は、女性に比較すると分散する傾向があります。
20歳を過ぎるころから、テストステロンの分泌が低下するとの指摘もございます。
そのため更年期障害という、発症年代が均一の様に誤解を与える名称ではなく、 加齢性性腺機能低下症候群が正式名称となった経緯もあります。
しかし、本ページにおいては患者様の一般性を主体に据えて、男性更年期障害と呼ばさせて頂きます。

男性更年期障害は、一説には600万人近くの患者がいるともされていますが、 今もって、一般への周知・啓蒙が不足している疾患の一つです。 男性更年期障害は、女性更年期障害と異なり、発症タイミングに均一性が無く、 その症状自体が特異性が低いものが多い為、症状が顕在化していたとしても、 男性更年期障害と認知されていない場合が多いことが指摘されています。
曖昧な要素が多い事が、男性更年期障害の周知・啓蒙を減らさせしめる原因なのかも知れません。

近年、ヨーロッパ8ヶ国において、3400人の患者を動員した、 男性更年期障害に関する大規模臨床疫学研究が施行され、 男性更年期障害(加齢性性腺機能低下症候群)を把握する上で、医学的に貴重な様々な情報が得られました。
これによると、男性更年期障害の罹患率は2%とも言われております。 ヨーロッパ居住者のみを対象にした疫学研究なので、一概に日本にフィードバックできない所も有りますが、 本邦に当てはめた場合、約64万人近くの男性更年期障害患者が、本邦に存在すると推測されます。
これは、上述の600万人という数字の約10分の1になりますが、こうした報告毎の数的乖離は、 おおよそ、基準や基幹データの測定方法に統一性が無いか、有っても概念として徹底されていない時に、 往々にして見られます。


【病態とED】
男性更年期障害、つまり加齢性性腺機能低下症候群の定義は、 「加齢による男性ホルモン(アンドロゲン)の緩徐な減少に伴って、なんらかの症状を呈する状態」です。
このアンドロゲンの主体はテストステロンです。
テストステロンは、勃起などの男性機能の維持に大きく関連しており、 テストステロンの分泌低下が原因となりED/勃起不全を発症します。


【症状】
男性更年期障害の症状は、 主にED/勃起不全に代表される、加齢に伴って生じる、身体の要求量と、睾丸のライディッヒ細胞からのテストステロン供給量の、 相対的不足により発生いたします。
テストステロンが関わる様々な生理作用を有すため、 その症状は、非常にバリエーションに富んだものです。
列挙いたしますと、

  • ・精神・心理症状...落胆・疲労感・抑うつ・不安・苛立ちなど
  • ・身体症状...筋肉の減少・ほてり・発汗・不眠症・集中力の低下・記憶の低下など
  • ・性機能...ED/勃起不全・性欲の低下・射精感覚の減少など

が挙げられます。
このように多彩な症状を呈します。

男性更年期障害は、テストステロンの加齢による相対的な不足によって発生する症状と、上記で申し上げましたが、 テストステロンは20歳から段々と分泌量が低下して行くので、その不足による男性更年期障害の症状も、 最初は軽度なものから、段々に高度なものに進行していく傾向が有ります。
基本的にテストステロン分泌低下が軽度の初期には、上記症状の内、精神・心理症状が主体で、 テストステロン分泌低下が進行した後期、つまり加齢によって病状が進行すると、 身体症状や性機能に関連した症状が出現し始めます。
特に初期症状である精神・心理症状の抑うつなどは、初老期のうつ病と混同されやすく鑑別を要します。
ちなみに、ED/勃起不全はテストステロン分泌低下がその主因になるので、 後期に代表される症状です。


【治療方法】
女性の更年期障害に置けるエストロゲン(女性ホルモン)補充療法と同様に、アンドロゲン補充療法です。
アンドロゲン補充療法は、エステル化やメチル基の導入などで調整されたテストステロン、 もしくは、胎盤性性腺刺激ホルモンなどを投与する事によって、症状改善を目指します。
アンドロゲン補充療法の適応は、症状を呈し、年齢が40歳以上、かつ、 検査上で血中遊離型テストステロンが低下している人です。
アンドロゲン補充療法の効果の予測因子に関しては、別項にて詳述しております、 ご参照くださいませ⇒男性ホルモン補充療法の効果予測
アンドロゲン補充療法は前立腺癌・乳癌・中等度以上の前立腺肥大症などには、 その治療特性上、使用する事が出来ません。 また昨今、男性更年期障害などのテストステロン低下による勃起不全に、 シトルリンの摂取が改善上望ましいと報告されています。 別項にて詳述しておりますので、ご参照くださいませ。 (詳しくはコチラ→シトルリン|スイカ/メロンによるED/勃起不全治療) また、女性の排卵誘発剤であるクエン酸クロミフェン:クロミッドに男性更年期障害症状を改善させる効果があると報告されています。 (詳しくはコチラ→クエン酸クロミフェン:クロミッド®による男性更年期障害治療) また昨今ではアンドロゲン補充療法が糖尿病の血糖コントロールを改善するとも報告されています。 (詳しくはコチラ→LOH症候群と糖尿病


【ED/勃起不全治療の不十分さ:アンドロゲン補充療法の限界】
上記アンドロゲン補充療法は男性更年期障害が原因となる各種症状にとっては、 ほぼワンアンドオンリーな原因治療です。
しかし、アンドロゲン補充療法の効能の限界と副作用は、この治療法にとっての大きなテーマとして、 検討し続けるべき問題になります。
まず、アンドロゲン補充療法は40~50歳台の患者にとって、 性欲の改善には有効な治療方法になりますが、 単独でのED/勃起不全の改善機能はかなり低いレベルと言わざるを得ません。
さらに、60歳以上の患者には性欲の改善すら示さない事が多いとされています。
つまり、ED/勃起不全の改善に特化して考えると、 バイアグラなどの勃起改善薬/PDE5阻害薬の方がはるかに勝ります。

また、前立腺癌前立腺肥大症睡眠時無呼吸症候群など、 男性ホルモンを感受して病状を悪化させる疾患があり、 アンドロゲン補充療法にて進行・悪化する可能性があります。
特に前立腺癌は現在、本邦にて男性の悪性腫瘍において、 日本人の生活の欧米化に従いその罹患率・死亡率が上昇している疾患であり、 その90%近くが男性ホルモン感受性腫瘍とされています。
(欧米では前立腺癌は成人男性悪性腫瘍の罹患率1位、死亡率2位になります。)
前立腺癌は、本邦にとって今後より注意が必要な疾患になります。
現状での結論として、アンドロゲン補充療法の利益・不利益をトータルに勘案しますと、 ED/勃起不全に特化した症状の場合には、この治療方法はお勧めできない可能性もあります。 しかし、不利益を勘案した上で、男性更年期障害を原因とする症状が悩ましい方にとっては、 ワンアンドオンリーな治療方法である事実は変わらず、また効果的な治療である可能性もあります。
アンドロゲン補充療法は今度も検討が必要なテーマを抱えた治療方法です。


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