レビトラの評価は群をぬいています
本剤は報告上も、また当院の外来経験としても最も満足感が高い勃起改善薬です。
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レビトラは最も満足感が高いとされる勃起改善薬です
【要約】
勃起改善薬は現在、先発品として3種あり、また内1種の製造特許切れによる後発医薬品があります。 後発医薬品は先発医薬品とその効果・使用方法・副作用などが全く変わらないので、 日本における正規品の勃起改善薬のそれぞれの個性の違いとは、 先発品3種の個性の違いの事です。
これらはそれぞれに特徴が分かれますので、
患者さんが勃起改善薬に何を求めるかによって、
患者さんの満足感が変わってくる傾向は否めないのですが、
総合的な満足感は実はこのバイエル薬品株式会社のレビトラが最も高いとされています。
レビトラという勃起改善薬はバイエル薬品株式会社からリリースされており、
国際誕生が2003年3月。そして日本国内では5㎎と10㎎が2004年6月に、
20㎎が2007年7月に国内での処方が始まってます。
公表されているレビトラの満足感の高さは当院:新宿ライフクリニックの外来経験にも合致していて、
当院にてレビトラを初診時に処方した場合の再診時におけるレビトラのリピート率は、
他の勃起改善薬に比較して最も高いです。
こうした満足感を反映してか、
新宿ライフクリニックのインポテンス外来では実はレビトラの特に20㎎が先発3種の勃起改善薬の中で、
処方量トップです。
自分は新宿ライフクリニックの院長で43歳の日本性機能学会専門医ですが、
実は勃起改善薬の中ではレビトラ20mgをメインで使用しています。
それはレビトラの即効性と高い改善効果に自分が満足感を感じているからです。
ただし後述しますが、
レビトラにユーザーの満足感を下げてしまう欠点が全く無い訳ではなく、
本剤にも高脂肪食による薬効の低下などの問題はあり、
そうしたレビトラの欠点から他の勃起改善薬を選択される方も少なくはありません。
本項では、これから勃起改善薬を選択される方のために、
このレビトラの高い満足感に関する報告、そしてその理由、またレビトラの欠点などに関して、
詳しく記載させて頂いております。
宜しければご参照下さいませ。
さて、冒頭よりレビトラは最も満足感が高い勃起改善薬である事をご紹介させて頂いておりますが、 こうしたレビトラの評価を客観的に観察している製薬会社の報告があります。 コチラではそうした報告をご紹介させて頂きます。
まずレビトラを479名の被験者に2年の長期にわたって使用した報告があるのですが、 こちらではGAQ(Global Assessment Question)という被験者からのレビトラの評価を質問形式で採集しています。 いわく「この治療(レビトラ)により、あなたの勃起は改善しましたか?」というGAQに対しては、 479名の被験者の内、なんと90~92%が「ハイ」と答えています。 この薬効に対する満足感の度合は他の勃起改善薬の報告ではちょっと見られないレベルの高さです。
また国内の特定使用成績調査では318例の被験者を対象に6ヶ月の長期にわたってこれを検証していますが、 こちらの満足感の調査ではなんど318例中の312例つまり98.11%が満足感を得たと報告しております。 こうした薬剤の臨床報告で、ほぼ100%に近い数値を出す事はとても稀な事で、 これはレビトラの製剤としての高いクオリティによる結果と思われます。
なお前述のとおり、レビトラの錠剤には5mgと10mgと20mgの用量があるのですが、 勃起の改善率に関してはこの用量が上がるほど上昇する傾向があります。 「改善率が上がるという事は副作用も上がるのでは?」と皆さんご心配になられますが、 例えば10mgと20mg間では副作用発現頻度に統計学的有意差は見られなかったとバイエル薬品株式会社は報告しており、 効果の上昇と共に危険性も一緒に上がる訳ではないのでどうぞご安心下さいませ。
前項にてレビトラの特定使用成績調査にて98.11%が使用による満足感を得たという、
本剤の高い満足感に関する臨床報告をご紹介させて頂きました。
それでは何故にレビトラはここまでの高い満足感を示す事が出来たのでしょうか?
