『バイアグラを自慰行為で試す場合の2つの注意点を新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説』
- ・バイアグラを自慰行為で試す場合には主に2つの注意点が有ります。
- ・一つは 『性欲を引き起こすものが必要』 である事、
- ・もう一つは 『緊張感は違う可能性が高い』 事になります。
- ・新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医がこれらに関して解説をさせて頂いております。
バイアグラを最初に試す時に、実際の性交からでなく自慰行為から試してみたいというニーズを、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にてお伺いする事が有り、 その場合には主に2つの注意点がある事を解説させて頂いている次第です。
自慰行為は性交と同様に『性行為』に内包される生理的活動にて、性的興奮に始まり、勃起して、射精に至るという意味合いにおいては、 実際の性交とそのシステムの流れは変わらないものなので、自慰行為でバイアグラをお試しになる事自体は全く問題ございません。
またその使用方法に関しても、自慰行為で使う場合も実際の性交で使う場合も、バイアグラの基本的な使用方法である、 ①空腹時(前の食事から4時間以上経過している事) ②素面時(アルコールが入っていない事) で服薬する事など全く変わらないのですが、 実は、バイアグラを自慰行為で試す場合には、実際の性交とは違った、主に2つの注意点が有るのです。
こちらのページでは新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が、
この2つの注意点に関して、その詳細を解説させて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。
＜当ページのもくじ＞
- 【性欲を引き起こすものが必要】
- 【緊張感は違う可能性が高い】
1.【性欲を引き起こすものが必要】
バイアグラを自慰行為で試す場合の2つの注意点、まず最初にご紹介させて頂きますのは、 『性欲を引き起こすものが必要』 な事に関して、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医から解説をさせて頂きます。
実際の性交と自慰行為との大きな違いとして、 実際の性交時には、女性ないしは性欲の対象たる人物が、その場に存在している事が有るかと思われます。
バイアグラは本質的に陰茎に作用する局所の血管拡張薬であるため、本剤には性欲を引き起こす作用は全く有りません。 ゆえにバイアグラが機能するに当たっては、実際の性交であっても、また自慰行為であっても、性欲を引き起こしてくれる存在が必要になって参ります。 それが実際の性交の場合には、眼前にいる人物がそれに相当するのですが、 一方の自慰行為の場合は、性欲を引き起こす存在つまり性的な動画・静止画・紙面などを、 自前で用意しておく必要が有ります。
実際の人物も、一方の性的な動画・静止画・紙面なども、 引き起こされる性欲には本質的な違いは全く有りませんので、 自慰行為における性欲を引き起こす存在に関しては、 ご自身が自慰行為しやすいようなメディアなどをご用意して頂く形で全く問題は無いと思われます。
実際にバイアグラを自慰行為でお試しになるという場合には、 こうした性欲を引き起こす存在の用意を忘れないようにする事、 これが2つの注意点のウチの一つであり、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来でも、 実際にこのように解説をさせて頂いている次第です。
2.【緊張感は違う可能性が高い】
バイアグラを自慰行為で試す場合の2つの注意点、続いてのご紹介は、 『緊張感は違う可能性が高い』 事について新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きます。
バイアグラを自慰行為で試す場合と、実際の性交で試す場合とで、決定的に違う事が一つ有ります。 それはその場における 『緊張感』 の度合いになります。 自宅でくつろいだ気分で、行う自慰行為と、 あるいは初めてのお相手と行う実際の性交とでは、 感じられる緊張感は全く違うものになるかと思われます。
もちろん、性交における対人への緊張感は、 その性交を一緒に行う人物との馴れそめ・関係性・相手のパーソナリティ・相手の性交経験・ご自身の性交経験、等々、 数多くの因子が関わるものなので、その緊張の度合いは、人そして相手によって全く異なってくるかとも思われます。
しかし緊張感やプレッシャーなどの心理的、精神的要素は、生活習慣病や加齢、喫煙と同様にEDの明確なリスクファクターの一つであり、 こうしたリスクファクターが多ければ多いほど、EDは悪化しやすく、またバイアグラなどの勃起改善薬は効きにくくなる傾向は否めません。
つまり、自慰行為におけるバイアグラのトライアルでは、実際の性交時に比べ緊張感が少ないという意味合いにおいては、 EDリスクファクターが一つ分、少なくなると言え、 むしろバイアグラのトライアルとしては、 実際の性交よりも、自慰行為の方が上手くいきやすくなってしまう可能性がある事は、 本剤の自慰行為でのトライアルの際にはしっかりと認識して頂いた方が宜しい事かと存じます。
バイアグラをまずは自慰行為にて試してみたいというニーズに対しては、 2つの注意点のもう一つとして、 実際の性交時に感じる緊張感は、 自慰行為でのトライアルにおいては再現できない場合が多い事を、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医外来にて解説をさせて頂いております。
以上、バイアグラを自慰行為で試す場合の2つの注意点として、 『性欲を引き起こすものが必要』 である事、 また 『緊張感は違う可能性が高い』 事について、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きました。
実は、バイアグラを実際の性交前に自慰行為でお試しになりたいという方の場合、
元々、性交時における緊張感が他の方より、少し強い傾向が見受けられ、
その指導上は、どちらかと言うと 『緊張感は違う可能性が高い』 事に関しての解説の方が主体になる事が多いです。
(記載：新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医：須田隆興、最終確認日：2024-12-10)
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