プロペシアはAGA(エージーエー/男性型脱毛症)に対して認可された、内服薬で唯一のものです。 5α-還元酵素を阻害し、男性型脱毛症(AGA)の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)*産生を抑制します。 DHTにより短縮されていたヘアサイクルは、その服用により正常化し、脱毛が抑制されます。
*DHT(ジヒドロテストステロン):DHTの働きは胎児期と思春期以降で異なります。 胎児期には男性胎児の外性器の正常な分化という重要な役割を果たしますが、 思春期以降には、男性型脱毛、前立腺肥大、ニキビなど好ましくない症状を引き起こします。
みなさん、プロペシア(フィナステリド)は、もともと前立腺肥大症の薬剤だったことは、御存知でしょうか? 米国メルク社より、前立腺肥大症治療薬として販売され、すでに、20年近くの使用実績がございます(本邦未発剤)。 前立腺肥大症治療薬としてフィナステリドを使用する場合、男性型脱毛症治療薬(以下AGA:プロペシアのことです)として使用する場合と比較し、高容量5mg/日を必要とします。 フィナステリドは、前立腺肥大症治療薬として、十分な実績をもっております。 長期使用の安全性が確保された後、AGA治療薬として市販されるに至っております。 AGA治療には、1mg/日という少量で効果が期待できます(増量しても効果には差はございません)。 もちろん、AGAに対する治療効果も十分にあります。 長期使用の実績から、副作用、薬剤の相互作用などは明らかになっております。 プロペシアは、安心して、長期服用できる薬剤と言えます。