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シルデナフィルは新宿ライフクリニック。
【ED/勃起不全の発症と性格】
東大式エゴグラムという性格分析方法で心因性ED/勃起不全の患者さんの性格に、
一定の傾向が有るかを検討した報告が有ります。
その報告によると心因性ED/勃起不全はAC優位型と呼ばれるパターンを取る人が相対的に多いとの事です。
AC優位型の人は「NO」と言えないタイプの人が多く、
またリーダーシップをとるのが不得意な人が多いとされています。
インポテンスには大きく2種有り、一つは器質性ED/勃起不全、
そしてもう一つは心因性ED/勃起不全が有ります。
器質性ED/勃起不全とは中枢神経から陰茎に至る臓器、器官、組織などに、
機能的な、器質的な障害が有る事によって、インポテンスを発症するに至る状態です。
その原因は高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、脊髄損傷などの中枢神経障害、
前立腺肥大などに伴う下部尿路症状、ホルモン分泌不全などの内分泌障害など、
非常に多岐にわたります。
勃起という生理的システム自体が、情動興奮、末梢循環、血管内皮機能、内分泌機能、自律神経機能など、
多岐にわたる機能にまたがって成立している関係上、原因がバリアブルになるのもやむを得ない所です。
一方の心因性ED/勃起不全とは、プレッシャーやストレス、心理的ショックなど、
感情の負荷が影響してインポテンスを発症している状態で、
器質的な原因が無い事も、その疾患概念の成立上必要です。
ストレスの多い都心型の現代生活は多いに、この心因性ED/勃起不全の発症に影響していると思われ、
中間管理職が多い30~40代での発症からEDクリニックへの受診も珍しく無い所か、
セックスの頻度が多い年代層でもあるので、むしろ外来受診の多数派とも言えます。
勿論、心因性ED/勃起不全にプレッシャーやストレス、心理的ショックなどが、
その原因として有る以上、
その発症には個人個人のプレッシャーやストレスなどへの感受性が関連する事が想定され、
引いては感受性を形成する上での個人の性格の傾向は、
本疾患発症のリスクファクターとなる可能性が大いに有ります。
今回、ご紹介させて頂く東大式エゴグラムによる心因性ED/勃起不全患者の性格判定は、
この疾患と個人の性格の親和性を検証したリサーチです。
自分の性格を自己検証して、心因性ED/勃起不全的な性格に合致するようであれば、
或いはED/勃起不全発症のリスクが有るものとして対策を検討するなど、
病態予測ならびに予防にこうしたテクノロジーを活用する事も出来るかもしれません。
本項では、東大式エゴグラムによって心因性ED/勃起不全患者における平均的な性格傾向を検索した、
リサーチの結果を中心に、
性格と本疾患の関連性、またその対策などに関して検討させて頂いております。
【東大式エゴグラムとは】
エゴグラムとは性格診断法の一つで、交流分析での自我の状態を複数に分類し、
その分類の各状態における心的エネルギーの量的高さをグラフ化し、
グラフのパターンを分析したものです。
東大式エゴグラム:TEGとは、そのデュセイが考案した性格分析法の変法の一つになり、
具体的には質問用紙を使用し、交流分析理論に基づく5つの自我状態の量的高さを、
プロットして作成されたグラフを解析して、個人の性格を分析して行きます。
5つの自我状態は、CP、NP、A、FC、ACで表現されており、
CPとは父親的な厳しい性格を主体とした特徴で、
NPとは母親的な性格を主体としており同情的で愛情深いという特徴があり、
Aとは客観性や冷静な計算に基づく判断、意思決定などが特徴で、
FCとは直感的な部分や創造的な部分の特徴で、
ACとは主体の無さや順応がその特徴になります。
【心因性ED/勃起不全のエゴグラム解析の結果】
東大式エゴグラムを使用したED/勃起不全の性格分析の報告によると、
器質性要因の無い、心因性ED/勃起不全患者での平均エゴグラムパターンは、
ACが高く、他の自我状態指標が低いAC優位型のパターンであったとの事です。
また、本疾患において、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬が無効な例の、
エゴグラムパターンもAC優位型との事でした。
AC優位型は気遣いの多い人が主体で、
言いつけられた事に対して拒否を示しにくい傾向の人が多いとされています。
与えられた仕事に関しては持前の順応性をもって進める事が出来ますが、
グループを牽引するようなリーダーシップ的行動を苦手とする人が多いともされています。
【性格とED/勃起不全への対策】
勿論、上述したAC優位型の人間が100%、心因性ED/勃起不全を発症する訳では有りませんが、
可能性として心因性ED/勃起不全を発症しやすい事、
また発症した場合にバイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害薬が、
比較的効果を示しにくいという傾向が有るようなので、
東大式エゴグラムにてAC優位型と判定される人は、
本疾患の予防策を検討する事は有意義である可能性が有ります。
しかし対策と言ってもAC優位型と判定されて、「それでは性格を変えよう」と、
性格改善方向のアプローチが出来るかと言うと、
これはとても難しいと思われます。
性格や人格などは、長年の経験や習慣、また生活環境など様々な影響によって熟成されて来たものなので、
一朝一夕には変更でき無いものと思われます。
ですので、AC優位型性格であると言った場合の直截な予防策は、
やはりストレスマネジメントなどの、
心因性ED/勃起不全発症の直接因子に対する対策が主体と思われます。
特に心理的ストレスは、糖尿病など生活習慣病の増悪因子としても認識されつつ有り、
性機能も含めた健康を維持する上ではストレスマネジメントは、
とても重要な要素と言えます。
written by バルデナフィル処方なら新宿ライフクリニック.