薬効の可能性がある時間的長さが規定されています。
:新宿ライフクリニックから勃起改善薬のインフォメーション
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本項はバイアグラの使用期間とその周辺情報に関して解説しております。 バイアグラなどの医薬品には薬効が出る可能性がある「使用期間」が設定されており、 本剤のこうした情報は薬剤の詳細な解説が記載されているインタビューフォームに詳しく記載されています。 当新宿ライフクリニックの場合は高い頻度で細かく薬剤卸よりバイアグラを納品するようにしているので、 当院で本剤を仕入れて患者さんにそれを処方する段階では、 バイアグラの「期限」上で通常3年以上残るよう調整させて頂いております。
、 ファイザー社の報告によると、 バイアグラは設定された「期限」は別として、 使用期間としては製薬会社の工場で生産された直後から約5年服用できるように調整されているとの事です。 ちなみに患者さんからこうした内容に関して質問をうける場合、食材のように「賞味期限」と聞かれる事が多いです。
性行為つまりセックスは人によってその行われる頻度が変わります。 これは個人個人の性欲や性行為に充てられる時間、 また体力、セックスパートナーのニーズなど様々な要因によって可変的です。
バイアグラはファイザー株式会社より開発・生産されている勃起改善薬(PDE5阻害薬)です。 本剤は主に性行為のタイミングで服用する事で、 その薬効が作用している間、インポテンスを改善する機能がある関係上、 バイアグラの服用頻度は服用者の性行為頻度に従属する形です。
それは個人によってバイアグラの服用頻度が大きく変動する事を示しており、 人によっては年一回だけ本剤を服用するという方もいれば、 それこそ毎日バイアグラを服用している方もいて、 バイアグラをどのくらい使うか は人によってまちまちです。
実はバイアグラをごく低頻度で服薬されている方には共通の心配事があります。 それは「このバイアグラはいつまで使えるんだろう…」と言う使用期間に関する危惧です。 本剤を低頻度に服薬すると言う事は処方された本剤が長く手元にあるという事になるので、 この心配はごく当然のものです。
文頭にも記載しましたが薬剤の使用期間という言葉は、 どうも社会的に一般性の高い表現ではないようで、 当新宿ライフクリニックで患者さんからバイアグラの使用期間などに関して質問を受けるときは、 たいてい、「バイアグラの賞味期限はいつまでですか?」と聞かれる事が多いです。 それは食品に関する摂食保証時間である「賞味期限」がより身近な言葉だからだと思われ、 本項では「使用期間」などと記載をさせて頂いておりますが、 これは意味合い的には「賞味期限」と同様なものとお考えいただいて大丈夫です。
本稿ではバイアグラの使用期間の話を軸に、一般的な薬剤の使用期間に関して、 また規定された使用期間を維持するための適正なバイアグラの保存方法などに関して記載しております。 是非ともご参照下さいませ。
あまり知られていない事ですが、食品に賞味期限があるように、 実はバイアグラのような薬剤にもこれに相当する使用期間などの時間的概念があります。
これは生鮮食材ほどの短い時間では有りませんが、 一般的にバイアグラのような薬剤は化学物質なので、 実は様々な影響を受けてその内容が時間経過に応じて変化してしまう事があるため、 こうした使用期間などが設定されているのです。
食品であれば、腐ってしまったり、かびてしまったり、乾いてしまったり、 また逆に湿気てしまったりと言った要素が使用期間を規定する要素ですが、
化学物質であるバイアグラのような薬剤の場合は食品と違い、 酸素や光や温度、また湿度などの要素が化学成分の変性や分解を進行させる事で作用が低下してしまうので、 こうした要素が薬剤の使用期間を規定しています。
そして各製薬会社が規定する薬剤の「使用期間」とは、 その薬剤が適正に保存されていた場合に、その効果がでる可能性がある時間的長さを示しています。 しかし、いくら薬剤でもキチンと保存されていない状況では、この使用期間も短縮してしまう事は否めません。
例えば冷蔵が推奨される卵のような食品の場合、冷蔵庫に入れず常温で放っておけば、 その食べる事が出来る時間は表示された使用期間よりも大幅に短縮するものです。 薬剤も同様に光や酸素、極端に低い温度や高い温度・湿度にむき出しの製剤がさらされ続ければ、 その使用期間は短縮してしまいます。
