本当です。
高血圧などの動脈硬化性疾患は、ペニスの血管の動脈硬化を来します。
血管内皮機能も悪化する為、EDを生じます。
勃起は、血流、血管によって動作いたします。
高血圧を放置し、動脈硬化が進行すると、EDも悪化すると考えてください。
現在使用されているED治療薬は、PDE5阻害剤と呼ばれるもので、
勃起改善効果は、血管拡張機能に因っています。
ペニスの血管以外の血管にも作用いたします。
血管が拡張すると、末梢血管抵抗が低下する為、血圧は低下致します。
その程度は軽微なもので、ほとんど影響はないと考えられるものです。
しかし、正常血圧の型に比較し、極端な高血圧(例えば170/100以上)が有る方は、
この低下幅が大きくなります。
また、性的な興奮は、血圧上昇を来す可能性がございます。
この場合は、ED治療薬の服薬とは関係ありません。
いずれのED薬も服薬できません。
その理由は、先にも述べましたが、血圧が上昇するからではなく、血圧が低下する為です。
血圧の下がり幅が大きいと、ふらつきが生じたりいたします。
ED治療を行う前に、まず血圧の治療を受けて下さい。
血圧のコントロールが出来た場合、ED治療薬を服用可能となります
血圧が、170/100mmHg以上の方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスの使用はできません。
服用可能です。
一部の降圧薬を除き、降圧薬との併用も可能です。
(注:ハイパジールコーワは、ニトログリセリン系薬剤でもあるため、併用はできません。)
もし、高血圧で治療中である場合、降圧薬は服用しつつ、ED薬を服用してください。
ED治療薬を使用するからと言って、降圧薬は中断しないようお願いします。
血圧が90/50mmHgを下回る方は、バイアグラ、レビトラ、シアリスいずれも服用できません。
ED治療薬によって、血圧がより低下する可能性がるためです。
脂質異常症は、やはり、ペニスの動脈硬化から、勃起不全を高率に引き起こします。
脂質異常症の治療は、ED治療に繋がります。
治療を受ける事をお勧めいたします。
いずれのED薬も、併用可能です。
主だった脂質異常症の薬品名を列挙致します。
メバロチン、プラバスタチン、リピトール、アトルバスタチン、リバロ、ピタバスタチン、クレストール、
ロスバスタチン、ベザトール、ベザフィブラート、リピディル、エパデール、ゼチーア
糖尿病は、ペニスの動脈硬化を来たし、自律神経障害もきたすことから、
勃起不全を高率に引き起こします。
報告にもよりますが、正常な方と比べ、およそ3倍の発症リスクが有るともされています。
糖尿病のコントロールとEDの程度には、相関関係が有るとされています。
糖尿病が重度であればあるほど、EDも重度あるとされます。
また、治療により糖尿病が改善すると、EDも改善するとされています。
糖尿病治療薬は、主には、インスリンを分泌するSU薬、グリニド、
インスリン抵抗性を改善させるメトホルミン、ピオグリタゾン、
糖吸収を緩徐化するα-GI、インスリン注射、新規糖尿病治療薬である、インクレチン関連薬等が挙げられます。
いずれの薬剤とも、併用は可能です。
主だった薬品名を列挙致します。
アマリール、グリメオリド、グリミクロン、グリクラチド、ダオニール、オイグルコン、グリベンクラミド、
ファスティック、ナテグリニド、グルファスト、メトグルコ、アクトス、ベイスン、ボグリボース、
グルコバイ、アカルボース、セイブル、ジャヌビア、グラクティブ、ネシーナ、エクア、テネリア、トラゼンタ、スイニ―
バイエッタ、ビクトーザ、リキスミア、ビデュリオン
EDの原因です。
BMIで判断する肥満は、EDと強く相関します。
運動時間は、EDと逆相関します。
体重のコントロールと適度な運度は、治療する上で重要です。