+ 低用量PDE5阻害薬による安定期ED/勃起不全の改善効果|新宿ライフクリニック

バイアグラ、シアリス、レビトラは状況によっては長い目で見ると低用量の方が良いという可能性が有ります。



低用量PDE5阻害薬による安定期ED/勃起不全の改善効果

ばいあぐらは新宿ライフクリニック。


【PDE5阻害薬の用量と安定期のED/勃起不全への治療効果】
PDE5阻害薬であるレビトラ、バイアグラ、シアリスは本邦の厚生労働省が認可しているED/勃起不全の治療薬です。 それぞれ数種の用量が設定されており、その用量選択は他疾患よりも不明瞭な傾向が有ります。 ED/勃起不全へのPDE5阻害薬による治療介入が安定化した後は、低用量のPDE5阻害薬の方が、 ED/勃起不全の改善効果が高いと報告している発表も有ります。
1130万人とも言われるED/勃起不全患者の治療は、少子高齢化にあえぐ日本にとって、 未来をつなぐ非常に大事な医療です。 しかし現実的にはED/勃起不全治療薬は保険適応が認可されず、 保険外の自由診療での取り扱いが主体です。
こうしたPDE5阻害薬を実際に使用するに当たっては、その複数種ある用量をどの程度に設定すれば良いのかは、 こうした薬剤のユーザーにとって治療上まず直面する悩ましい問題の一つです。
バイアグラが販売されるようになって10年以上が経過し、こうしたED/勃起不全治療薬における、 適正な用量に関する研究もだいぶ進んできており、 一例として、高齢者の方には、 バイアグラのようなPDE5阻害薬によるED/勃起不全の改善効果は出現しにくいので、 既存疾患や臓器の状態が問題無いようなら最初から適正量すなわち高用量の使用の方が、 PDE5阻害薬によるED/勃起不全治療自体からのドロップアウトを抑制できるというような発表が種々有ります。
それではEDのリスクファクターが高い合併症を持たない、 かつ高齢者では無い症例ではどのような用量のPDE5阻害薬を使用するべきなのでしょうか? 高用量推奨している報告が多い中で低用量の方が安定期におけるED/勃起不全の改善効果が高いと報告している、 本邦での発表が有りましたので、本項中盤にてご紹介申し上げます。


【PDE5阻害薬の用量とその選択】
現在、PDE5 阻害薬には上述の通り、ファイザー社のバイアグラ、バイエル社のレビトラ、 イーライリリー開発で日本新薬販売のシアリスが有り、それぞれ用量としては、 バイアグラが25mgと50mgの2種、 レビトラが5mg、10mg、20mgの3種 シアリスがレビトラ同様に5mg、10mg、20mgの3種が存在します。
一応の注意点として米国で販売されているバイアグラの100mgは本邦の厚生労働省にて認可されておらず、 またシアリスの偽造品として有名なシアリス100mgと言う製剤は、日本はおろか世界中探しても、 正規品として認可されているものは存在しません。 そうした背景も有り本邦で流通しているバイアグラの100mgには偽造品が非常に多く、 また本邦ならびに近隣アジア諸国で流通しているシアリスの100mgはむしろ偽造品しか存在しません。
また第二の注意点として、低用量のレビトラ・シアリスの5mgは効果が少ないという関係上、 EDなど性機能の専門医療施設では揃えていない事が多いので注意が必要です。


【低用量・中用量・高用量PDE5阻害薬の安定期における性機能改善効果の比較】
今回、ご紹介させて頂く発表の内容は、 PDE5阻害薬を安定期のED/勃起不全の患者に対して、低用量・中用量・高用量と分けて使用し、 その使用前後の性機能スケールであるIIEF5をそれぞれに統計学的に比較検討したもです。 安定期のED/勃起不全とは、 PDE5阻害薬の服用容量が安定した上で4か月経過している症例を規定しているとの事です。
結果としては、統計学的有意差をもって低用量の群が、中用量・高用量の群と比較して、 その使用後のIIEF5の値が高く、 安定期のED/勃起不全においては低用量のPDE5阻害薬の方が性機能の改善が良好である可能性が示唆されました。
もちろん高用量を使用するED/勃起不全の群は、 前提として重症自律神経障害や泌尿器科領域の手術後によって、 発生した重症EDが内包されやすい傾向が有るので、 そのPDE5阻害薬によるED/勃起不全の改善度が低下しやすい状況は否めません。 また昨今、動物実験レベルにてPDE5阻害薬の連続使用によって、 ED/勃起不全の原因の一つたる陰茎の血管機能障害がベーシカルに改善する可能性が示唆されており、 つまりPDE5阻害薬の使用頻度が性機能障害の改善度へ寄与する可能性も有るので、 本検討にはそれぞれの用量の薬剤に使用頻度と言うか使用密度を、 検討概念として挿入するのも有意義と思われます。


【今後のPDE5阻害薬の用量選択】
とはいえ、上述の報告の結果に従い、低用量のPDE5阻害薬を全人的に推奨すると、 効果が顕在化しない症例が増加し、 PDE5 阻害薬によるED/勃起不全の治療自体からのドロップアウトが増加する可能性も有ります。 特に重症糖尿病性や泌尿器科領域の手術後、脊髄などの中枢神経障害によるED/勃起不全は、 その傾向は顕著とも思われます。
ただ上記報告を臨床にフィードバックするならば、罹病背景に有意なものが無く、 比較的若年発症のED/勃起不全症例においては安定期の性機能の改善を目標に、 PDE5阻害薬の処方設定を低用量にしてトライアルするのも有意義かと思われます。
しかし上述もしましたが、今回の結果はPDE5阻害薬の使用密度の統計変数への導入とnの増加に従い、 今回の結果から変動して行く可能性も有ります。
こうした状況状況に応じたPDE5阻害薬の推奨用量を模索する検討は、 用量設定に基準が希薄なPDE5阻害薬においては、非常に重要と思われ、 こうした検討が今後も続出する事を切に願う次第です。


written by れびとら処方なら新宿ライフクリニック.

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