新宿でバイアグラは新宿ライフクリニック
【アルコールとED】
デートのようなシーンでは、ベッドインの前にバーでアルコールを嗜むなど、
性生活と飲酒は密接な関連が有ります。
女性におては、アルコールによって性機能障害が発生する事は非常に稀で、
むしろ、飲酒によるリラックス効果が、膣痙などの性交障害を改善し、
性交にとって良い影響を与える事が多いと思われます。
しかし、男性においては、軽度の飲酒は、心因性EDの発生を遠ざけたりと、
性交に関してプラスの効果を示す場合もございますが、
過剰なアルコールの摂取はEDの原因になる場合が多いとされています。
また、過剰な飲酒とバイアグラなどのED治療薬との相性も宜しくありません。
【機序】
アルコールは、精神をリラックスさせる一方で、眠気を誘ったり、意識を朦朧とさせたりとする事が有ります。
過剰な飲酒なら尚更だと思います。
これは、脳などの中枢神経の精神活動に対して、
過剰な量のアルコールが、抑制的に働いている為に発生すると考えられます。
勃起中枢
も同様に抑制される可能性がございます。
性的な情動は、視床下部でコントロールされておりますが、過剰な飲酒によって活動が抑制され、
性機能が正常な方にも、EDを起こす事が有ります。
この傾向は当然、もともと高血圧や糖尿病など、EDのリスクファクターを有する人の方が強く発現する可能性がございます。
お酒の摂取はスムーズな性交を演出しますが、その一方で、EDの原因にもなり得ます。
また、アルコールは肝機能障害/慢性肝疾患を発症して、二次的にインポテンツの原因になる事が有ります。
別項にて詳述しておりますので、ご参照ください。
(詳しくはコチラ→肝機能障害/慢性肝疾患とED/勃起不全)
また、アルコールは長期慢性の飲用によって精巣萎縮を招き、結果として男性ホルモン分泌低下を来たすとされています。
別項にて詳述しておりますので、ご参照ください。
(詳しくはコチラ→アルコールによる精巣委縮と男性ホルモン分泌低下)
【飲酒量】
それでは、EDを起こさない適度な量の飲酒とは、どのくらいなのでしょうか?
これは、アルコールの影響力、つまり一般的にはアルコールへの「強さ」が人によってまちまちなために、
定量化しづらい問題です。
何キロメートル走ると疲れるか?という問題に似ていて、それは個人の身体能力に左右されると言わざるを得ません。
但し、感覚的には、その個人にとってのほろ酔いレベルの飲酒であれば、
EDの発症は、比較的少ないと考えます。
それがビールの一杯なのか、ウォッカの一杯なのかは個人によりますが…。
なお、赤ワインに関しては、 レスベラトロール というEDに改善効果があると思われる物質を、多く含んでいる側面もあります。
【ED薬への影響】
ちなみに、アルコールには、全身の血管を拡張させる作用が有ります。
飲酒によって顔が赤くなったりした事が有るかと思われますが、
アルコールによる血管拡張作用に因ります。
一方、バイアグラなどのED薬であるPDE5阻害薬は、
血管拡張の主物質である一酸化窒素の作用に欠かせないcGMPを増やす事で、
陰茎の血管を拡張させて勃起を実現する薬品になります。
すなわち、アルコールとバイアグラなどのED治療薬は、どちらも血管拡張効果を有します。
この血管拡張効果が相乗した場合、脳血管などに相対的血流不足が発生して、
立ちくらみ:起立性低血圧などが発生する場合がございます。
バイアグラなどのED薬は、アルコールと併用すると、
副作用
の起立性低血圧が発生する事がありますのでご注意下さい。
レビトラに関しては、バイエル社は患者用のレビトラ使用マニュアルに、 アルコールの過剰摂取により、レビトラの効果が減少する場合がある事を指摘しております。
シアリスに関しては、アルコールと併用する事で、 アルコール血中濃度、シアリスの血中濃度はいずれも相互作用を受けないが、多量の飲酒は、 被験者に起立性低血圧が発生するとしております。
このように、ED/勃起不全治療薬は、アルコールとの併用は、基本的には望ましくありません。
仮に併用する場合には、起立性低血圧による転倒やED改善効果の低下などにご注意ください。
written by 新宿でレビトラなら新宿ライフクリニック.