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『バイアグラの正式な入手先2種を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

バイアグラの正式な入手先2種
  • バイアグラには正式な入手先が2種有ります。
  • 一つは 『混合診療に対応した保険医療施設』 もう一つは 『自由診療専門の医療施設』 になります
  • いずれにしても、このような医療施設以外では厚生労働省認可、正規のバイアグラは、
  •  入手できない事を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医として注意勧告させて頂いております。

  

バイアグラには正式な入手先が2種類あります。 その他での入手は、法的に正規な方法では無くなってしまうので、扱われている製剤も正規なものでない可能性がある事を 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医として注意喚起させて頂いております。


バイアグラは基本的に医療施設以外では、厚生労働省認可の正規品は手に入りません。 それは、バイアグラを始めとする勃起改善薬である所のPDE5阻害薬が、 罹病や服薬内容、健康状態によっては内服が出来ない事がある為です。 前提として、バイアグラは服薬が可能かどうかを処方前に医師が確認する必要が有ります。


医療施設以外、つまり海外にサーバーのある日本語で出来た通販サイトなどで、 ご本人の医療情報を一切提示する事なく購入作業のみで完結してしまうような入手先は、 薬理の専門家が関わらずに作られたような危険な薬剤を、 『バイアグラ』 もしくは 『バイアグラのジェネリック』 などと称し、 送りつけてくる場合があるので、これらにはくれぐれもご注意ください。


また遠隔診療やオンライン診療の体裁を取ってはいても、実存する診療施設がない組織のサイトは、 同様に非合法な入手先となりますのでご注意下さい。 これは遠隔診療やオンライン診療であっても、必要があれば、対面診療にすぐシフトできる体制に整えるのは、 厚生労働省が定めた法規上の遠隔診療/オンライン診療の最低限必要条件に含まれているものなので、 そうした条件を満たしていないサイトは、正規の医療施設から発信されているものではない可能性があります。 こちらも重ねてご注意くださいませ。


こうした、バイアグラもしくはバイアグラのジェネリックを称する非合法な薬剤を扱うサイトや施設は、 それこそ無数にあり、それら全てを解説する事はとても難しいので、 逆にこちらのページでは、バイアグラの正式な入手先の方、その2種を、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医として、それぞれ解説させて頂きたく存じます。
よろしければ御一読くださいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【バイアグラの正式な入手先①:混合診療に対応した保険医療施設】
  2. 【バイアグラの正式な入手先②:自由診療専門の医療施設】

1.【バイアグラの正式な入手先①:混合診療に対応した保険医療施設】

混合診療に対応した保険医療施設

こちらではバイアグラの正式な入手先2種の内 『混合診療に対応した保健医療施設』 について、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂きます。


バイアグラは薬価基準未収載品が主体の薬剤であり、 基本的には国民健康保険など公的社会保険ではカバーされない、 いわゆる自由診療で扱われる事の多い薬剤になります。


例えば、降圧薬であれば 『高血圧』 という医師の診断の下に、就学前から70歳未満でる場合は、 薬剤の処方代金も、公費が7割を負担してくれます。 一方のバイアグラに関しても、お金もかかり、煩雑では有るのですが、挙児希望があり、パートナー共々不妊症の検査した上で、 勃起不全を原因とした男性不妊症である事が診断されていれば、 処方数の制限付きで、バイアグラの処方代金に公費負担を利用する事も可能です。


しかし子作りの意思なく、それに関わる検査も診断も受けていない方の場合、 つまりバイアグラユーザーのほとんどは、バイアグラの処方は自由診療に基づいて、 保険外診療専門の医療施設もしくは、通常の保険医療に対応したクリニック・病院でかつ自由診療にも対応している医療施設にて、 正規のバイアグラを処方される事が可能です。


こうした同じ施設で保険診療に自由診療を重ねて行う事は、一般に 『混合診療』 と呼ばれています。 ゆえに混合診療に対応している保健医療施設に関しては、バイアグラの正式な入手先の一つとして捉えて宜しいかと存じます。


しかし混合診療に対応した保健医療施設においては、いくつかの短所があります。 混合診療という医療スタイルが医療関連法規上のグレーゾーンに相当してしまうため、 ホームページにバイアグラ等のED薬の薬価格など、その詳細が記載されていないケースが多く、 そもそもED治療に対応しているのかどうかも、受診前に判断しにくい所が否めません。


