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『セックスはどの季節に多くされるの?性行為の頻度の季節的変化を日本性機能学会専門医が解説』

セックスはどの季節に多くされるの?
  • ED薬の処方 ED患者の来院 これらの頻度を見るにセックスが多くされる季節には偏りが有る。
  • この性行為頻度の季節的変化には、春と夏と冬にそれぞれ頻度の大きなピークが有り、
  •  そのピークは春<夏<冬の順に大きくなっていく。
  • ちなみに秋にはこうしたピークは存在しない。
  • 東京を中心とした都市生活者においては、イベントの発生または性欲を惹起させる感覚的刺激
  •  によって生殖時期が規程されている可能性がある。

ED薬の処方量・処方患者の増減から推察するに、東京都新宿エリアのEDクリニックをご利用になられる勃起不全症患者さんの場合、 セックスは春・夏・冬にそれぞれ頻度のピークが有り、最も多くセックスがされている季節は 『冬』 になります。 このように性行為の頻度には季節的変化が有ります。


ED薬、勃起改善薬はセックスの時にしか使わない薬剤という意味合いにおいて、その処方量そして来院ユーザーが多い季節は、 『セックスが多くされる季節』 と言い換える事が出来ます。当新宿ライフクリニックのED薬の処方量には、春・夏・冬に、 処方量と来院ユーザーのピークがあり。そのピークの大きさは冬が最も大きく、続いて夏、そして春が続きます。


つまり新宿ライフクリニックが所在している東京都新宿エリアにおいては、冬に最も多くセックスがされており、続いて夏、 そして春と、それぞれに性行為の頻度のピークがあり、そこには我々首都圏居住者における性行為頻度の季節的な変化を感じ取る事が出来ます。 また、こうした季節的傾向は当院開設の2012年から現在に至るまで毎年一環して継続しているものでも有ります。


何故セックスには季節に応じて多い・少ないといった、性行為頻度の季節的変化があるのか?  こちらのページでは新宿ライフクリニック所属の日本性機能学会専門医が、 性行為頻度の季節的変化に関して、専門医としての解釈を加えて解説をさせて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【春に最初の頻度のピークが有ります】
  2. 【夏に2番目の頻度のピークがやってきます】
  3. 【冬に年間最大の頻度のピークが有ります】

1.【春に最初の頻度のピークが有ります】

春に最初の頻度のピークが有ります

春は、春・夏・冬の中で最も小さいですが、ED薬の処方量と来院ユーザーのグラフ上のピークが有ります。 つまり東京都新宿エリアのEDクリニックを利用されている勃起不全症の方において、 春はセックスが比較的多くされる季節であり、 性行為頻度における一年で最初のピーク、季節的変化を示す季節でも有ります。


春が持つ他の季節と違う特色としては、年によってピークの存在する月にバラツキが有り、 春の3月から5月にかけて、 いずれかの月に一回だけ春のピークがやってきます。 この時期にこうした性行為頻度の季節的変化、ピークがある理由としては、 日本社会におけるイベントサイクルの影響があるかと推察されます。


春は日本人にとっては、出会いと別れの季節です。 人的環境が一新されたり、ミックスされたりする事によって、人間関係に刺激が入り、 その結果、セックスの頻度が多くなって来るのではないかと思われます。 こうした人的環境の変化が、 初春から晩春のいずれかのタイミングで、性行為頻度の季節的な変化を及している可能性が示唆されます。


2.【夏に2番目の頻度のピークがやってきます】

夏に2番目の頻度のピークがやってきます

夏は、春・夏・冬の中で2番目に大きい、ED薬の処方量と来院ユーザーのグラフ上のピークが有ります。 つまり東京都新宿エリアのEDクリニックを利用されている勃起不全症の方において、夏は年間でもセックスが多くされている季節であり、 性行為頻度における一年間で2番目に大きなピーク、季節的変化を示す時期でも有ります。


この夏の季節的変化、つまり性行為頻度のピークは、7月もしくは8月の必ずどちらかに来るのですが、 今までのデータにおいては、7月より8月にピークがある事の方が多い傾向が有ります。


夏という季節の7月もしくは8月にセックスが比較的多くされる理由としては、 この時期は女性の着衣が薄くなる事がこれに大きく影響を与えているのではないかと推察されます。


男性の性欲の発露には男性ホルモンの分泌亢進に加えて、五感への刺激がとても重要ですが、 特に人間は視覚による性欲発露の比重が高いので、 夏になり女性の着衣が薄くなって行く事で、視覚による性的刺激が多くなり、 それがこの季節の、この時期に、セックスの頻度を多くさせ、 結果として性行為頻度は7もしくは8月の盛夏にピーク、季節的な変化を迎えるのだと思われます。


3.【冬に年間最大の頻度のピークが有ります】

冬に年間最大の頻度のピークが有ります

冬は、春・夏・冬の中で最も大きい、ED薬の処方量と来院ユーザーのグラフ上のピークが有ります。 つまり東京都新宿エリアのEDクリニックを利用されている勃起不全症の方において、 冬は年間で最も多くセックスがされている季節であり、 性行為頻度における一年間で最も大きなピーク、季節的変化を迎える時期でも有ります。


この冬における季節的変化、つまり性行為頻度のピークは、他の季節と違ってピークのある月に全くバラツキが無く、 毎年12月に必ずピークがやってきます。


冬という季節の、そのまた12月に年間で最も多くセックスがされている理由としては、 春と同様、日本社会におけるイベントサイクルの影響が強く有るかと推察されます。 そのイベントとはまさに 『クリスマス』 の事です。


元々は、キリストの生誕とヨーロッパの冬至のお祭りが母体とされるこのイベントは、 現代の日本においては年間でも最も大きい恋人イベントとなっております。


このイベントの影響があって12月は年間で最も多くセックスがされており、 その結果、性行為頻度におけるピーク、季節的な変化は、冬の12月に最大となります。



新宿ライフクリニックの受診患者さんの統計上、 ED薬の処方量と来院ユーザーのピークは、毎年秋には全く無く、 他の季節に比べても秋はセックスの頻度は少ないものと推察されます。


しかし日本において、人間を除く大型から中型の哺乳動物(ニホンザルなどを含む)は、 逆に秋に生殖期に入る事が多く、 すべての季節の中で、秋に最もセックスをしていると言われております。


この事実と、今回の報告の内容を踏まえると、少なくとも我々日本人の首都圏居住者は野生から遠く離れ、 生物学的に決まった生殖の時期を持たず、イベントの発生もしくは生殖を惹起させる感覚刺激によって、 生殖の時期を規程している可能性が高いと推察されました。

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2022-05-16)

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