本当の色は?

バイアグラの本当の色とはどのようなものでしょうか?



バイアグラの製剤特徴に関して」

バイアグラの本当の色について記載しております。


<当ページの項目リスト>

  1. 【バイアグラって本当の色は何色なの?】
  2. 【気になるケースとは】
  3. 【有効成分との関係】
  4. 【バイアグラのジェネリック:後発医薬品では】
  5. 【怖い偽造品のお話】
  6. 【本当の色という判断】

1.【バイアグラって本当の色は何色なの?】

バイアグラの本当の色は何色なのでしょうか? 実際、本当の正規品のファイザー社バイアグラはきれいな青い色です。 しかし実はあれは着色されたものなので、 詳しくは後述しますがその薬効の主成分、つまり本当の色はなんと白い色なのです。 つまり本剤の本当の色は、実は青い色ではなく白い色とも言う事ができます。


バイアグラはファイザー社より17年前に鮮烈なデビューを飾り、 本剤が出現するまで、あまり具体性のなかったED治療を一変させてしまいました。

バイアグラが出る前までのED治療というと、

  1. ペニスに直接血管拡張薬を投与する。
  2. ポンプによる陰圧で陰茎を膨らませたのちに、輪ゴムでペニスの根本を拘束する
  3. ペニスに手術的に人工物を挿入して、勃起を模倣する
  4. 生活習慣病を改善させて血管内皮機能・動脈硬化の改善を図る

とこうしたものが主体でした。しかしペニスに直接血管拡張薬を投与する方法は、 今でもEDの検査上でする事はありますが、ペニスに針を刺すという痛みの問題や、 副作用としての海綿体の線維化など、日常で施行するには運用上も問題が多いです。

一方ポンプによる陰圧でペニスを膨らませる方法に関しては、若干その手技が煩雑であり、 人によって出来る・出来ないが別れるばかりか、方法としての満足感が低いという意見も多いです。 また、ご想像できる通り、この方法はセックスパートナーの深い理解が必要でもあります。

またペニスに人工物を手術的に挿入して、勃起を模倣するやり方に関しては、本格的な外科手術であり、 施行する前に検討しなければいけない副作用や感染症などのネガティブなテーマは多数と言えます。

最後に生活習慣病を改善させて血管内内皮機能・動脈硬化を改善させるやり方に関しては、 ED治療としては最も理想的なものと言えますが、 出来たとしても勃起の改善を自覚できるまでに長い時間がかかるという可能性と、 進行してしまった動脈硬化自体は極めて改善しにくいという問題が有ります。


こうしたバイアグラ出現以前のED治療は、 今、本剤が存在する状況のED治療とは頻度もボリュームも全く違うものであり、 日本には1300万人のED患者が存在するとされていますが、 とてもこの巨大な罹病人口をフォローできるものではありません。 本剤の出現によって初めてED治療の現状は革命的な変化を迎えたのです。
しかし、バイアグラのような副作用が少なく効果的なED治療薬が出現したことによって、 社会は大きな影響を受けます。 その影響の悪い要素の一端がバイアグラ偽造品のネットを主体とした通信販売です。 そもそも本剤の「本当の色」というテーマは、 本剤が本当のものしか存在しなかった状況においては必要ないものです。 みなさまバイアグラのユーザーが本剤の本当の色を気にし始めたのは、 ネットにおける本剤の偽造品の通販が拡大してからのように思われます。


本稿ではバイアグラと「本当の色」というテーマを主軸に、 バイアグラの本当の色が気になるケースに関して、 バイアグラの有効成分と本当の色の関係に関して、 またバイアグラ・ジェネリックの本当の色に関して、 バイアグラの本当の色と怖い偽造品のお話に関して、 最後に「本当の色」という判断自体に関して記載しております。 ご参照くださいませ。


2.【気になるケースとは】

みなさんにとってバイアグラの本当の色が気になるケースはどんな時でしょうか? それはお手元のバイアグラ(らしきもの)が本当の薬剤なのか気になる状況で 「本当の色」が気になるのではないでしょうか?
実はバイアグラは処方箋医薬品というカテゴリーになり、 対面での処方が関連法規にて規定されている薬剤です。 つまり本剤の通信販売自体がイリーガルなのです。
インターネットで取り寄せたバイアグラを謳う商品が実際に届いて、 それを見てみると今まで飲んでいたクリニックから処方されているバイアグラと色や形が違うと感じます。 そこで初めて、本剤の「本当の色」というテーマが出現します。


