バイアグラ、レビトラが不十分な場合でのシアリスで勃起改善効果



バイアグラ、レビトラが無効例に対するシアリスの効果

新宿でシアリスなら新宿ライフクリニック


2012年現在、本邦では、ED治療薬として、3種類の薬剤が使用可能です。
バイアグラが最も早く使用可能となり、レビトラ、シアリスと続きます。

これら勃起薬は、非常に優秀で、高率に勃起機能を改善いたしますが、残念ながら、その有効率は、100%ではございません。
一般的に、いずれのed治療薬も、用量依存性に、勃起改善効果が出現する事が知られています。
そのため、通常、勃起改善効果が得られない場合、用量を増やしていただくか、薬剤を変更していただくこともございます。
一般的には、レビトラ20mgが、本邦では最強であり、バイアグラに比較し副作用が少なく、使い勝手の良いものです。
しかし、恐らくはED治療薬の効果が期待できそうな方でも、十分満足できる勃起が得られない場合もあります。
個人差に当たるのかもしれませんが、薬剤を変更する事により、改善が得られることもございます。
もちろん、そのようにしていただく理由は、経験的にも、恐らくそうであろうという理由もございます。
しかし、きちんとデータで示されると、より納得できると思います。
ここでは、バイアグラ、レビトラで満足な効果が得られなかった患者で、シアリスにより勃起改善効果が得られる可能性があるか、を検証する報告がございましたので、 掻い摘んでご紹介したいと思います。

シアリスは、バイアグラ、レビトラと比較して、作用持続時間が長いことが特徴です。
このことは、服用のタイミングの柔軟性を生み出しますし、2日に渡って必要な場合、1回の服用で済ますことができる可能性があります。
この特徴は、分子骨格が、前二者と異なることから生じています。

ED治療薬は、PDE5阻害剤に位置づけられ、いずれの勃起薬も、非常に有効な薬剤ですが、一部に、これら薬剤で勃起改善効果が得られない患者がいるのも事実です。
この場合、吸引器具や海綿体注射、陰茎プロステーシス挿入に移行していただくこともございます。
海外では、経尿道的にアルプロスタジールを投与したり、血管手術なども考慮される場合もあります。
しかし、やはり内服で治療できるという手軽さは、患者負担を考えると、大きなメリットではあります。
この報告では、バイアグラ、レビトラを最大量使用しても勃起改善効果が得られなかった場合に、シアリスに変更する事が、勃起改善成績の向上を得ることができるか否かが検証されています。

2005年から2008年にかけて、トルコのアンカラにある二つの施設で試験されています。
バイアグラまたはレビトラで効果が得られなかった既婚男性を対象にしています。

40名の男性(平均年齢60±8.2歳:50~74歳)が、この試験に参加しています。
いずれ参加者も、バイアグラの最高用量である100mg、レビトラの最高用量である20mgを服用しても、4か月の間に最低でも4回以上、十分な勃起が発現がみられていません。
32名は、一年以上、残り8名は、6か月以上の罹病期間です。
多くの参加者には合併疾患が認められ、主には高血圧(30.0%)、糖尿病(25.0%)、脂質異常症(22.5%)等です。
勃起不全EDの診断および各薬剤の効果判定は、国際勃起機能スコアIIEF5によって行われております。
30点満点中20点が、正常勃起機能と勃起不全の境界となります。

全ての参加者は、12週の間に、シアリスの最高用量である20mgを、必要時に服用していただいております。
シアリスの服薬は、一日一回までとし、使用回数は、12週の間で、4回以上10回までと制限し、性行為セックスの最低30分前までに服用を済ませていただいています。
参加者は、1ヶ月後、2ヶ月後、3カ月後と、来院していただき、服用時間、服用回数、性行為セックスを試みた回数、副作用などを問診に答えていただいております。
試験開始から12週後に、IIEF5国際勃起機能スコアにより、効果判定を行っています。
”ご自身の陰茎ペニスを、パートナー女性の膣内に挿入は可能でしたか?”、”性行為セックスを行う上で、十分な勃起が持続する事が可能でしたか?” の二つの問いに対して、ポジティブな回答の割合を、試験前後で比較しています。

シアリス服用前後におけるIIEF5スコアは、11.90±4.78、12.67±6.70と改善傾向を見せておりますが、残念ながら、統計学的には有意差は認められません。
”ご自身の陰茎ペニスを、パートナー女性の膣内に挿入は可能でしたか?”、”性行為セックスを行う上で、十分な勃起が持続する事が可能でしたか?” に対しては、シアリス服用前が10%の改善を示していたのに対し、服用後は12.5%と増加しています。
副作用に関しては、シアリスが最も少ない結果となっています。


この報告では、バイアグラ、レビトラが無効であった場合の、シアリスの有効性が検証されています。
残念ながら、バイアグラ、レビトラと比較し、統計学的に、有意に有効であったとの結果は得られていません。

ED治療薬の効果が得られない原因を考える必要がございます。
様々な原因が考えられます。
動脈硬化による陰茎ペニスの血管内皮機能の低下、著しい不安神経症、骨盤腔内手術の既往、同定できない性腺機能低下症、性知識の不足、処方されたED薬の間違った使用、速成耐性などです。

シアリスは、臨床現場では、やや強さの弱い印象の勃起薬です。
肺高血圧症には、40mg/日の服薬が認可されています。
イーライリリーさん、日本新薬さん、シアリス40mgも、考えては頂けないでしょうか?
肺高血圧症で良くて、勃起不全で駄目な理由はありませんし、しかも毎日の定期服用でも、安全性が確保されているわけですから。

ED治療薬の効果が十分に発揮するには、空腹での服用が必要です。 バイアグラはもちろんのこと、レビトラ、シアリスであっても、やはり、食事の影響を考慮する必要がございます。 一般的には、性行為セックスの1時間前に服用していただ来ますが、たとえば、糖尿病性胃腸症がある場合には、 薬剤の吸収が遅延する事があるため、もう少し前もっての服用が必要な場合がございます。 ED治療薬の服用に当たって、空腹時服用という基本は踏まえつつ、各々で”コツ”を見つけていただきたいと思います。


参考文献
Sildenafil or Vardenafil Nonresponders' Erectile response to Tadalafil
Urol J 2009:6:267-71


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