また適正な保存の必要性とは別の話ですが、 長期に渡って服薬する予定のない薬剤は時々その使用期間を確認しておかないと、 「いざっ」と言う時に作用しない恐れもあるので注意が必要です。
バイアグラはファイザー株式会社が開発・販売している勃起改善薬です。 このバイアグラの使用期間はファイザー社の作成したインタビューフォームに明確な記載があり、 その資料によるとバイアグラは
有効期間の規定上、「使用期間」を5年 また「期限」はその最終年月を外箱に記載と書いてあります。 この「期限」は使用期間よりタイトな時間的長さで規定されているものです。
当新宿ライフクリニックでは上記したようにバイアグラの処方量が多いのと、 発注を毎日する事で使用期間の短い薬剤をため込まない方針なので、 バイアグラを納入し患者さんにお渡しする段階では、 使用期間よりタイトなバイアグラの「期限」は基本的に3年以上残るよう調整しています。
ちなみに上記のバイアグラの「期限」と「使用期間」の違いですが、 「期限」はバイアグラがきちんと保存されていた場合に、 ファイザー株式会社が保証するバイアグラが十全に作用する、 時間的長さの上限を示しており、 一方の「使用期間」はバイアグラがきちんと保存されていた場合に、 その薬効が作用する可能性がある時間的長さの上限を示しています。 上記しましたが、使用期間よりも期限の方が時間的に短くなりタイトです。
バイアグラは保存方法を守り、 用法用量を守った上で基本的には期限内に、最低でも使用期間内に使用するようにしましょう。
上記3.【バイアグラの場合】に記載しましたがバイアグラの使用期間、 はバイアグラが「きちんと保存されていた場合」に薬効が出る可能性がある時間的長さの上限を示しています。
ちなみにバイアグラの使用期間を維持する為の「きちんとした保存方法」とはどのようなものなのでしょうか? それを以下に解説いたしますと
ちなみに日常におけるバイアグラの「推奨されない」保存場所、 つまり使用期間を短縮していまうかもしれない保存場所の一例としては、 「車のダッシュボード」、「冷暖房機のそば」、「冷蔵庫」、「ズボンのポケットの中」、 「浴室または浴室続き間の洗面所の収納」、「台所の収納」などが代表的です。
まず車のダッシュボードですが、 これは駐車中の車中は、夏は異常な高温になる事があり、 冬は外の寒い気候をダイレクトに反映してしまうのでで望ましくないです。
次に冷暖房機のそばですが、 これも体感している温度よりも高温もしくは低温になりやすいので望ましくないです。 もちろんバイアグラを冷蔵庫に保存するのも望ましくありません。
次にズボンのポケット・浴室または浴室続き間の洗面所収納・台所の収納ですが、 これらは多湿の環境になりやすいので、望ましくないと言えます。
前述したバイアグラの使用期間よりタイトな「期限」を確認するにはどうしたら良いのでしょうか?
バイアグラの「期限」は本剤の外箱に記載があると、 上記【バイアグラの場合】に記載しましたが、 バイアグラの例えば50㎎の納入時の外箱は100錠一箱になってしまうので、 外来にて皆様がバイアグラを処方される際は、 PTPシートに入った状態のものを処方される事が一般的です。 (100錠単位でバイアグラ50㎎の処方を受ける方はとても稀ですので)
しかし実はPTPシートにはバイアグラの使用期間は元より「期限」の記載は有りません。 ですので、大変お手数では有りますが、 バイアグラの「期限」を確認されたい場合は、 外来処方のタイミングで、 現在、当院で処方しているバイアグラの「期限」を是非ともお尋ね下さい。
すぐに現在、処方している製剤の情報を説明させて頂きます。
ただ当院の場合は上記したように毎日不足分の薬剤を薬剤卸に発注するという独特なシステムなので、 使用期間の短縮している製剤はストックしない形が前提です。 故に当院のバイアグラは「期限」で通常3年以上を残した状態で処方させて頂いている状況です。 当然、使用期間に関してはそれ以上の長さになりますので、どうぞご安心くださいませ。
新宿ライフクリニックでは上記のように、 使用期間の短い薬剤を患者さんにお渡ししないようにいくつかの工夫を凝らしています。
新宿ライフクリニックでは以上のような工夫を重ねて、 皆様に使用期間がたくさん残ったフレッシュなバイアグラを処方させて頂いております。
他のクリニックによってはその営利上、 一気に大量に仕入れて、その結果、 使用期間の短いバイアグラを処方している場合があるのでご注意くださいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)