ザガーロとアボルブの国産正規ジェネリックが2020.10月より処方開始となりました。
【ザガーロ使用上の禁忌】
(1) ザガーロならびに他の5α還元酵素阻害薬に対して過敏症の既往歴のある患者
(2) 女性及び妊婦、産婦、授乳婦等への投与
(3) 小児等
(4) 重度の肝機能障害のある患者
当院では男性型脱毛症治療薬のザガーロ処方に際して、
初診料・再診料・処方箋料など薬剤価格以外のご請求は一切有りません。
院内処方にて来院から5~10分でお手元にお薬をお渡しする事が可能です。
ザガーロは処方箋医薬品になりますので、インターネット・電話などでの通販は一切出来ません。
JR新宿駅から1分の当 新宿ライフクリニックにぜひともいらっしゃって下さい。
当院では無料の相談も受け付けます。
費用はこちら→料金表
当 新宿ライフクリニックにてAGAに対して、 以前より処方させて頂いていたグラクソ・スミスクライン社(以下 GSK) 「アボルブ」の主成分であるデュタスタリドがついに 「男性における男性型脱毛症」の効能・効果に対して2015/9/28に正式な承認が通りました。 販売会社は同じくグラクソ・スミスクライン社で、中身はアボルブと全く同様なものですが、 新たな商標名「ザガーロ」として現在処方可能になっております。 ザガーロはアボルブとまったく同じ成分になりますが、 これらは従来のプロペシア(フィナステリド)などの男性型脱毛症用薬に比較して、 発毛効果・育毛効果が1.6倍程度に改善しております。 (発毛効果は毛髪数の増加量を、育毛効果は毛髪の太さの増加率をそれぞれ計測しております。) また第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験においてはプロペシア1㎎(フィナステリド1㎎)に比較して、 ザガーロ0.5㎎の副作用発現率はプロペシア1㎎(フィナステリド1㎎)と 同程度だったと報告されています。 つまりザガーロ0.5㎎はプロペシア1㎎(フィナステリド1㎎) よりもAGAの改善効果が上昇しているにも関わらず、 副作用発現率は同じくらいに抑えられていると言う事です。
ザガーロはプロペシア(フィナステリド)、 アボルブ同様に5α還元酵素阻害薬に分類される薬剤ですが、 先行して男性型脱毛症用薬として承認が通っているプロペシア(フィナステリド)に比較して、 AGAの原因物質であるジヒドロテストステロンの抑制効果が高く、 その結果AGAの改善に対しての効能が向上しています。 ザガーロは、プロペシア(フィナステリド)を使用している方で、 その効能にまだ満足のいかない方へのセカンドチョイスとして。 また新規にAGAの治療を望まれる方へのファーストチョイスとして。 こうしたAGA治療の新たな選択肢として、 その役割を十分に期待できる薬剤となっております。
比較項目 | フィナステリド5mg | デュタステリド0.5mg |
---|---|---|
5α還元酵素阻害 | 2型(+3型) | 1型+2型 |
ザガーロとアボルブの薬剤としての差異は本質的に有りません。 その違いは、その対象疾患のカテゴリーの差異にすぎず、 効能効果ならびに使用方法は従来 アボルブをAGAの治療に使っていただいた方にとっては、 まったく変わらないものになります。 処方上の差異としてはAGAに対してアボルブは適応外使用という形での処方になりますが、 ザガーロの場合はAGAに関してAGA治療の適応内の使用という事になります。 この差は、万が一ザガーロにて副作用が発生した場合、 医薬品副作用救済制度の保証対象にする事が可能と言う形で影響しますが、 本質的に副作用発生頻度が少ない薬剤カテゴリーなので、 使用者の実感としての差異は無いように思われます。 たとえば当院でAGAに対してプロペシア(フィナステリド)を使用されている方で、 私どもが把握している範囲内で医薬品副作用救済制度を申請している方は一人もいません。 また、もともとAGAは保険外診療になりますので、 ザガーロとアボルブの当新宿ライフクリニックにおける診療上の差異は、 これらの問診票が変わるくらいのものです。 ご来院の患者様にはザガーロ、アボルブと自由にご選択頂けるように当新宿ライフクリニックでは、 どちらも揃えさせて頂きます。 お値段など、ご自身の希望に従いご自由にご選択くださいませ。
ザガーロとアボルブはそれぞれの製剤特許が国内で正式に失効しており、
2020年10月よりそれぞれ 『デュタステリド』 シリーズとして
厚生労働省の管轄下に正規国産のジェネリック医薬品(先発医薬品)がリリースされております。
これら正規国産のジェネリックは全て、商標名の巻頭にザガーロ・アボルブの成分名である、
『デュタステリド』 の文字が入り、商標名の末尾の括弧内に生産している企業の略称が入ります。
