バイアグラ、レビトラ、シアリスは、
各々特徴を踏まえて服薬することによって、最大限パワーを引き出すことが可能になります。
添付文書上、セックスの1時間前に服用するとされています。
各ED治療の有効時間内にセックスすれば、効果が期待できるとしています。
バイアグラは、服薬して最高血中濃度に至るのに1時間少々要します。
よって、セックスの1時間前の服薬が利にかなっています。
即効性が特徴のレビトラは、服薬後40分~1時間程度で最高血中濃度に到達する為、
セックスの20~30分前に服薬するのが良いと考えます。
シアリスは、長時間型で、あまり最高血中濃度の事を考えなくとも良い薬剤ですが、
データ上、服薬3~4時間後にピークが有るとされます。
このタイミングを理解し服薬する事が、より強い勃起を得るためには必要です。
また、 いずれのED治療薬も、食事の影響がございます。
食事、特に脂質(油分)によって、速やかな吸収が妨害されます。
最悪な場合、効果が全く得られない事も有ります。
空腹時の服用を心掛けましょう。
バイアグラもレビトラもシアリスも、程度に差がございますが、食事によって吸収が阻害され、
効果が減弱する可能性があります。
特にバイアグラは顕著です。
僅かでも胃内に食事が残った状況で服薬すると、効果が大きく低下致します。
食後のタイミング服薬する場合は注意が必要です。
特に肉類や中華など、脂質(油分)が多い食事を召しあがった場合は、顕著になります。
服薬予定の場合は、食事は、軽めに済ませてください。
可能なだけ、空腹時の服用をお勧めします。
他剤を選択した方が、効果が安定する可能性が有ります。
レビトラ、シアリスは、バイアグラに比較して、食事の影響が軽微になっています。
食後の服薬の場合は、レビトラ、シアリスをお勧めいたします。
ただし、食事の影響はゼロでは有りませんので、やはり、空腹時の服薬を心がけてください。
販売元であるバイエル薬品の資料によれば、一般的な食事であれば、影響を受けないとしています。
一般的な食事と言っても、個人によって好みも異なります。
もう少し具体的な表現としては、脂質(油分)が30%以上含まれていない食事としています。
和食であればこの範囲に収まる事がほとんどですが、脂質(油分)の割合が30%を超えて初めて影響が出るのではなく、
徐々に影響が増加すると捉えてください。
やはりというか、空腹を心掛けた方が無難です。
インターネット上では、シアリスは食事の影響を受けないとする書き込み、評判が見受けられますが、
これは間違った情報です。
販売元であるイーライリリー社の資料によれば、800kcalまでの食事の影響は受けないとしております。
800kcal以上の食事であれば影響が出てしまうとも取れます。
では、80kcalの食事とは、どの程度の量でしょうか?
例を挙げると、牛丼の並盛、ファミリーレストのハンバーグとランチで、これを超えてしまいます。
やはり、徐々に影響が出現する為、空腹を心掛けるのが無難です。
シアリスを体に吸収させた後の食事であれば影響はでません。
長時間型の勃起薬ですので、、食事に前もっての服用をお薦めしています。
食事の影響を無視した服用、過度のアルコール、
内服のタイミングの間違いなどが、服用初期の失敗の原因を占めます。
まず、この点を再確認する必要が有ります。
また、糖尿病が重症であったり、脳神経疾患、外傷などの脊椎疾患をお持ちの方は、
効果が得られにくい場合もございます。
勃起薬の効果で効果が得られにくい場合は、精密検査を考慮したり、他の治療法を考慮致します。
各薬剤の服用法、注意事項は、別項で具体的な例を挙げて説明いたしております。
ご参考下さい。
バイアグラの服用法
レビトラの服用法
シアリスの服用法