遊走精巣の説明



遊走精巣の診断と治療

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【遊走精巣とは】
遊走精巣とは、睾丸の位置が通常よりも高い位置に拳上する事がある状態を言いますが、 牽引する事で、正常な位置にしばらくの間だけ復する事も出来る状態です。
本疾患は、代表的小児生殖器疾患の一つで、 基本的には無害であり、また、自然な改善が見込まれます。
多くは、発育健診の時や、お母さんが能動的に気付いて、受診されます。

停留精巣 などの、手術的対応等を必要とする疾患との鑑別が非常に大切になります。
(精巣に関しては別項をご参照ください→男性生殖器系


【遊走精巣の解剖学的理解】
遊走精巣では、見かけ上、睾丸が正常の位置より拳上しておりますが、 解剖学的には、導体は陰嚢底に付着しており、精索の長さも十分にある為、 睾丸が鼠径部にあっても、用手的に睾丸を陰嚢内に降下させる事が可能です。
また、逆に陰嚢側から睾丸を鼠径部に押しやる事も可能です。
本疾患の解剖学的な問題は、睾丸が陰嚢内に固定されていないという一点に尽きます。


【遊走精巣の診断】
遊走精巣は、注意深い触診によって確定診断が可能です。
睾丸が触れにくい場合は、ゼリーなどを用い、触診しやすくいたします。 診察対象が幼少児になるので、診察上でなにより大事なのは、患児をリラックスさせる事です。 お母さんの協力が欠かせません。 お母さんに軽く抑制してもらった上で、優しく話しかけながら、 鼠径部ならびに陰嚢部を触診します。

睾丸を触れて、それを陰嚢内に引き下ろした際に、陰嚢内に引き下ろした睾丸が、しばらく留まる事が可能であれば、 遊走精巣と考えられます。
これとは異なり、睾丸から手を放すとすぐに睾丸が元の位置に戻ってしまうようなら、鼠径部停留精巣が考えられます。
また、可能ならば蹲踞(しゃがんで足を抱えた状態)の姿勢を取らせると陰嚢内に触れ易いので、 触知が難しいケースでは、同体位を取って頂くこともございます。
また、入浴時には遊走精巣の睾丸が自然と陰嚢内に戻っている事があるので、 お母さんから入浴時の話を聞く事も、診断の手掛かりとなります。
遊走精巣の場合、引き下ろした睾丸が陰嚢反射によって鼠径部に戻る事も確認されます。

こうした詳細な問診や触診で、睾丸が鼠径部に触知される、もしくは触知する事がある事を確認できないようなら、 腹部停留精巣などを考えます。
その際は、超音波検査や腹部MRI検査が参考になる事が有ります。
しかし、これらの検査を施行しても、睾丸の確認が困難な場合もございます。


【治療方針】
遊走精巣は、機能上の実害が無く、外観的にも目立たない疾患であり、 また、成長とともに改善する可能性がとても高い疾患です。 そのため、遊走精巣と診断に至った場合は、定期的受診による経過観察が主な方針になります。
一方で、鼠径部停留精巣などの遊走精巣の鑑別疾患は、早々の手術的介入が必要になるものが多いので、 遊走精巣は、他の疾患からの鑑別が大切なポイントになります。
ただし、遊走精巣は経過観察中に睾丸が挙上する、挙上精巣:ascending testisになる事があるので、 経過上の注意が必要です。


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