つまりバイアグラの本当の色が気になるケースは、 そのバイアグラ(らしきもの)が本当の薬剤なのかどうか、 ユーザーが疑っている状況で本当の色が気になるという状況が中心であると思われます。
その他にも、保健所認可でないイリーガルなクリニック(らしきもの)に行ったときに、 いろいろ怪しい印象があり、 また出てきたバイアグラがPTP包装(みなさんご存じのプチっとおして錠剤を出すあのシートの事です。) に包まれておらず、 自家分封でパッケージングされており、シリアルナンバーも会社名もわからない、 青いダイヤ型の錠剤を売りつけられたりと、 通信販売同様にユーザーが危機感を覚える状況が、 バイアグラの本当の色というインフォメーションを必要とするのだと思われます。


3.【有効成分との関係】

それではバイアグラの「本当の色」とは何の色なのでしょうか? ファイザー社の本当の正規品バイアグラは青い色なので、青が一つの正解と言えます。 しかし実はレビトラにしても、シアリスにしても、バイアグラのジェネリック医薬品にしても、 またバイアグラにしてもですが、これらの正規品自体はほぼ例外なく、 その製造過程で着色されています。 言い換えますと、これらは色を後付けされてああいった製品に完成させられているのです。
つまり、バイアグラの偽造品を作成している非合法のグループもまた本剤の偽造品に着色をしており、 それを存分に調整する事ができるので、 まったく本剤の有効成分が入っていない偽造品でもインクの色を調整する事で限りなく、 ファイザーバイアグラの本当の色に近づけることも理論的には可能なのです。


「じゃあ、元々のバイアグラの有効成分って本当は何の色なの?」という疑問がわいてくるかと思われますが、 バイアグラの有効成分はシルデナフィルクエン酸塩という名称になるのですが、 実はこれは本当は「白い色」の結晶性の粉末なのです。 上記にファイザー社正規品のバイアグラの本当の色は青が一つの正解と申しましたが、 本剤の心臓部とも言うべき有効成分の本当の色はなんと「白い色」なのです。
ちなみにバイアグラの偽造品を作成している非合法グループは、 ユーザーの長期的健康など全く考えていないので本剤の偽造品の作成に当たっては、 人の口に入ることを想定されていないプリンターインクの色などを調整して、 バイアグラの「本当の色」に近づけています。 彼らが本剤の偽造品を作成するに当たり、 一番の目標はいかに本当らしく作成するかというのが中心にならざるを得ないので、 さまざまな着色料を使用して本剤の本当の色に近づけるべく努力(?)をしているのだと思われます。


4.【バイアグラのジェネリック:後発医薬品では】

このバイアグラと「本当の色」という事態をさらに複雑にさせた、新しい存在があります。 それはバイアグラのジェネリック医薬品です。
バイアグラは近年、 その医薬品特許失効を迎え、 バイアグラの有効成分である上記シルデナフィルクエン酸塩を使用した本当のジェネリック医薬品 (正式には後発医薬品と申します) の国内生産が可能になり、その後多くの厚生労働省認可の国産ジェネリックが発売になりました。
これらは中身は全く同じ有効成分な上に、 用法・用量・分量・効果および効能が先発品である本物のファイザー社バイアグラと同じでないと、 厚生労働省の承認が下りないようになっているので、 端的に言うとバイアグラと本剤のジェネリックであるシルデナフィルシリーズは 「効き目」「使い方」が全く一緒なのです。 ちなみにこの厚生労働省の評価基準にはその製剤の「色」は入っておりません。


