EDから考える多系統萎縮症(MSA)



多系統萎縮症(MSA)とED


【多系統萎縮症とED/勃起不全の発症】
多系統萎縮症(multiple system atrophy;MSA)は神経変性疾患の代表的疾患であり、 自律神経症候とパーキンソニズムと小脳失調を主な症候とします。
多系統萎縮症はEDを非常に高い確率で発症し、また初発症状が勃起不全である可能性があり、 EDと関連性が深い疾患になります。


【多系統萎縮症とED/勃起不全の発症機序】
多系統萎縮症による勃起不全発症は、自律神経作用が障害されることが原因となります。
勃起はには、自律神経の興奮が必要です。 性欲が高まると、自律神経の興奮により、陰茎の平滑筋が弛緩し、陰茎海綿体の充血、つまり、勃起が始まります。

多系統萎縮症は自律神経障害が初期症状であり、これは起立性低血圧などの主症状の原因でもあります。
この自律神経の働きは、勃起のシステムにおいては末梢である陰茎に興奮を伝達する、 いわばシステムの根幹をなす部分であり、そこが障害される多系統萎縮症にEDが多いのは、 言わば自明の理になります。
(勃起の仕組みについての詳細な解説を希望の方は、別項⇒勃起の仕組みを参照ください)


【ED薬が多系統萎縮症のサインとなる事も】
多系統萎縮症は中年期に孤発性に出現する進行性の疾患になります。
他のEDのリスクファクターが見当たらない、 すなわち、肥満や喫煙、糖尿病などが無い、中年期男性におけるEDの単独発症は、 多系統萎縮症の初期症状として本疾患の存在を検討する必要があると言えます。


【診断と治療】
多系統萎縮症の診断は、症状などのエピソードとMRIなどの画像診断にてなされます。
また、その治療に関しては、基本はその症状に対する対症療法的なものになります。 すなわち、
小脳症状に対する薬物療法ならびにリハビリテーション
パーキンソン症状に対する薬物療法
起立性低血圧に対する食事内容の調整・デバイスの利用・生活習慣指導・薬物療法
排尿障害に対する自己導尿指導
睡眠時無呼吸症候群に対する経鼻持続陽圧換気の導入
EDに対する勃起改善薬の使用
などが有ります。


【多系統萎縮症に合併したEDの治療】
多系統萎縮症であるからと言って、勃起不全治療薬、バイアグラ、レビトラ、シアリスを使用できない訳ではありません。 病状によっては専門家による判断で勃起不全治療薬も使用可能になります。
ただ、起立性低血圧、いわゆる立ちくらみの発症には注意が必要です。 また、勃起不全治療薬は鼻づまりを引き起こす事があるので、 多系統萎縮症に睡眠時無呼吸症候群を併発している状況においては、 睡眠時の経鼻的持続陽圧呼吸療法の導入下での勃起改善薬の使用が、安全かつ効果的と思われます。


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