インフルエンザ、ならびに新型インフルエンザは、流行期には世界的問題になるようになってまいりました。 「出来ればインフルエンザに感染したくない…」これはお忙しい皆様全員が感じられている気持ちだと思われます。 インフルエンザの流行期はたとえインフルエンザの予防接種をしていても万全とはいえません。職場内・家庭内での 高度のインフルエンザの流行をきたした場合は予防薬としてタミフル、リレンザの服用をお勧めいたします。 タミフル、リレンザはインフルエンザの治療薬になりますが、これらは非常に優秀な予防薬にもなります。 職場・家庭の非常事態に備えましょう。
一般的にインフルエンザの予防にはインフルエンザの予防接種が基本になります。 しかしインフルエンザの予防接種は正直な所、その年に流行するインフルエンザの型とマッチする時と しない時が有ります。それにインフルエンザの予防接種は決して100%インフルエンザの感染を 予防してくれるわけでは有りません。また職種によってはインフルエンザ感染を必ず防がなければならない方も いらっしゃるはずです。締切間際の編集部、保育園の保母さん、代理のいない自営業の方 etc 皆様それぞれの理由で「今はインフルエンザにかかる訳にはいかない!」そうしたシーンが有るはずです。
マスクやうがいもまた、インフルエンザ感染の予防には非常に重要ですが、これもインフルエンザの予防率を 100%には上げません。家族など近親者にインフルエンザ感染が出現した場合は、非常に濃厚な接触になるので、 予防接種+マスク+うがいであっても、感染の危険性は高いと言えます。 つまり、インフルエンザ感染者の看病人がインフルエンザになる事が多いわけです。 しかし、その場合は誰が看病をするのでしょう? こうした状況には抜本的対策が必要になって来ます。
私たち、新宿ライフクリニックは、インフルエンザ予防接種+うがい・マスクの次に、本当の非常時には タミフル・リレンザの抗インフルエンザ薬を予防に使用する事をお勧めいたします。これは時に、イ ンフルエンザの流行期の感染症外来の医師なども。インフルエンザ感染の予防上、使用する方法です。
タミフルは内服するお薬、そしてリレンザは吸入するお薬になります。 両薬剤ともインフルエンザ感染の予防効果が証明されています。内服薬の方が簡便と考えれらている方も いらっしゃるかと思われますが、吸入薬は使用時に水などをご用意される必要も有りませんし、 昨今はタミフル耐性のインフルエンザも増加して来ているので、吸入薬の使用に抵抗がない場合は リレンザの使用をお勧めいたします。