『シアリスとアルコールの併用の仕方 2ステップで飲酒下にシアリスを運用する為の方法を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

シアリスとアルコールの併用の仕方
  • シアリスとアルコールの併用の仕方を2つのステップで、
  •  新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説いたします
  • 飲酒下にシアリスを運用する為の方法、まず第1のステップはシアリスの通常時の平均的薬効
  •  を見極める事、これには 『しらふ』 『空腹』 『3回以上』 でのトライアルが望ましいです
  • 続いて第2のステップとして、個人におけるアルコールの量的閾値を見極める事、
  •  これには 『同じ種類』 のアルコール飲料を 『少量』 から試していく事が望ましいです
  • アルコールとED薬の併用は止む無くする事であって、基本的にはアルコール併用はしない方が望ましいです

  

シアリスだけでなくED薬は本来、アルコールと併用すると、 その悪影響の為に、EDに対する薬効は出ないか弱いかのどちらかになってしまう事がほとんどで、 こうした内容に関しては、当新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でもルーチンに解説させて頂いております。 しかし、多少の面倒が前提にはなってしまいますが、本ページ記載の2つのステップによって、 飲酒下にシアリスを運用する事は可能では有ります。


原則、EDのある方は、セックスの際には 『アルコールは完全に無し』 が望ましいです。 これはアルコールに酔っている状態ではED自体の悪化が見られてしまうのと、 EDに対して服用されるシアリスなど勃起改善薬の効果も十全に発揮されなくなってしまうからです。


一般の方による個人発信のサイトでは、それこそ様々な意見が交わされていますが、 わたくしの日本性機能学会専門医としての見解上では、 シアリスを初めとする勃起改善薬はいずれも飲酒下では、その機能はあまり発揮されないと思われます。


とは言え、デートでアルコールが一切なしと言う訳には行かない時もあり、やむなく飲酒下にシアリスを併用する事もあるのではないかと存じます。 しかし、その結果として、ネットで喧伝されている情報のようには、勃起改善効果がうまく出ず、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にて再度のご相談に至るというケースも少なくは有りません。


そこで、事前の手間はかかれど、デートなど 『本番』 で失敗しないために、 『シアリスとアルコールの併用の仕方』 を主題として、 2つのステップを持って、飲酒下にシアリスを運用する為の方法を、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説させて頂きます。
宜しければご一読されて下さい。


<当ページのもくじ>

  1. 【ステップ1:シアリスの通常時の平均的薬効を見極める】
  2. 【ステップ2:アルコールの閾値を見極める】

1.【ステップ1:シアリスの通常時の平均的薬効を見極める】

シアリスの通常時の平均的薬効を見極める

シアリスとアルコールの併用の仕方、こうした飲酒下にシアリスを運用する為の方法、 この2つのステップのウチ、まずこちらでは、『平均的薬効を見極める』 事に関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きます。


前提として、効果の指標が無ければ、飲酒下にシアリスを使用したとしても、これが効いているのか効いていないのかは、 そもそも判断すらできません。


最終的にシアリスとアルコールを併用するのが目標だったとしても、そもそもシアリスの利用が初めてだったり、 十全に効いて 『これくらい』 という感覚が備わっていなければ、飲酒の悪影響を判定する事すらできないので、 飲酒下にシアリスを運用するに当たっては、まずはアルコールが入っていない状態でのシアリスのご本人における平均的な薬効を把握しておく必要が有ります。


ただし、シアリスの薬効を十全に出すための服薬の仕方には、アルコール以外にも注意すべき要素が有ります、その最たるものは 『食事』 です。 食事に関連しシアリスの効果をしっかりと出すための方法として、シアリスの服薬タイミングは、前回の食事から4時間以上経過した空腹状態で、 かつシアリス内服後2時間は食事の再開はしていない事が望ましいです。 また一回こっきりのトライアルで良いかというと、そうでは有りません。 人間は生き物なので、薬剤の効果が常に毎回全く一緒である事は有りません。これは解熱薬の服用で毎回必ず1.2度体温が下がると言ったメカニカルな効果が期待できないのと同様で、 ED薬においても、その平均的な薬効を把握する為には、最低3回以上のトライアルが必要かと存じます。