また、こうした施設では、あくまで保険診療が主体、かつ混合診療がグレーゾーンである事が原因となって、 バイアグラなどED薬の全体処方数が少なめになってしまう傾向があり、 その結果、バイアグラなどED薬の1錠あたりの処方価格が、 後述する自由診療専門の医療施設に比べて高くなりやすいです。


新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、混合診療の医療施設から移っていらした方に、 元々の施設の処方価格などをお伺いすると、1錠あたりの処方価格の差額にびっくりする事もございます。


2.【バイアグラの正式な入手先②:自由診療専門の医療施設】

自由診療専門の医療施設

こちらではバイアグラの正式な入手先2種のウチ 『自由診療専門の医療施設』 について、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂いております。


バイアグラなどED薬は上記のように、薬価基準未収載品である事が基本であり、 その正規医薬品のほとんどは自由診療専門の医療施設、一般に 『EDクリニック』 より処方されている状況です。 つまり自由診療専門の医療施設は、バイアグラの正式な入手先のおおよその主体と言えます。 当新宿ライフクリニックも日本性機能学会専門医が管轄する自由診療専門の医療施設 『EDクリニック』 に該当します。


これらEDクリニックではバイアグラなどの厚生労働省認可、正規医薬品を日々大量に処方している事もあって、 上記させて頂いた混合診療に対応している保健医療施設に比べると、処方価格が安い傾向がある事、 また自由診療専門の医療施設になるので、ホームページやgoogleなどのリスティング広告上で、 バイアグラなどED薬の詳細や、1錠当たりの処方に要する金額など、情報がわかりやすく記載されている事が多く、 来院前に状況を把握しやすいのも一つの特徴と言えます。


しかし、これら自由診療専門の医療施設においても、いつくかの短所があり、 それは保健医療施設に比べると、自由裁量な部分も多い事から、特に日本性機能学会専門医が管轄していない施設などにおいては、 営利上のコストダウンを目的として、厚生労働省認可の正規医薬品ではなく、 海外から輸入した無認可医薬品を主体に扱ってしまっているような施設もあり、 ここには一点の注意が必要です。


日本の厚生労働省が正式に認可したED薬/勃起改善薬の場合は、 基本的に、ご高齢の方においても、飲み間違えが無いよう、製品名はきちんと 『日本語で表記され』 、 かつニトログリセリン製剤との併用が絶対にされないように、 これに関する 『注意書きがPTPシートに必ず記載され』 ています 。


また正規のものは記載される商品名に関してもルールがあり、 例えばバイアグラは必ず 『バイアグラ』 とカタカナで商品名表記がPTPシートの裏面にあり、 一方のバイアグラの厚生労働省認可、公式のジェネリック医薬品の場合は、カタカナで成分名の 『シルデナフィル』 から名称表記が始まり、 末尾のかっこ内には生産した日本の企業名略称 (東和薬品であれば 「トーワ」、富士化学工業であれば 「FCI」) が記入された 『商品名』 が、 PTPシートの表面に必ず載っています。 バイアグラ系であれば、上記した名称以外のものは少なくとも厚生労働省認可の正規の製剤では有りません。 宜しければこうした情報を鑑別の一助として頂ければと存じます。


また自由診療専門の医療施設におけるEDクリニックは、 東京の中心など大都会に分布する傾向が強く、 なかなか地方在住の方ですと、受診したくても出来ない所も一つの短所と言えるかも知れません。



以上、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が、バイアグラの正式な入手先2種 『混合診療に対応した保険医療施設』 、 『自由診療専門の医療施設』 のそれぞれについて、その詳細を解説させて頂きました。


最近では、遠隔診療/オンライン診療のふりをした、バイアグラを名乗る無認可の医薬品をさばく、 悪質なネット販売も見受けられるようです 上記に端的な正規のバイアグラ系ED薬との鑑別ポイントを記載させて頂きましたが、 届いた医薬品がこうした内容に則していない様であれば、 その薬品の取り扱いにはご注意頂いた方が宜しいかと存じます。

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2025-06-04)

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