・例:アボルブの正規国産ジェネリック:デュタステリドカプセル0.5mgAV「ニプロ」
・例:ザガーロの正規国産ジェネリック:デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」
これら正規国産のジェネリックであるデュタステリドシリーズは、
使用方法・効果・副作用など一切は同用量のザガーロ・アボルブと全く変わりませんが、
卸値に開発費用が内包されていない分、だいぶお安くなっております。
元々のアボルブのユーザーも、ザガーロのユーザーも費用対効果の良い、
これらのジェネリックシリーズ 『デュタステリド』 を是非一度お試し下さいませ。
ザガーロの代表的な副作用には勃起不全(4.3%)、性欲減退(3.9%)、精液減少(1.3%)などが 有ります。これらの副作用、特に性機能障害関連の副作用は従来のAGA用薬である プロペシア(フィナステリド)とほとんど同様な内容です。 副作用全体の発現率に関しては第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験において、 ザガーロ0.5㎎とプロペシア1㎎(フィナステリド1㎎)で、 ほとんど同じ副作用発現率だったと報告されています。 (ザガーロ0.5㎎の副作用発現率が16%なのに対して、 プロペシア1㎎(フィナステリド1㎎)が20%の副作用発現率だったとの事です。) つまりザガーロはプロペシアよりもAGAの改善効果は高まっておりますが、 副作用の発現率などは同程度に抑えられています。 また万一同薬による副作用で勃起不全が発生した場合には、 当新宿ライフクリニックにてバイアグラ・レビトラ・シアリス・シルデナフィルなどの 勃起不全改善を目的とした薬剤の処方も可能です。ご気軽にご相談くださいませ。
副作用名 | 発現症例数(発現率) |
---|---|
勃起不全 | 10例 (5.0%) |
性欲減退 | 4例 (2.0%) |
乳房障害 | 14例 (8.0%) |
射精不能※ | 1例 (<1%) |
射精障害 | 2例 (1.0%) |
精液量減少 | 2例 (1.0%) |
鼻咽頭炎 | 3例 (2.0%) |
腹痛 | 0例 (0.0%) |
*第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験より抜粋
ザガーロは飲むだけで効果を発揮する男性型脱毛症治療薬です。 男性成人には1日1回1錠を毎日なるべく同じタイミングで、水で飲むようにされて下さい。 服用の際は必ずPTPシートから取り出して服用されて下さいませ。PTPシートの誤嚥により、 PTPシートの硬い鋭角部が食道などの粘膜を傷つけ、さらには粘膜に穿孔を発生させ、 縦隔洞炎などの重篤な合併症を引き起こす事が有ります。ご注意くださいませ。
長期にかけて薬効を示すザガーロにおいては、その効果測定は非常に大切です。 お悩みの頭髪の部分をデジタルカメラなどで毎月撮影して頂き、 それを月毎で比較しますとAGAの進行予防効果、改善効果などが確認しやすくなります。 なお撮影条件(周囲の光や髪型、整髪料の有無)はなるべく同一条件にしないと、 地肌や毛髪密度のイメージが大きく変わってしまう事がありますのでご注意くださいませ。
(1)ザガーロは皮膚からも吸収されますので、その使用を禁忌指定されている女性や小児は、
カプセルから漏れでた薬剤には触れないようにお願い申し上げます。漏れた薬剤に触れた場合は、
直ぐに石鹸と水で触れた皮膚を洗うようにされて下さいませ。
(2)前立腺の検査項目であるPSA:前立腺特異抗原に関して
―PSAは前立腺上皮から分泌される糖蛋白質で、前立腺円柱細胞膜,基底細胞膜の構造が、
前立腺癌細胞などの浸潤により破壊される事により、管内PSAが前立腺組織に拡散した結果、
血液中に増加して来ます.もしくは前立腺癌,また前立腺肥大症ではPSAを貪食したマクロファージや好中球が、
肝臓で処理されるために血中濃度が上昇するといわれています.
PSAは前立腺癌診断と経過観察に重要な腫瘍マーカーで、
癌の増殖に伴って指数関数的に増大するといわれています.
―ザガーロはこのPSAの値を、実際の状態よりも薬剤的影響で低下させてしまう傾向が有ります。
PSAの検査を受ける際は必ず、担当医にザガーロ服用の状況を伝えられるようにお願い申し上げます。
(3)ザガーロは小児及び妊婦、産婦、授乳婦への安全性・有効性は確立されておりません。
またラットおよびウサギにザガーロを投与した場合に、
雄の胎児の外生殖器の雌化が見られたとの事で、
この事からザガーロは妊婦において、本剤の暴露が血中ジヒドロテストステロンを低下させて、
男子胎児の外生殖器の発達を阻害する可能性が示唆されております。
written by 新宿でプロペシア処方は新宿ライフクリニック.