このようにシアリスとアルコールの併用の仕方として、まずはシアリスの通常時の平均的薬効を見極める必要があり、 その為、上記のように 『しらふ』 『空腹』 『3回以上』 でトライアルし、ご本人における平均的な薬効を把握されるのが、 飲酒下にシアリスを運用する為の第一のステップと言えます。


2.【ステップ2:アルコールの閾値を見極める】

アルコールの閾値を見極める

シアリスとアルコールの併用の仕方、こうした 『飲酒下にシアリスを運用する為の方法』 を把握する為の第1のステップとして、 上記では、十全に効いている状態でのシアリスの平均的な薬効を知る為の方法を解説させて頂きました。 続いてこちらでは、2ステップ目として、ご本人の 『アルコールの閾値を見極める』 事に関して新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きます。


人によってアルコールの反応には大きな差が有ります。一杯で真っ赤になる人、何杯飲んでもケロっとしている人、 このように前提としてアルコールの反応は元々、個人差が大きいものと言えます。


それはアルコールを併用した場合のシアリスへの悪影響も同様で、これもまた個人差が大きいものです。 つまり、どのくらいの飲酒下だと、シアリスの効果にどのくらい悪影響を与えるかは、 個人によってその閾値が変わって来てしまうと言えます。


ゆえに 『一般的にこれぐらいなら』 というニュアンスではなく、 『あなたの場合はこれぐらいまで』 という個人に特化した、 『シアリスの薬効を阻害しない』 アルコールの量などの閾値、これを見極める必要が有ります。


こうした閾値の把握の仕方としては、まず上記 【ステップ1:シアリスの通常時の平均的薬効を見極める】 の方法に則って、 『通常時の平均的なシアリスの薬効』 を把握してもらった上で、 それを100%効いた状態での物差しとして、できれば 『同じ種類』 のアルコール飲料を 『少量から』 試していき、 そのアルコール飲料だと、どのくらいの量の飲酒で、どのくらいシアリスの薬効が阻害されるのか、 ご自身の体感で把握していきます。


なぜ同じ種類のアルコール飲料にするかと言うと、お酒によってアルコールの濃度は全くのバラバラな上に、 ともすれば同じカテゴリーのお酒でもアルコール濃度が微妙に違う場合もあるので、 飲むお酒の種類を統一しないとアルコールに対する定量的な把握になり得ないからです。


逆に言うと同じ種類のアルコールで、シアリスの薬効をあまり阻害しない量的な閾値がしっかりと把握されている場合は、 これは他のアルコールを飲む時に、そのアルコール濃度差を把握する事で、経験的に情報をフィードバックできるようになってきます。


ただし注意点として、疲れていると酔いの回りが早くなるように、体調によってもアルコールの体への反応は変わって来てしまう可能性があるので、 こちらも一点お心に留めておく必要が有るかと存じます。


このようにシアリスとアルコールの併用の仕方を把握する為には、個人におけるアルコールの悪影響が出現する量的な閾値を見極める必要が有ります。 その場合、アルコール飲料は 『同じ種類のもの』 で 『少量から』 トライアルする事が望ましく、これが飲酒下にシアリスを運用する為の第2のステップとなります。 こうした量的な閾値は、人によってはワイン1杯かも知れませんし、あるいは人によっては、やはりアルコールは全くのゼロが望ましいという結果に終わる可能性も有ります。



以上、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が、シアリスとアルコールの併用の仕方を主題に、 飲酒下にシアリスを運用する為の方法を2つのステップをもって解説させて頂きました。


やはりアルコールとED薬の併用は、必要に迫られて、止む無くやるようなレベルのお話と思われます。 基本的にはED薬はアルコール無しで運用されるようお願い申し上げます。




(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2022-06-12)

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