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『バイアグラの効果を上げる運動・下げる運動を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』

バイアグラの効果を上げる運動・下げる運動
  • バイアグラという薬剤には、その効果を上げる運動、そして下げる運動が、それぞれ有る
  • バイアグラの効果を上げる運動とは、ズバリ 『長めの軽い持久力運動』
  • バイアグラの効果を下げる運動とは、ズバリ 『行きすぎた筋トレ』
  • ただし筋トレも行きすぎない、適切なもので有れば、効果を上げる運動に変える事も可能

  

バイアグラという薬剤には、その効果を上げる運動、そして下げる運動が、それぞれ有り、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、これらについて解説をさせて頂く事が有ります。


基本的に運動は、バイアグラの効果にとっても、ED自体にとっても、良い影響を与えるものです。 特にEDに関して 『運動不足』 はEDの明示化されたリスクファクターの一つであり、 運動不足の解消はEDの改善に明確な学術的根拠が有ると言われています。


しかし一言に運動とは言っても、運動なら何でも良いという訳では有りません。 中にはバイアグラの効果を上げる為にやっているはずの運動が、 逆効果、つまりバイアグラの効果を下げる運動になってしまっているようなケースも有ります。


そうした状況を受けて、こちらのページでは、バイアグラの効果を上げる運動、そして下げる運動に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医がそのそれぞれについて解説をさせて頂いている次第です。 宜しければご一読下さいませ。


<当ページのもくじ>

  1. 【バイアグラの効果を上げる運動】
  2. 【バイアグラの効果を下げる運動】

1.【バイアグラの効果を上げる運動】

バイアグラの効果を上げる運動

バイアグラの効果を上げる運動、下げる運動のそれぞれに関して、 こちらでは 『バイアグラの効果を上げる運動』 の方を、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説させて頂きます。


バイアグラの効果を上げる運動とは、ズバリ 『長めの軽い持久力運動』 になります。 持久力運動とは、持続的に行う・息が切れるタイプの運動の事で、有酸素運動であるランニング、ウォーキング、水泳、トレッキングなどがそこに含まれます。 この中で水泳とトレッキングに関しては、持久力運動としての要素の他、軽い筋肉トレーニング的な要素も内包されています。 こうした持久力運動は、軽めなものをできるだけ長時間行うのが、バイアグラの効果を上げる運動としては望ましいものです。


こうしたスタイルの運動 『長めの軽い持久力運動』 は、血管内皮という、バイアグラなどPDE5阻害薬の作用主座である血管領域の、 活性化・機能改善に好影響を与えるため、 バイアグラの効果を上げるのには、実に最適な運動と言えます。


また、もちろん原病であるEDが改善しED自体の重症度が低下した方が、バイアグラなどの効果も上がりやすくなりますが、 ED自体も、こうした軽めの持久力運動を長めに、かつ、習慣的に行う事で、年齢なりの改善を果たす事ができますので、 原病改善に伴う重症度の低下という意味合いにおいても、こうした運動を習慣的に行う事は、バイアグラの効果を上げる為にも望ましいものと言えます。


またこうした長めの軽い持久力運動を習慣的に続ける事は、運動不足以外のEDリスクファクターである、肥満、糖尿病、高血圧の改善にも良く、 また肥満の改善自体が二次的に他のリスクファクターである睡眠時無呼吸症候群の改善にも良いとされているので、 EDをまだ発症されていない方にとっては、ED発症の予防策として、 EDを既に発症されている方には、運動不足を含めた複数のEDリスクファクターの改善において、それぞれ望ましいと言えます。


このように 『長めの軽い持久力運動』 は新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医としても、 皆様の生活の中に是非とも導入して頂きたいものの一つになります。


2.【バイアグラの効果を下げる運動】

バイアグラの効果を下げる運動

上記にバイアグラの効果を上げる運動について記載させて頂きました。 一方、こちらではバイアグラの効果を 『下げる』 運動に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。


バイアグラの効果を下げる運動とは、ズバリ 『行きすぎた筋トレ』 になります。 上記に、長めで軽い持久力運動は 「血管内皮機能の活性化を来たし、バイアグラの効果を上げる運動としてとても望ましいものである」 と解説させて頂きましたが、 一方、行きすぎた筋トレ、つまり、いきみを伴う高強度の筋肉運動などは、それとは逆に、短期的に血管内皮機能を低下させてしまう傾向があるので、 同じ運動というカテゴリーでは有りながらも、バイアグラの効果に関して、これらはむしろ 『効果を下げる運動』 になってしまう可能性が有ります。


また、このような 『行きすぎた筋トレ』 は長期的に行った場合、その負荷によって、段々と血管の柔軟性が低下し、その結果、血管壁の厚みを増加させていってしまう事で、 血管内皮機能における血管運動を短期的でなく、慢性的にも低下させてしまう恐れが有り、長期的視点においてもバイアグラの効果を下げる運動になってしまう可能性が有ります。


そして近年の研究では加齢を重ねて行けば行くほど、行きすぎた筋トレによる、こうした悪影響は増強しやすくなるとも報告されており、 中高年以上の方における、いきみを伴う高強度な筋肉運動などには、より深い注意が必要とも思われます。


また 『行きすぎた筋トレ』 に伴う事が多い、タンパク比重が過剰に偏った食生活は、勃起など体の運行において、 本来必要な微量元素など栄養分を局所的に欠乏させてしまう事で、 ベースの勃起機能などを下げてしまい、結果これも、バイアグラの効果を下げる事に繋がってしまう怖れが有ります。


ただし筋トレも 『行きすぎないレベル』 の、適切な内容のもので有れば、 むしろ男性ホルモン濃度の亢進、インスリン抵抗性の改善などによって、 間接的にバイアグラの効果を上げてくれる運動に変える事も可能かと思われます。


ご自身の行う筋トレがバイアグラの効果を下げる運動とならないよう、 筋トレを行う場合には、専門のトレーナーと相談をしながら進める事を、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医としてお勧め致します。



以上、バイアグラの効果を上げる運動、また効果を下げる運動に関して、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きました。


適切な持久力運動は他にもストレスマネジメント、認知症の予防などにも良いとされており、多面的な効果が期待できます。 運動に伴う転倒や関節への負担などにも気をつけながら、 日々の暮らしの中に 『長めで軽い持久力運動』 をぜひ導入して行きましょう!

(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2023-09-19)

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