しかしバイアグラジェネリックのほとんどがそのデザイン上、 ファイザー社バイアグラとの差別化を図っていて、 つまり色や形がまったく違うものの方がむしろ多数派です。 つまり本剤のジェネリックは「バイアグラの本当の色」とは違うものの方が主体なのです。
その製剤の色がバイアグラの本当の色と違ってても、 これらは間違いなく本当のED治療薬です。しかし色などのその見た目が違うので、 初めてバイアグラから本剤のジェネリックに移行される方の中には 「これは本物なのかな?」という疑念を感じられる方もいます。
それというのも、またネットのお話になってしまいますが、 インターネットにて非合法に販売されている通販品ED改善薬の中には、 「これはファイザー社のバイアグラジェネリックである」と謳うものがあります。 へんな話ですが、調査結果を拝見するとバイアグラジェネリックの偽造品の方が、 本当のバイアグラジェネリックよりも、 本当のファイザー社バイアグラのデザインに似ているものが多いようにも思われます。
こうしたイリーガルな通販ビジネスの悪影響もあり、 実売価格が良心的で本当のバイアグラと同じ作用を持つ本当の本剤のジェネリックが、 その形状の差異から間接的な風評被害にあっている状況も 「バイアグラの本当の色」など既存概念の悪影響である事は否めません。


5.【怖い偽造品のお話】

上記にむしろバイアグラの偽造品は、 本剤の本当のジェネリック医薬品よりも本剤の「本当の色」っぽくしていると記載しましたが、 この「本当の色」っぽくしているイリーガルな偽造品のお話をさせていただきます。
これらバイアグラの偽造品は、本当の正規品を砕いて少々入れたもの、 もしくはこれすらも入っていないもので構成されており、 小麦粉やさまざまな混ぜ物にプリンターインクなどを混入して、 「本当の色」に似せて作られているものが主体です。
本来、医薬品は無菌もしくは丁寧に除菌された環境で作成されていますが、 ユーザーの長期的健康など考えていない偽造品ビジネスのグループは、 こうした感染症を防ぐような環境設備にはもちろん資金をかける理由がありません。 実際、正規品業者のファイザー社やバイエル社、イーライリリー社の介入調査によると、 インターネット通販にて「本物の色」っぽく作られているED薬の偽造品から、 なんと大腸菌などの雑菌が検出されたと報告されております。


また上記しましたが「本当の色」に見せかけるために使われている塗料は、 もちろん人が口に入れても大丈夫な高価な染料でなく、 プリンターなどに使用されている本来人の口に入るようなものではない原料を使用して、 本当の色っぽく仕上げている製剤が多いとの事です。
またこの本当の色っぽく作成された偽造品の開発者は、もちろん薬理学の博士である事は無く、 彼らは思いつきで混ぜ込んだ糖尿病の薬品など様々なものを混ぜてしまい、 結果として世界中で死亡者や後遺症に苦しむ被害者を生み出す事になります。
ED治療薬を使用する上でもっとも大切なのはそれが安全や薬品であるかという判断指標であり、 その判断指標の最たるものが入手経路です。 上記の各社による介入調査では、 インターネット流通品のバイアグラなどED改善薬を謳う薬品 (に似せているもの)の90%以上が偽造品であったと報告しています。


6.【本当の色という判断】

バイアグラの「本当の色」が気になる状況が、 それが偽造品ではないかと思わせるシチュエーションが主体であると上記しましたが、 偽造品であるかどうかを判断する指標として 「本当の色」というのは非常に心もとないものである事が皆様に伝わりましたでしょうか?
本当にそれが偽造品であるかどうかという判断指標の中核になるのは、 「本当の色」のような外観上のものではなく入手経路です。 バイアグラ・レビトラ・シアリス・シルデナフィル (バイアグラのジェネリック医薬品は本剤の有効成分からとって、 いずれもシルデナフィルという名称が商標に導入されています。) は医師からの対面での処方が各関連法規上での前提となっており、 インターネット通販によるED治療薬入手は発売する側も、購入する側もそもそもイリーガルです。


イリーガルな方法で入手したバイアグラはいかに本当の色っぽくても、 もちろんイリーガルな薬剤内容である可能性は非常に高く、 今までも報告されている本当の色っぽく作成されている本剤の偽造品は、 その健康被害や死亡事故などの報告を考えると服薬自体が非常に危険と言えます。 ぜひともバイアグラ・レビトラ・シアリス・シルデナフィルは、 ED専門のクリニックで直接処方して頂く事をお勧めいたします。 「本当の色」を気にしなくとも、安心して使えるED治療薬がそこでは処方されています。
新宿ライフクリニック は正規品ファイザー社バイアグラの処方量においても東京の新宿トップクラスのED専門クリニックです。 年中無休で10時から20時まで新宿駅前で診療しています。ぜひご気軽にご相談にいらして下さいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)