バイアグラの効果的な服用法と注意事項


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使用法

バイアグラ服用法|飲み方

バイアグラは、正しい服用をして頂いた場合、”20歳若返った”、 ”90度までさえならなかったものが、120度までなった”などの感想を頂くほど、効果的なED治療薬です。
しかし、バイアグラは、間違った飲み方をしてしまうと、あるいは、間違ったタイミングで服用してしまうと、 全くと言っていいほど効果が発現しない場合がございます。
以下に、本剤の効果的な服用法、飲み方をご説明いたしますので、宜しければご参考にして下さい。

1. セックスの1時間前の服用が望ましいです

バイアグラ服用後、その効果は服薬後1時間前後に現われます。おおよそ5時間程度です。 バイアグラは効果が発現している持続時間内に、性欲の高まりがある場合、 勃起の改善効果を示します。 ※注意;性欲を感じない場合は、勃起改善効果はみられません。

2. 空腹時の服用が効果的です。

勃起改善薬は食事により、体への薬物の吸収が阻害され効果が減弱してしまう事が有ります。 特に油分により吸収が阻害されます。 効果的なバイアグラの使用の為には空腹時のタイミング(具体的には前の食事から4時間経過)での服用が効果的です。

  • 《バイアグラを食後に服用する場合は、どうすれば効果的でしょうか?》 油分の少ない軽食であれば食後3時間程度あけてからバイアグラを服用されて下さい。
    油分の多い食事の場合は食後5時間程度あけてからバイアグラを服用されて下さい。
    油分がよく分らない食事の場合は食後4時間程度あけてからバイアグラを服用されて下さい。
  • 《バイアグラを食前に服用する場合は、すぐに食事をとっていいの?》 すぐにおとりになるのは望ましくありません。 バイアグラは食前1時間までの服用が推奨されます (服薬後約1時間で、お薬のほとんどが体内へ吸収されます)。

注:バイアグラの有効時間は約5時間です。上手なバイアグラの使用には効果の持続時間を意識する必要があります。

3. お酒はダメ?

飲酒が過ぎると、ED:勃起障害はより悪化します。 また過度の飲酒はED薬の効果も低下させてしまいます。また、ED薬の服用中に飲酒をされた場合、立ちくらみなどの副作用の発現が増加いたします。 過度の飲酒は控えましょう。
注1:飲酒によるバイアグラの効果への影響は個人差があります。ご自身にとっての適量をご確認下さいませ。
注2:バイアグラは飲酒により、立ちくらみ等の副作用が増加する場合がございますので、ご注意くださいませ。

4. バイアグラの効果がない場合

基本的には、バイアグラは耐性が生じて効果が減弱することはありません。
バイアグラの効果があまり出なかった場合は、いくつか確認して頂きたい事がございます。
それは 「食後まもなくの服薬であったか?」 また 「アルコールと併用されていたか?」 です。 日本性機能学会でも、勃起改善薬の効果がなかった方の原因のほとんどが、 食後の服薬あるいはアルコールの併用と報告しています。 勃起改善薬の効果があまり見られなかった場合、第一にすべきことは、 アルコールを併用せず、前の食事から4時間以上経過した空腹時に服薬してみる事です。 是非トライしてみてください。

また、バイアグラは性欲の増加がない状況では、十分な効果が得られません。
この原因は様々です。例えば、仕事が忙しく、極度に疲れがたまっている場合等です。 また性行為を頻回にされている場合は、ご自身の精子が十分に貯蔵されていない場合もございます。 これも、性欲の増加しきらない原因になります。 性欲が余り出ない時は、まず疲れをとる事、そして適度に射精の間隔を空ける事が大切です。



《バイアグラのご利用上の注意点》


バイアグラは1日1回1錠までです。また服用間隔は24時間あけましょう

日本で認可されているバイアグラは25mg錠、50mg錠になります。
原則、バイアグラは1日1錠までの服用です。
バイアグラを服薬後は、24時間以上の間隔をあけてから、再度服用するようにしてください。
腎機能の低下が有る方は、さらに間隔をあけなければならなりません。 採血・採尿などの検査データをお持ち下されば検討させて頂きます。
是非ともご相談ください。
バイアグラは、指示された服用量をよくお守りください。 バイアグラは単純にその服用量を増加しても、副作用が増えるだけで、 勃起改善効果を期待できない場合もあります。


バイアグラ使用時に心臓発作を生じた場合には

バイアグラのご利用が心筋梗塞や狭心症を誘発する事はまず有りません。しかし性行為自体、 その運動量の多さ等が関連して心臓発作を惹起させやすくする場合が有ります。 そうした状況は事前に心臓の疾患を指摘されている場合と指摘されていない場合の両方が存在し得ます。
医学的観点において、sexはマラソンなどと同様、立派な運動行為と認知されております。
つまりバイアグラにより心臓発作が誘発されるのではなく、 sexそのものが心臓発作を誘発させ得るという事です。
もし、バイアグラ服用中に心臓発作を発症し、救急搬送された場合は、担当医にバイアグラ服用の旨を、 必ずお伝えください。
バイアグラ使用の有無により、救命に使用可能な薬剤が変わる事が有ります。 特に正確な情報が担当医に伝わらない場合は、危険な状態を引き起こす可能性があります、 ご注意くださいませ。
また緊急の状態では、担当医にその旨をお話しできないケースもあり得ます。 可能であれば、パートナーにバイアグラの使用を、事前にお伝えしておく事も有効です。


処方されたバイアグラは譲渡しないで下さい。

ご本人に処方されたバイアグラは、他者へ譲渡してはいけません。
正確なバイアグラの適応を検討されてない方への譲渡はとても危険です。 ご友人に思わぬ疾患が潜んでいる場合も有ります。 バイアグラを服用すべきでない疾患の方にバイアグラを服用させてしまい、 疾患を増悪させてしまう危険性もあります。 くれぐれもご注意ください。


女性への適応、効果はございません。

バイアグラは男性専用の薬剤として開発された経緯もあり、 女性においての安全性は男性ほどは検討されていません。 女性への勃起改善薬の利用はくれぐれもお止め下さいませ。


禁忌 : 以下に該当される方は、バイアグラ錠の服用はできません。
  1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)を投与中の患者
  3. 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者
  4. 重度の肝機能障害のある患者
  5. 低血圧の患者(血圧<90/50mmHg)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者 (安静時収縮期血圧>170mmHg又は安静時拡張期血圧>100mmHg)
  6. 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者
  7. 網膜色素変性症患者[網膜色素変性症の患者にはホスホジエステラーゼの遺伝的障害を持つ症例が少数認められる。]
  8. 塩酸アミオダロン(経口剤)を投与中の患者