本項ではこのレビトラの高い満足感の理由に関して記載しております。
レビトラが高い満足感を示すという、その薬効上の理由は大きく3つです。 一つは本剤の即効性、二つ目は勃起改善効果の高さ、 そして三つ目は既存の有効成分シルデナフィルに比較してレビトラのバルデナフィルという有効成分が、 副作用の総体発生頻度がだいぶ低い事、以上3点によって本剤の高い満足感が示されているものと推察されます。
・「即効性」に関して:
レビトラは製剤の使用上内服30分で薬効が安定化すると説明される事が多いですが、
じつはその薬効はもっと早く出ている可能性が高く、これは日本国内での検討ですが、
レビトラ服薬後、15分以内に挿入を試みた80%以上で勃起機能の改善が見られた事が報告されています。
有効に時間を使いたい方にとって本剤の即効性は深い満足感をユーザーに与えるものでしょう。
・「勃起改善効果の高さ」に関して:
もちろん勃起改善薬に期待される主な作用はインポテンスの改善に他なりません。
前述させて頂きましたが、大規模かつ長期間の臨床試験にてレビトラは90~92%のユーザーに勃起の改善を来したと報告されています。
この高い改善率は本剤の信頼性につながり、そして勃起改善薬の運用で失敗されたくない方にとって深い満足感を与えるものでしょう。
・「副作用の総体発生頻度が低い事」に関して:
レビトラは即効性があり、勃起改善効果が高いのに、
実は副作用に関しては既存の有効成分であるシルデナフィルに比較してだいぶ低下してるのです。
シルデナフィルの総体の副作用発現頻度が国内臨床試験で157例中65例つまり41.40%であるのに対して、
レビトラの主成分バルデナフィルは国内データにて913例中257例つまり28.15%とかなりの低下を示しています。
勃起改善薬の副作用を心配している方にとって本剤の副作用頻度の低さは深い満足感を与えるものと思われます。
つまり、まとめるとレビトラは従来の勃起改善薬に比較して「早く効き」・「高い改善効果があり」・「安全性も上がっている」 と言う事です。これらがレビトラがユーザーに高い満足感を示すに至った理由と思われます。
前項にてレビトラが高い満足感を示すに至る、その薬効上の理由に関して記載させて頂きました。 しかし、深い満足感を示し得る本剤にも他の勃起改善薬に比較して欠点が全く無い訳では無く、 これらレビトラの欠点を理由に他の勃起改善薬をメインで運用される方ももちろんいらっしゃいます。
代表的なレビトラの満足感を下げる欠点には3つあります。 一つは高脂肪食で薬効が落ちやすい事、 二つ目は併用禁忌薬剤が多い事、 三つ目は火照りが出やすい事、 これらが本剤の満足感を下げる欠点として挙げられます。
・「高脂肪食で薬効が落ちやすい」:
レビトラは標準的な食事(食事の総エネルギーに占める脂肪の割合が約30%)では、
血中濃度への悪影響はなかったと報告されてますが、高脂肪食つまり脂肪分の多い食事、
代表的には豚骨ラーメン、焼肉、ハンバーガーなどでは血中濃度の低下から本剤の薬効が低下してしまうリスクがあり、
本剤の運用上、服薬前・服薬直後の食事内容には十分に配慮を加える必要があります。
年齢や罹病背景に対して適正なレビトラの用量を選択しても、薬効があまり出ない場合は、
こうした服薬前・服薬直後の食事内容を検証する必要があります。
・「併用禁忌薬剤が多い事」:
レビトラは3種ある先発勃起改善薬の中で併用禁忌薬剤が最も多く、
今迄レビトラを運用されていた方が、病院で新しく処方が加えられる事によって、
本剤を使用できなくなるような事もたまに見られます。
全ての勃起改善薬にとって併用禁忌となる硝酸剤あるいは一酸化窒素供与剤に関しては、
本剤ももちろん禁忌指定なのですが、
その他、本剤特有の併用禁忌医薬品には抗不整脈薬の一部、抗真菌薬の一部、HIV感染症治療薬の一部が含まれ、
その併用禁忌医薬品の種類の多さは勃起改善薬としてはNo1です。
・「火照りが出やすい事」:
前項にて本剤は既存の有効成分であるシルデナフィルに比較して、
副作用の総体発生頻度が少ない事が満足感を高めていると記載しましたが、
一点「火照り」に関しては他の勃起改善薬よりも出やすい事が報告されています。
「火照り」とは、代表的には頬が熱い感じがするという副作用で、
とくに出現しても無害な副作用ですが、人によっては満足感を損なう欠点として感じられるようです。
日本人の臨床データでは10.84%に火照りが出ると報告されています(シルデナフィルは10.19%)。
つまり、まとめるとレビトラは服薬前ならびに服薬直後の食事に気を付けなければならない点と、 併用してはいけない処方箋医薬品が多い点、 ならびに火照りが出現し易い事がユーザーの満足感を下げる要因になり得ます。
以上、レビトラに関し、その深い満足感を主要なテーマとして多岐にわたり記載させて頂きました。
レビトラには勃起改善薬としての欠点もありますが、
それ以上に高い満足感に寄与する良い特徴が複数ある事、
そしてレビトラの高い満足感には臨床試験などの客観的な評価が根拠にある事がお分かり頂けたかと存じます。
ここでは上述の内容の総まとめとして、レビトラが向いている患者さんのタイプを記載いたします。
(レビトラが向いている患者さんのタイプ)
こうした方にとってレビトラは深い満足感を与え得る良質な勃起改善薬です。 ご興味が湧いた方は、正規勃起改善薬を扱うクリニックなどで是非とも医師と相談して見て下さい。 その際には病院で処方されている薬品や加療されている疾患がわかるものをお持ちいただくと、 レビトラの使用禁忌の判別上望ましいと思われます。
新宿ライフクリニックでは「レビトラの高い満足感に関しての報告」など、
日本性機能学会専門医が主宰する専門クリニックとして様々な情報提供をさせて頂いております。
ご相談・お悩みがある方は、東京はJR新宿駅前の当院にどうぞご気軽にいらして下さいませ。
(記載:日本性機能学会専門医-須田隆興)