レビトラ系のバイアグラ系に対する優れた点は、薬効の表れが早い事で、 バイアグラ系のレビトラ系に対する優れた点は、費用対効果が良い所です。
もともとレビトラとバイアグラはPDE5阻害という同じシステムを利用した薬剤どうしなので、 体の負担・副作用・勃起の改善効果などに関して、大きい違いは無く、 また、どちらも単発の性行為に当てて設計された短時間薬効の勃起改善薬どうしなので、その使用感自体もそっくりです。 レビトラとバイアグラのお互いの相手に対する優れた点は、かなりしっかり比較しないと個人単位では把握しにくいモノが有ると思われます。
そこでこちらのページでは、新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が、「レビトラとバイアグラはそっくり?」をメインテーマに、
レビトラ系とバイアグラ系のそれぞれのそれぞれに対する優れた点を分割して、解説をさせて頂いております。
宜しければご一読下さいませ。
<当ページのもくじ>
レビトラとバイアグラは効果がそっくりで、その違いがわかりにくい事を受け、 こちらでは、レビトラ系の、バイアグラ系に対する優れた点について解説をさせて頂いております。
それぞれ標準量であるレビトラ系の20mgとバイアグラ系の50mgとを比較した場合、 冒頭で述べたように、体の負担・副作用・勃起の改善効果などに関して、両者は大きな差を示しません。
しかし服薬から薬効の現れる早さに関しては、バイアグラ系の1時間に対してレビトラ系は30分と、 バイアグラ系よりレビトラ系の方が30分ほど薬効の現れが早いです。 これはお互い効果の体感に関してはそっくりなものの 『お急ぎ』 の状況においては、レビトラ系はバイアグラ系に対する優れた点が有ると言うことができます。
また薬効が現れてから、薬効が消えていくまでの 『薬効の持続時間』 に関しては、バイアグラ系の5時間に対してレビトラ系が8時間と、 +3時間ものゆとりが有ります。 これはお互いの勃起改善作用に関してはそっくりなものの、服薬から性行為を終了するまでの時間に関しては、レビトラの方が 『ゆとり』 を持てるという、 これもまた、レビトラ系のバイアグラ系に対する優れた点を示しているものと思われます。
レビトラとバイアグラの使用感はそっくりで、それぞれ相手に対する優れた点がわかりにくい事を受けて、 こちらではバイアグラ系の、レビトラ系に対する優れた点に関して日本性機能学会専門医が解説をさせて頂いております。
バイアグラ系統、レビトラ系統、この2系統の勃起改善薬は、すでに国内における正式な特許失効を迎えており、 生物学的同等性が厚労省によって確認されている正式な後発医薬品(ジェネリック医薬品)が、それぞれすでに存在しています。
ED薬は特許失効に伴い厚労省認可のジェネリックが処方されるようになると、 同系統の先発医薬品と後発医薬品との間で、また同系統の会社違いの後発医薬品どうしで、販売競争が始まる傾向が有り、 いずれも薬効は全く同じもの同士なので、競争の内容はシンプルに卸値の勝負になりやすいです。 また後発医薬品の発売から年数が経過するほどに全体の卸値が低くなっていく傾向も見受けられます。
上記したようにそれぞれ標準量であるレビトラ系の20mgとバイアグラ系の50mgを比較した場合、 体の負担・副作用・勃起の改善効果などに関して、両者は大きな差を示しませんが、 その処方価格を比較した場合、7年早く特許を失効しているバイアグラ系の方が、価格競合の期間が長い分、 レビトラ系より処方価格が安い傾向があります。
当新宿ライフクリニックのケースで言うと、バイアグラ系の正式なジェネリック 『シルデナフィル錠50mgVI「YD」』 が税込み740円 (2022年11月07日現在) に対して 、 レビトラ系の正式なジェネリック 『バルデナフィル20mg「サワイ」』 が税込み1290円 (2022年11月07日現在) となっており、 お互い標準量間で比較すると、効果自体に関してはそっくりなものの、処方価格としては1錠あたり550円もの差が出ています。 この状況は 『費用対効果面』 においては 、バイアグラ系はレビトラ系に対する優れた点が有る事を示しているかと存じます。
以上、レビトラとバイアグラの薬効がそっくりな事を踏まえて、それぞれ相手に対する優れた点に関して、 新宿ライフクリニックの日本性機能学会専門医が解説をさせて頂きました。
なかなか個人で使用している場合、ほとんどの方が毎日セックスするわけではないので、 性行為の頻度的にも、バイアグラ系とレビトラ系の違いを把握するのは少し難しいかとも思われます。 新宿ライフクリニックではこうした、それぞれの製剤のぞれぞれに対する優れた点などに関しての質問も 随時受け付けておりますので、どうぞご気軽にお尋ね下さいませ。
(記載:新宿ライフクリニック-日本性機能学会専門医:須田隆興、最終確認日:2022-11-29)
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