性腺腫瘍の臨床像



性腺腫瘍の分類と予後


【性腺腫瘍とは】
性腺腫瘍gonadal tumorとは、生殖腺から発生する胚細胞腫瘍の事になります。
男性では精巣腫瘍であり、女性では卵巣腫瘍になります。
本疾患の鑑別疾患には慢性精巣上体炎なども含まれます。


【性腺腫瘍と胚細胞腫瘍】
胚細胞腫瘍とは、原始胚細胞をその発生の基とする腫瘍です。
性腺腫瘍とは、生殖腺 に限局された胚細胞腫瘍になりますが、 胚細胞腫瘍は、性腺以外にも中枢神経や腸間膜、後腹膜などにも発生する事があります。
性腺腫瘍は部位を示した疾患名であり、胚細胞腫瘍は由来となる細胞を示した疾患名となります。


【予後】
精巣に発生する性腺腫瘍は、一般的に予後が良好な事が多いとされています。
これはシスプラチンを含む多剤併用化学療法による治療反応性が良い事に起因しています。 精巣に発生する本疾患における多剤併用化学療法は、固形癌全ての治療成績から見ても良好と言えます。


【疫学】
一方、卵巣の性腺腫瘍は、卵巣腫瘍全体の中で約2割ほどを占めており、約95%は良性であるが、 10歳以下に発症した場合、約85%が悪性と言われています。


【その他の胚細胞腫瘍】
精巣、卵巣にできる性腺腫瘍ではない、他の部位にできる胚細胞腫瘍は、 一般に治療成績は良好とは言えず、これは初期症状が明らかでないケースが多い事も関連して、 本疾患と比較して早期診断が難しい事が因子として影響しています。


written by 新宿でバイアグラなら新宿ライフクリニック.

用語集文献の閲覧、新着情報、 定番をご紹介いたします。

ランキング
  1. 性交性出血
  2. 性交性頭痛
  3. 日本人男性のオナニー
  4. 夢精
  5. 膣痙攣
新着情報
定番ページ情報

違い 詳細

  • 青錠
  • 橙錠
  • 黄錠