プロペシアの使用に際しては、必ず医師又は薬剤師にご相談ください。
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前立腺がんの検診を受ける予定のある方は、検査を実施される医師にプロペシアを服用していることをお知らせください。
プロペシアは、前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させることが知られています。
したがって、測定したPSA濃度の2倍した値を目安として評価してください。
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プロペシアを服用中の方は、献血ができません。
献血をする場合は、服用を中止し、1ヶ月以上間隔をあけてください。
(日本赤十字社からの注意喚起より)
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プロペシアを割って飲まないでください。
また、割って服用した場合の安全性・有効性も保障されておりません。
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妊娠中の方がプロペシアを服用したり、破損したお薬に触れて有効成分が吸収されたりすると、
男児胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。
なお、プロペシアはコーティングされているので、通常の扱いにおいて有効成分に触れることはありません。
プロペシア錠1mg群での副作用発現頻度は5.0%です。
性欲減退などの性機能に関する副作用が主ですが、
いずれの副作用も、プラセボ群との間に発現頻度の有意差は認められませんでした。
稀に、肝機能障害をきたす恐れがあります。
その頻度は、数万人に1人の割合です。
以下の症状を認めた場合、すみやかにプロペシアの服用を中止し、医師または薬剤師にお尋ねください。
肝機能障害:食欲不振、全身倦怠感、皮膚や粘膜が黄色くなる
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。
上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
健康診断など、定期的な肝機能の検査をお奨めします。